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2022/12/7

自動車

ダイムラーの電気トラック「eアクトロス」、ルーマニアに初導入

この記事の要約

●航続距離300キロと400キロのモデルを計3台導入●現地の顧客がデモンストレーションを兼ね実際の業務で使用商用車大手のダイムラー・トラックはルーマニアのメルセデスベンツ・トラックアンドバス・ルーマニアを通じ、同国に電気 […]

●航続距離300キロと400キロのモデルを計3台導入

●現地の顧客がデモンストレーションを兼ね実際の業務で使用

商用車大手のダイムラー・トラックはルーマニアのメルセデスベンツ・トラックアンドバス・ルーマニアを通じ、同国に電気トラックを導入した。ルーマニア初となる同社の電気トラックは、航続距離300キロの「eアクトロス300」と同400キロの「eアクトロス400」。計3台を現地の顧客がデモンストレーションを兼ねて実際の業務で使用する。ニュースサイト『ルーマニア・インサイダー』が11月29日に伝えた。

「eアクトロス300」と「eアクトロス400」は最大積載量がそれぞれ19トン、27トン。最高速度はどちらも89km/hで、搭載する3つまたは4つのバッテリーの合計容量は112キロワット時(kWh)に上る。充電出力は最大160キロワット(kW)で、400アンペアの高速充電では残量20%から80%まで1時間強で充電できる。

3台の電気トラックは小売、日用消費財(FMCG)、宅配などに関連した輸送分野で活用される。メルセデスベンツ・トラックアンドバス・ルーマニアのヴァレリュー・ザハリア最高経営責任者(CEO)は、電動商用車の開発と購入を促進するには多額の投資が必要だと指摘し、業界全体と当局が協力して計画を実行することが不可欠だと述べた。

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