ノルスクハイドロ、ハンガリーにアルミ・リサイクル工場を設置

●リサイクル材から高質合金を生産し、押出成形部品に加工

●年間処理能力は9万トン、リサイクルにより電力を95%節約

ノルウェーのアルミ大手ノルスクハイドロが、ハンガリー中西部のセーケシュフェヘールヴァールにリサイクル工場を設置する。年間処理能力は9万トンで、投資額は約8,800万ユーロ。2024年第1四半期(1-3月期)に稼働する計画だ。80人の雇用創出が見込まれる。

リサイクル工場は、ノルスクハイドロの子会社ハイドロエクストリュージョン・ハンガリーの隣で建設中だ。リサイクル材料から生産する高質合金を、ハイドロエクストリュージョンが高級車用の押出成形部品に加工して出荷する。

ノルスクハイドロによると、アルミ合金の生産に必要な電力は、リサイクルすることで95%節約できる。製造工程で出るスクラップも、使用後のスクラップも材料となるため、顧客である自動車メーカーと協力して循環型経済の推進に貢献できるとみている。

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