スロバキアのエアロモービル、4人乗り「空飛ぶ車」発表

●空飛ぶ「配車」サービス需要を見込み、27年の市場投入を計画

●同サービスの潜在需要は北米だけでも年700億米ドルに上る

「空飛ぶ車」を開発するスロバキアのエアロモービルは15日、4人乗りの新モデル「AMネクスト」を発表した。2024年に発売予定の2人乗りモデル「AM4.0」に次ぐ第2弾で、空飛ぶ「配車」サービス需要を見込む。27年の市場投入を計画する。

エアロモービルでは、「車では遠すぎるが、飛行機に乗るには近すぎる」、100~500マイルほどの移動手段として、自社製品の特長が生かせるとみている。「仕事であれ行楽であれ、焦ることなくドアツードアで楽に移動できる」と長所を強調する。

ある経営コンサルティング大手の調べによると、エアロモービルを用いた空飛ぶ配車サービスの潜在需要は北米だけでも年700億米ドルに上る。既存のインフラが活用できるほか、道路交通・航空規則に適合しているため迅速に実用化でき、電動垂直離着陸機(eVTOL)よりも航続距離がずっと大きいという利点があるという。

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