セルビアが中国医薬集団(シノファーム)の新型コロナワクチンを国内で生産する。同国のブチッチ大統領が11日、訪問先のアラブ首長国連邦(UAE)で明らかにした。中国およびUAEと協力して工場を設置し、早ければ10月15日に生産を開始する。
新工場では変異ウイルスの発生に備え、将来的に複数種類のワクチンを製造できるようにする。
セルビアはロシア製の新型コロナワクチン「スプートニクV」についても5月20日から国内生産を開始する予定だ。ブチッチ大統領によると、同ワクチンの生産能力は2,000万回分。国内で必要な500万回分を除き国外に供給する。