●自動車メーカーからの直接受注は独VWに続いて2回目
●レベル3の自動運転を実現する「イノヴィズ2」センサーを供給
自動運転車向けライダー(LiDAR)センサーの開発を手がけるイスラエルのイノヴィズ(Innoviz)・テクノロジーズは8日、アジアの大手自動車メーカーから乗用車量産モデル向けのセンサーを受注したと発表した。自動車メーカーから直接、受注したのは先月の独フォルクスワーゲン(VW)に続いて2回目。イノヴィズでは、今後の展望に自信を深めている。
具体的な受注先の名前は明らかにしていないが、乗用車向けに「イノヴィズ2」センサーを供給する。これにより、一定の条件を満たす場合に自動運転装置が運転操作を行う「自動運転レベル3」が実現できるという。納入は2024年に開始する見通しだ。
イノヴィズは先月、VWグループの全自動運転車に自社製品が採用されると発表。VWの自動運転ソフト開発を担うカリアドと提携して、ライダーセンサーをVWグループ車に統合する。受注規模は66億米ドル。