シュコダ自、クラウド活用でデジタル化を加速

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は1月26日、人工知能(AI)を重点とするデジタル転換プログラム「アクセレレートIT」を開始したと発表した。長期成長戦略「ストラテジー2025」の柱であるデジタル化を加速させるもので、米マイクロソフトのクラウドサービス「アジュール」を活用して業務の効率化や顧客サービスの向上を図る。

シュコダ自が転換を目指すモビリティー総合サービス企業にとって、データ処理とAIの活用は重要な課題だ。「アクセレレートIT」ではマイクロソフトとの提携を通じ、◇アジュール・プラットフォームを基盤にデータ・AIベースの業務・事業モデルを構築し、競合を大きくしのぐデジタル顧客サービスを実現する◇コンピテンシーセンターのシステムや、既存ソフトをアジュールに対応させる◇中東欧の中でIT技能者が「もっとも働きやすい・働きたい職場環境」を作る◇全ての業務を対象に規格化した支援システムを導入して効率化を図る――といった課題に取り組む。

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