シュコダ自が生産再開、半導体不足で夏季休暇延長

●半導体不足による未完成車は4万台強、5万台を目途に再調整

●従業員には賃金の85%と特別手当を支給

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社、シュコダ自動車が夏季休暇を終え、22日夕から生産を再開した。夏季休暇は通常、8月前半の2週間と決まっているが、車載電子機器向け半導体部品の不足が解消せず、1週間の延長を強いられた。従業員には第3週の手当として賃金の85%と特別手当を支給した。合計すると、通常の賃金よりも額が大きくなったという。

労組のヤロスラフ・ポフシーク代表によると、半導体が欠けている未完成車が現在、工場敷地内に4万台強ある。この数が5万台に近づく事態になれば、改めてシフトを減らして対応することになる見通しだ。

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