●巨大市場であるドイツでの事業を強化する狙い
●利用者数は医療関係者200万人、患者数は10万人まで拡大
ポーランド初のユニコーン(評価額10億ドル超の未上場企業)で、医療サービスのポータルサイトを運営するドックプランナーはこのほど、独同業のヤメダを買収したと発表した。同国への本格進出に向けた事業基盤強化が狙い。買収額は明らかにしていない。
ドックプランナーは独自に開発した予約用プラットフォームや業務管理ソフトウエアを医療機関に提供している。ヤメダは同分野でのドイツ最大手で、月間利用者数は医師2万人、患者数は800万人に上る。2015年以来、同国のメディア大手フーベルト・ブルダ・メディアの傘下にある。
ドイツは欧州全体の健康医療関連支出の50%以上を占める巨大市場。ドックプランナーは今後ヤメダに2億5,000万ユーロの資金やノウハウを提供し、同国事業をさらに強化する予定。
今回の買収により、ドックプランナーの進出先は12カ国となり、利用者数は全体で医療関係者200万人、患者数は10万人まで拡大する。