シノファーム・ワクチンのセルビア生産、ベオグラード郊外に工場設置

●セルビア、中国、UAEの共同プロジェクト

●月200万回分を生産し、周辺諸国にも出荷

中国医薬集団(シノファーム)の新型コロナワクチンをセルビアで生産するプロジェクトで、工場がベオグラード郊外に建設されることが決定した。地元のゼムン市当局が発表した。

同プロジェクトは、セルビアと中国、アラブ首長国連邦(UAE)が協力して進めている。工場では当初、ワクチンの包装業務のみ扱い、後に製造も手がける。月200万回分を生産し、国内はもちろん、周辺諸国にも出荷する。また、PCR検査キットの生産も計画されている。

プロジェクトが発表された3月時点で、アレクサンダー・ヴチッチ大統領は工場が10月15日までに稼働するとの見方を明らかにしている。

セルビアは今月、ロシアのワクチン「スプートニクV」の国内生産を開始したばかり。

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