トルコ政府が国産品の高付加価値化に向けて、特定産業における国外直接投資(DIY)への支援を強化する。従来、ソフトウエアに限って特別フリーゾーン(SBI)での投資に優遇措置を適用してきたが、この範囲を他のハイテク技術にも広げる。トルコを先端技術の供給国に育てる戦略の一環だ。
ルフサル・ペクジャン通商相は、他の新興国に比べたトルコの魅力として、◇欧州、中東、アフリカのいずれにも近い地の利◇若く有能な人材の豊富さ◇製造拠点としての競争力◇欧州連合(EU)並みのインフラの存在◇EUとの関税同盟――を挙げた。そのうえで、国外企業にトルコへの投資を呼びかけた。