●ITやロボットを活用して「人の手を介さず」に業務を行う
●同社のクルシェヒル工場は床面積ベースで欧州最大規模
トルコのタイヤメーカー、ペトラスが2,000万米ドル(1,850万ユーロ)を投じたスマート倉庫が稼働した。中部のクルシェヒルにある工場に設けたもので、ITやロボットを活用することで「人の手を介さず」に業務を行うことができるという。
新設の多層階倉庫では、タイヤの発送にともなう倉庫・物流業務のデータをシステムがすべて記録する。タイヤ保管能力は100万本に上る。
ペトラスはクルシェヒルで唯一の工場を操業する。同社によると床面積ベースで欧州最大規模の大工場だ。乗用車、トラック・バス、オフロード車、航空機向けに2,500種のタイヤを手がける。年産能力は1,100万本。ITを活用した業務の自動化に取り組んでおり、今回の倉庫整備もこの一環だ。