台湾とスロバキア、半導体や新興企業分野などで協力促進

●両国経済協力委員会第2回会合の一部として行われた

●今後も実質的な協力関係を強化していくことで合意

台湾とスロバキアは2日、二国間貿易、新興企業間の交流、および半導体部門の人材育成協力の促進に向け3つの覚書(MoU)を交わした。台湾代表団のスロバキア訪問を受けて開かれた両国経済協力委員会第2回会合の一部として行われたもので、両国は今後も実質的な協力関係を強化していくことで合意した。

覚書はそれぞれ、台北輸出入協会とスロバキア輸出業者会議、台湾のスタートアップ支援機関スタートアップ・テラス(林口新創園)とスロバキアのビジネス・エージェンシー(旧中小企業開発庁)、国立中山大学とスロバキア工科大学の間で調印された。

会合ではこのほか、再生可能エネルギー、バイオテクノロジー、宇宙および科学分野での協力についての議論も行われた。代表団を率いた蔡明彦外務次官は、「スロバキアと台湾は近年、交流が活発化しており、双方が半導体や電気自動車、宇宙開発の分野での協力拡大を望んでいる」と述べた。

今回の会合には台湾側から経済部(経済省)、能源(エネルギー)局、国家科学・技術委員会(NSTC)、および政府系のバイオ技術開発センター、スロバキア側から経済省、外務・欧州問題省、教育・科学・研究・スポーツ省、投資・貿易開発庁(SARIO)、スロバキア科学アカデミーの代表が出席した。

両国は昨年12月、台北で同委員会の第1回会合を開催した。第3回会合は来年、台湾で開催される。

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