●カルーガにある三菱自との合弁工場に輸出拠点機能を追加
●11月から出荷を開始、年内に1.2万台を輸出予定
欧米自動車大手のステランティスはこのほど、ロシアに輸出ハブを設けると発表した。ユーラシア事業の強化・国際化を目指す長期戦略に沿ったもので、自動車およびエンジンを欧州・中南米・北米に供給する。秋から出荷を開始する。
三菱自動車と合弁で運営するカルーガ工場(PSMAルス)に輸出拠点の機能を追加する。11月から商用バンのプジョー「エキスパート」、オペル「ビバロ」、シトロエン「ジャンピー」の輸出を開始し、年内に1万2,000台の出荷を目指す。
来年末までにカルーガ工場で生産を開始するフィアット「スクード」も輸出モデルに加わることになる。
ステランティスはロシアで、輸出用ディーゼルエンジンの量産も開始している。