ルーマニア家電販売大手、充電スタンド運営事業者と戦略提携

●アクショネット株の30%を取得し、充電網の拡張を支援

●顧客向けに再可エネと省エネサービスを提供

ルーマニアの家電・情報機器小売大手アルテックス・グループは28日、EV充電スタンド運営及び電動車(BEV/HEV)向けソリューションを手がける国内企業アクショネットIoT(Axionet IoT)と戦略提携すると発表した。充電インフラ整備と、顧客向けの再生可能エネルギー並びに省エネサービスの導入が目的だ。また、アクショネットの株式30%を取得し、同社の「ポリフェイザ(Polyfazer)」充電スタンド網の拡張を支援する。

アクショネットはポリフェイザ事業を2017年に立ち上げた。これまでに国内100カ所強で充電スタンドを運営し、その時価は推定200万ユーロ前後に上る。同社のソリューションを使うと充電設備と直接交信できるほか、アプリを通じて銀行カードやショートメッセージ(SMS)ですぐに決済できる。

今回の提携では、アクショネットのネットワークを通じて、グループ内外の顧客に再可エネ・ソリューション及びサービスを提供していく。

アルテックスは家電や情報機器を扱う小売大手で4,000人強を雇用する。昨年、売上高で50億レウ(10億ユーロ強)、純利益で1億2,330万レウを計上した。(1RON=26.68JPY)

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