シュコダ自、「MQ200」変速機の累計生産数が800万基に

●MQ200はVWグループの1~1.6リットルのモデルに搭載

●チェコ本社工場の日産数は1,900基

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は20日、手動変速機「MQ200」の累計生産数が800万基に達したと発表した。同変速機は5段または6段変速で、VWグループの複数モデルに搭載されている。シュコダは同変速機をムラダー・ボレスラフの本社工場で2000年から生産しており、昨年の生産数は38万3,000基、1日あたりの生産数は1,900基に上る。

「MQ200」は対応トルク200Nmで、VW、アウディ、セアトの排気量1リットルから1.6リットルのモデルに搭載されている。同社は同変速機の他、コンパクトカー向けの「MQ100」変速機をムラダー・ボレスラフ工場で、7速デュアルクラッチトランスミッション(DSG)「DQ200」をヴルフラビー工場で生産している。

ムラダー・ボレスラフ工場ではこのほか、シュコダのプラグインハイブリッド車(PHV)「スペルブiV」と「オクタビアiV」向けの高圧トラクションバッテリーを生産している。来年初頭からはSUV「エンヤクiV」向けに、電動車用プラットフォーム「MEB」用のバッテリーシステムの生産を開始する予定だ。

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