ポーランドのバス大手ソラリス、タリン市からCNGバスを追加受注

●「ウルビーノ」シリーズ50両をオプション受注

●同市を走るソラリスのCNGバスは350台に

ポーランドのバス製造大手ソラリスはこのほど、エストニアのタリン市交通公社(TLT)から50台の圧縮天然ガス(CNG)車を追加受注したと発表した。内訳は車長12メートルの「ウルビーノ12」が20台、同18メートルの「ウルビーノ18」が30台。受注額は約1,500万ユーロで、今年9月の納入を予定する。これによりタリン市を走るソラリスのCNGバスは計350台となる。

今回のタリン市の発注は2021年に結んだ契約にオプションとして含まれていた。同契約に基づきソラリスはCNGバス100台を供給している。すでに19~20年にはTLTへ同バス200台を納入済みだ。

納入車両のエンジン出力は235キロワット(kW)で、寒冷地向けの冷間始動(コールドスタート)機能を搭載する。車両前方の屋根の上部に設置された天然ガス燃料タンクの容量は、「ウルビーノ12」が1,575リットル、「ウルビーノ18」が1,875リットルだ。

車両には乗客への情報案内システムやモバイル端末の充電用のUSBポート、セキュリティカメラなどが装備されている。乗降客数の自動カウントや自動消火などのシステムも持つ。

ソラリスは過去にもタリン市にトロリーバスの「トロリーノ」を納入した実績を持つ。

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