●同社の施設は現在、国内に470カ所、ドイツとチェコに計63カ所
●将来的に全土で2万2,000以上の給電施設が必要になる見込み
ポーランド石油最大手PKNオルレンは15日、2030年末までに電動車(EV)向けの充電施設を国内1,000カ所に導入する計画を発表した。同社は現在、国内に470カ所、ドイツとチェコに計63カ所の施設を持つ。26年までにドイツ国内にも434カ所の給電施設を設置する計画だ。
ポーランド自動産業協会(PZPM)とポーランド代替燃料協会(PSPA)のレポートによると、国内には現在2,232カ所の給電施設がある。PSPAは、欧州委員会が導入を検討している新規制を満たすには現在の10倍の数の施設が必要だとしている。
欧州議会は給電施設を一定数設置するよう加盟国に求め、基準に達しない場合には制裁措置を取ることを検討中だ。同議会の運輸委員会は主要道路沿いで60キロメートルごとに給電施設を1ヵ所設置することを加盟国に求めることを検討している。