物流ソリューションのスタートアップ。荷主と運送業者向けに、小口トラック貨物（LTL）※サービスのプラットフォームを運営している。このほど実施したブリッジラウンド（シードとシリーズAのつなぎのステージ）では500万ドルを獲得した。資金は技術面の強化と、重要市場であるドイツの攻略に振り向ける。
同社のプラットフォームでは、メインとなる物流マーケットプレイスのほか、荷物管理、分析・レポートツールを利用できる。荷主はマーケットプレイスで複数の運送事業者から見積もりを取ることが可能。預けた荷物は同プラットフォームから追跡でき、サービス利用後には集荷から配達までの評価報告を受けられる。
2020年4月の設立。今年6月のシードラウンドで190万ドルを調達して以降、月間の成長率は25％を超えている。今回獲得した資金による技術投資は主に運送業者向けに、位置情報に基づく新サービス、配車繰りの改善、需給状況に応じて価格を変える動的価格設定などの機能強化を行う予定。
※LTL：Less than TruckLoadの略（大文字部分）。複数の荷主から集めた小口貨物をトラック1台に混載することで荷主のコスト負担を下げる運送手段。運送業者側にとっては貨物スペースの利用最大化につながり、運用コストを下げられる。また、トラックの稼働数を下げることで、温室効果ガスの排出低減にも寄与する。
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