ポーランド初の国産EV「イゼラ」、伊ピニンファリーナがデザインを担当

●SUV、ハッチバック、ステーションワゴンのデザインで協力する

●イゼラの第1弾モデルのSUVは2025年末までに生産する計画

ポーランドの電気自動車(EV)開発製造会社、エレクトロモビリティ・ポーランド(EMP)は21日、自動車デザインの伊ピニンファリーナと提携すると発表した。初の国産EV「イゼラ(Izera)」について、SUV、ハッチバック、ステーションワゴンの3タイプの外装と内装、およびヒューマンマシンインターフェイス(HMI)のデザインで協力する。

EMPは2025年末までにイゼラの第1弾モデルとなるコンパクトSUVを生産する計画だ。以前の報道によると、Cセグメントのイゼラは51キロワット時(kWh)ないし69kWhのバッテリーを搭載。航続距離で340~450キロメートル(WLTPサイクル)を確保する。生産は同国南部ヤヴォジュノにある工場で行う。

イゼラは中国の浙江吉利控股集団(Geely Holding)のEVプラットフォーム「サステナブル・エクスペリエンス・アーキテクチャ(SEA)」を採用する。SEAプラットフォームは1,800~3,300ミリメートルの幅広い範囲でホイールベースを設定できるのが特徴。吉利の傘下ブランド以外で同プラットフォームを導入するのはEMPが初めてとなる。

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