シュコダ自、新モデル製造でカーボンニュートラル達成

●電動SUV「エンヤク」の製造・物流・リサイクル工程で

●CO2削減に向けた総合的な取り組みの一環

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車 はこのほど、新型電動SUV「エンヤク(Enyaq)iV」の製造(車両・車載電池)および物流、リサイクリングなどの工程でカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量を実質ゼロ)を実現したと発表した。

シュコダは、CO2削減に向けて総合的な取り組みを実施している。例えば、製造工程で必要なエネルギーに再生可能エネルギーを利用している。また、チェコの本社工場の屋根には国内最大の太陽光発電ルーフシステムを設置する。さらに、今後10年以内には、チェコにあるすべての工場に再生可能エネルギーを供給する計画。

このほか、人工知能(AI)を使って輸送コンテナのスペースを最大限に活用することで、2020年上半期だけで150のコンテナと約80トンのCO2を削減することに成功した。引き続き、サプライヤーや関連企業にもCO2排出削減を求めていくほか、車両本体や車載電池のリサイクルを推進していく。CO2排出の回避が難しい生産工程に関しては、インドの風力発電パーク建設などの気候保護プロジェクトの支援を通してCO2排出量を相殺する。

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