半導体の米オンセミ、ルーマニア開発拠点を強化

●自動車向け絶縁ゲートドライバなどを開発していく

●ブカレスト拠点の強化を通じて欧州事業の成長を図る

半導体大手の米オン・セミコンダクタ(オンセミ)は4日、ルーマニアの首都ブカレストに新しい半導体設計センターを開設した。昨年のイタリア・ミラノ・センターに続くもので、ブカレスト拠点の強化を通じて欧州事業の成長を図る。

新センターは面積3,000平方メートルで、オフィスと研究スペースから成る。オンセミでは、◇耐熱性に優れ、長寿命の製品◇自動車向け絶縁ゲートドライバ◇スマート計測監視ソリューション向け高精度部品――を開発していくと説明している。

ブカレスト拠点は2003年に米カタリスト・セミコンダクタによって設立された。オンセミの同社買収を通じて2008年にオンセミの傘下に入った。現在、従業員数は100人を超える。

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