ルーマニアAI会話ビジネスアプリのドルイド、1,500万ドル調達

●資金は欧州と北米での事業加速に投資

●同社は24年までに世界で1,000の顧客獲得を目標に掲げる

人工知能(AI)を活用した自動会話ビジネスアプリを手掛けるルーマニアのドルイド(Druid)はこのほど、2回目となる成長資金調達ラウンドで1,500万ドルを獲得した。資金は欧州と北米での事業加速に投資する。今年は欧州でフランスとドイツに事業拠点を開設し、英国と米国の拠点は統合する計画。事業拡大のため、世界中で従業員を6割増やす考えだ。

ドルイドは2019年設立で、リアルタイムで自動会話するAIチャットボットを企業向けに開発・提供している。地元の事務業務自動化システム(RPA)開発大手ユーアイパス(UiPath)との提携で国際事業を急拡大した。2024年までに世界中で1,000の顧客獲得を目標に掲げる。

今回の投資の中心となったのはカルマ・ベンチャーズ、ホクストン・ベンチャーズで、昨年初めの成長資金調達ラウンド(240万ドル獲得)を主導したギャップマインダーや、ドイツ、スイス、ポーランド、ルーマニアの投資会社も参加した。国際コンサルティング大手デロイトから急成長企業に選ばれるなど、投資先としてドルイドへの注目は高まっている。

上部へスクロール