露ズベル、欧州テクノロジー企業提携プログラムに参加

●ハイテク分野での情報交換を通じ、業界との提携を模索

●欧州評議会はテック世界大手14社と提携

ロシアの国営テクノロジー・金融大手ズベルは10日、自社主催の国際AI(人工知能)会議で、欧州評議会によるテクノロジー企業提携プログラムへの参加合意を交わした。ハイテク分野での情報や最良事例の交換を行い、業界との相互作用や提携を模索する。

人権保護、民主主義などの分野での国際協調に取り組む欧州評議会は2017年、人権問題の観点からテクノロジー企業とデジタル分野のプロジェクトで協働するための提携フレームワークを策定した。現在欧州48ヵ国が加盟し、アップル、フェイスブック、グーグル、IBM、マイクロソフトなどテック世界大手14社と提携している。

ズベルのベディヤキン第1副社長は、AI技術開発に人が介在するうえでの共通ルールを確立するうえで、欧州評議会と業界世界大手の提携が重要な役割を果たすとし、自社の参加を意義付けた。欧州評議会ロシア代表のソルタノフスキー氏は、ズベルの参加を通して露テック企業の見解が国際的に認知されるようになることへの期待を示した。

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