ロンドンタクシーの製造会社LEVC、ポーランド市場に進出

ロンドンタクシーの製造会社として知られるロンドン・エレクトリック・ビークル・カンパニー(LEVC)は19日、ポーランドのポーリッシュ・エレクトリック・ビークル・カンパニー(PEVC)と独占販売契約を結び、同国市場に進出すると発表した。国外進出を通じて事業を拡大する戦略の一環だ。年末までに欧州で30社以上と提携して販売網を整備することを予定している。

PEVCは首都ワルシャワのほか、ポズナニとシチェチンに拠点を持つ。LEVCブランドをのみを扱い、タクシー及びミッドサイズバン仕様の「TX」と、新型バン「VN5」の販売からアフターサービスまでを一括して請け負う。

LEVCは1919年に英コベントリーでカーボディーズとして創業。100年以上にわたって「ブラックキャブ」の愛称で親しまれるロンドンタクシーの製造を手がけてきた。2013年に中国・吉林グループの傘下に入った。

2018年からロンドンタクシーの新車に「温暖化ガスの排出がゼロになる機能を持つこと」が求められたのを機に、ハイブリッドの「TX」を開発した。