トルコ自動車大手オヤック・ルノー、半導体不足で生産一時停止

トルコ自動車大手のオヤック・ルノーは9日、3月15~22日まで生産を一時停止することを明らかにした。世界的な自動車用半導体不足が同社の生産体制にも影響を及ぼしている。

オヤック・ルノーはトルコ軍恩給基金オヤックとヤピ信用銀行、仏ルノーの合弁会社として1969年に設立された。現在はオヤックが49%、ルノーが51%を出資。国内北西部のブルサ工場でルノーの「クリオ」と「メガーヌ」を製造している。年産能力は乗用車が37万8,000台、エンジンが92万基に上る。昨年の輸出台数は21万1,954台で、トルコの自動車輸出全体の23%を占めた。

トルコではオヤック・ルノー、フィアット、トヨタ、フォード・オトサン、ホンダ、現代など国際大手を含めて自動車メーカー約20社が生産拠点を構える。同国は自動車生産台数で世界14位につける。

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