●「ガゼルNN」のピックアップトラックモデルを国内向けに出荷●プラットフォーム共通化で将来的に4種類のトラックを生産
ロシアの商用車大手GAZは7日、トルコ北西部のサカリヤ県に設置した工場が稼働を開始したと発表した。小型商用車「ガゼルNN」のピックアップトラックモデルを生産し、国内向けに出荷する予定。
「ガゼルNN」は欧州連合(EU)の排出ガス基準「ユーロ6」を満たすロシアメーカー初の小型商用車となる。トルコで販売されるモデルは3人乗りで、最大積載量は3.5トン、ホイールベースの長さは3,740ミリメートル。車体上部の架装は現地メーカー製の部品で行い、最大22立法メートルのスペースを確保している。
自社開発した2.8リットル・ディーゼルエンジンを搭載する。トランスミッションの寿命は30万キロメートルに強化された。
GAZのグループ企業として初めての海外支所となるGAZトルコのユクセル氏は、同国で「ガゼルNN」のプラットフォームを用いて4種類のボックス型トラックを生産する意向を示した。