ブルガリアの新興企業、保険業界向け仮想アシスタントを開発

ブルガリアの新興ソフト会社アブレラ(Ablera)が米IBMの人工知能(AI)システムをベースに、保険会社向け仮想アシスタント「ベス(Beth)」の提供を開始した。顧客や代理店、従業員とのやりとりに活用することで、定型業務を簡易かつ迅速に実行できるようになる。また、多言語に対応することから、幅広い利用が可能となる。

IBMによると、ベスはIBMのAIサービス「ワトソン」のAIアシスタントおよび翻訳機能を活用し、見積もりや事故受付(FNOL)、保険金手続きなどで書類の記入といった作業を支援する。これにより、業務を素早く、簡単に実行できるようになる。どんな端末でも機能するという。

ベスはすでに、自動車、住宅、旅行など個人向け損害賠償保険のすべてに対応している。年内に健康保険、法人向け保険にも守備範囲を広げる。

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