印スイス系のアグリテックVC、トルコ食品市場に進出

印スイス系の農業ベンチャーキャピタル(VC)、パイオニアリング・ベンチャーズはこのほど、トルコの食品市場に参入する意向を明らかにした。現地紙『ヒュリエットデイリー』によると、同社は現地に子会社「DistriCoアナトリア」を設立してインド産バナナを輸入し、「ハッピー・バナナズ」のブランドで展開する。来年初頭の流通開始を見込む。

パイオニアリング・ベンチャーズは水耕栽培やスマート温室といったアグリテック(スマート農業)を軸に、インドで生産から流通・販売までを垂直統合した包括的な農業プラットフォームを運用している。トルコ市場参入に際してはQRコードを用いたトレーサビリティ(生産履歴の追跡)システムを導入し、消費者がバナナの産地などを確認できるようにする。

同社は現在、150万人の消費者に1日当たり450トンの食品を提供している。

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