米フォードとトルコ複合企業コチ・ホールディングの合弁会社フォード・オトサンは14日、今月19日から6月13日までコジャエリ県ゴルジュク工場の操業を停止すると発表した。今月3日から9日の休止に続くもので、半導体不足が続いているのが理由だ。年次夏季休業を前倒しする形をとり、休み明けの生産台数を増やすことで年間生産計画の達成を図る。
休業期間は保守作業や生産ラインの調整に活用し、新規投資への準備を整える。コジャエリ県イェニキョイ工場とエスキシェヒル県イノニュ工場は操業を続ける。
車載半導体は、新型コロナ流行を機にサプライチェーンが混乱し、世界的に供給が不足している。これに悪天候や地震による停電、工場火災などが重なり、状況が悪化している。