シュコダ自、デジタル技術で国際的デザイン賞を受賞

●スマホアプリ「マイシュコダ」は部門最優秀賞に輝く

●顧客の利便性向上への寄与が評価される

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は15日、国際的なデザイン賞である「レッド・ドット・デザイン賞」の「インターフェース&ユーザーエクスペリエンスデザイン」部門で初めて受賞したと発表した。スマホアプリ「マイシュコダ」と、アプリやシステムの設計の枠組みを構築した「シュコダ・フロー」プロジェクトの双方が入賞した。なかでも「マイシュコダ」は部門最優秀賞の「ベスト・オブ・ザ・ベスト」に輝いた。

スマホアプリ「マイシュコダ」はデザインコンセプトが高評価された。スマホからの遠隔操作であらかじめ暖房や冷房のスイッチを入れて車内の気温を調節したり、施錠・開錠したりできる。また、車のトランクを宅配ボックス代わりに使い、荷物を受け取れる。自動車の状態や点検日の管理も可能だ。

審査委員会は、シュコダのキャッチコピー「Simply Clever」の通り、エレクトロモビリティを顧客にとって「便利で使いやすく」したとアプリを評価した。

「シュコダ・フロー」プロジェクトは、スマホ、スマートウオッチからコンピュータ、車載インフォテインメントシステムまで、どんな端末を使っても同じように操作できるようにする目的で実施された。アプリやシステムの設計に使用されるコンポーネントを標準化し、ガイドライン、システムリソースとともに提供。顧客が戸惑うことなく利用できる環境を整えた。

上部へスクロール