●「エンヤックiV」などBEVの販売好調が貢献
●同社は排出量を30年までに20年比で50%未満に抑える方針
シュコダ自動車は1日、昨年、欧州で販売した車両の二酸化炭素(CO2)平均排出量が欧州連合(EU)の基準を下回ったと発表した。完全電動車(BEW)の販売好調が排出量低減に貢献した。シュコダ自では、2030年までに平均排出量を20年の半分以下へ縮小させる目標だ。
欧州連合(EU)およびノルウェー、アイスランドで昨年納入した自動車のCO2平均排出量は走行1キロメートル当たり114.8グラムと、EU基準値を3グラム下回った。クロスオーバーSUV「エンヤックiV」の3万9,000台を含め、BEV販売台数が4万4,400台、プラグインハイブリッド(PHV)が2万7,600台となり、平均排出量の低減に貢献した。
シュコダ自では今後も排出量の低下に取り組む方針だ。長期戦略「ネクストレベル」に沿い、30年までにエンヤックiVよりも小型・低価格のBEVを3モデル以上発売する。これにより、販売台数に占めるBEVの割合を最低で50%、最高で70%まで引き上げる。また、販売車両の平均排出量を20年の50%未満に抑える。