●初の国産EVの予約注文数は2週間で17万7,500台弱に上る
●国内外の充電ステーション運営会社が設置を急ぐ
トルコ電気・ハイブリッド自動車協会(TEHAD)のベルカン・バイラム会長によると、同国の電気自動車(EV)向け充電器の数が年内に1万基まで急増しそうだ。初の国産EVの予約注文数が受け付け開始から2週間で17万7,500台弱に上り、国内外の充電ステーション運営会社が設置を急ぐとみている。
トルコのEV充電設備の数はこれまでに6,500基に達した。充電ステーション運営免許の公布件数は2019年の5件から、これまでに122件へ増加。米テスラも先月、免許を取得した。
国内事業者としては、国産EVの製造元であるTOGGが「トゥルゴ(Trugo)」のブランド名で充電ステーション網を構築中だ。国内全81県の600カ所に、出力180キロワット(kW)および300kWの充電器を1,000基以上設置する計画だが、期日は明らかにされていない。
初の国産EV「T10X」は先月16日に予約注文の受付を開始した。TOGGでは、予想を上回る好評を受けて、今月の納入台数を当初の1万2,000台から2万台に引き上げている。
トルコの22年EV販売台数は前年比172%増の7,300台へ急増したが、それでも市場の1%を占めるに過ぎない。EV登録総数は約1万5,000台だった。