ロシア、ステルス無人戦闘機「オホートニク」を開発

●エンジンの一部のジェットノズルを3Dプリンタで製造

●オホートニクは2024の量産開始を予定

ロシア国防省はこのほど、シベリアのノボシビルスク航空機社で、ステルス無人戦闘機(UAV)「オホートニク」(Okhotnik=狩人の意)の試作機を公開した。クリボルチコ国防副大臣は今後、初飛行に備えて地上での包括的なテストを行っていく意向を示した。最新の試作機はジェットエンジンの一部に3Dプリントによるフラットジェットノズルを備え、レーダーによる捕捉を困難にしているのが特徴。2024年の量産開始を予定している。

同機は国営ハイテク企業体ロステック傘下の統一航空機(UAC)が開発した。最高時速は1,000キロメートル。機体に特殊な塗料を使用してステルス性を高めている。最大重量は20トン。国防省によると、スホーイのステルス戦闘機「Su-57」と連携して展開し、地上や空中の目標を攻撃する。Su-57のパイロットは4機以上のオホートニクを同時に操ることができるという。

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