東欧経済ニュース

携帯サービス大手ビンペルコム、10年は増収増益

ロシア3位の携帯電話サービス事業者ビンペル・コミュニケーションズ(ビンペルコム)が3月29日発表した2010年12月期(通期)連結決算は、純利益が前年比49.2%増の17億米ドルに拡大した。国内景気の回復による加入者数の […]

モスクワ2空港を民営化、経営権譲渡も検討

プーチン首相は28日、モスクワにあるシェレメチェボ国際空港とヴヌコボ国際空港を統合の上、民営化する計画を明らかにした。財政赤字の削減と同時に、首都モスクワのインフラを改善することが狙い。詳細な日程は明らかにされていない。

医療機器の公共入札、現地生産が条件に=ロシア

ロシア政府は31日、医療機器を対象とする公共調達の価格・品質条件を厳しくする内容の法案を承認した。不正による予算の無駄遣いを防ぐとともに、現地生産を要件とすることにより、外国メーカーにロシア工場設置を求める意向だ。プーチ

政府高官と国営企業役員の兼任を解除、大統領が首相に指示

メドベージェフ大統領は2日、プーチン首相に対し、政府高官と大手国営企業役員の兼任を解く措置を7月1日までに実施するよう指示した。経済を政治から独立させるという2008年の選挙公約を実行に移すもので、セチン副首相やクドリン

ウクライナ鉄鋼大手、10年に黒字転換

ウクライナの鉄鋼大手ザポリージャスタリがこのほど発表した2010年通期決算は、最終利益が1億5,610万フリブナ(1,956万米ドル)となり、前年の2億9,050万フリブナの赤字から黒字に復帰した。販売量の増加と価格上昇

カザフスタン大統領選、現職が勝利宣言

カザフスタンで大統領選が実施された3日深夜、現職のナザルバエフ大統領(70歳)は「過去20年間の実績が評価された」と述べ、事実上の勝利宣言を行った。現大統領の得票率は4日時点で95.5%。前回の選挙(2005年)の91%

入札案件

N1749 グルジア:モルヒネ硝酸塩の調達 \ 入札期限:4月19日 \ コレポン:英語 \ 問合せ先:Georgia Health and Social Projects Implementation \ Center

業務提携・パートナー求む

T1076  スロベニア:自動車部品メーカーが受注を希望 \ 問合せ先:MAT d.o.o. Ljubljana, \ Mr. Gasper Zaletel, \ Prusnikova ulica 118, \ 1210

ユーロ圏と中東欧の金利政策にずれ、景気の差を反映

これまで足並みをそろえてきた欧州中央銀行(ECB)と中東欧諸国の金利政策にずれが生じている。金融危機からの回復度に差があり、焦眉の課題が国によって異なってきているからだ。ECBと同様に近い将来、利上げに動くとみられるのは

ロシア、日本6県からの食品輸入を禁止

ロシア連邦消費者保護局は24日、福島第1原子力発電所の放射能漏れ事故を受け、福島、茨城、栃木、群馬、千葉、長野の6県で地震の起こった11日以降に生産・製造された食品の輸入を禁止すると発表した。同局のオニシチェンコ長官は同

原発建設、国民投票実施も=トゥスク首相

ポーランドのトゥスク首相は23日、福島第1原子力発電所の事故を受けて原発の安全性に対する懸念が高まっていることを受け、同国が計画している原発建設計画の是非を問う国民投票を実施する可能性を示唆した。 \ 環境負荷の大きい石

自動車部品の仏フォルシア、ポーランドで工場拡張

フランスの自動車部品大手であるフォルシアが、ポーランド西部にある工場の拡張に4,000万ズロチ(約990万ユーロ)を投資する。独フォルクスワーゲン(VW)向けの部品を生産する目的で、すでに用地の取得作業に入っている。フォ

ポーランド、LNGターミナルの建設開始

ドイツとの国境に近いポーランド北西部の港湾都市シフィノウイシチェで23日、液化天然ガス(LNG)ターミナルの建設が開始された。カタールなどからタンカーでLNGを輸入し、ロシアの天然ガスへの依存率を減らすのが狙いだ。投資総

政府、電力2位タウロンの持ち株売却

ポーランド国家財産省は24日、国内2位の電力会社タウロンの持ち株11.9%を売却したと発表した。売却はブックビルディング方式で行われ、売却価格は12億8,000万ズロチ(1株当たり6.15ズロチ)。売却益は財政赤字の補て

石油大手ロトス、売却価格は今秋に決定=ポーランド政府

ポーランド政府は28日、国内石油第2位ロトスの政府保有株53.2%の買収価格を9月か10月に決定すると発表した。政府は昨年10月にロトスの民営化手続きを開始。当初は今年3月までにロトス株を売却する方針を示していたが、拘束

国営ガスPGNiG、2010年大幅増収増益

ポーランドの国営ガス石油会社PGNiGが21日発表した2010年決算は、売上高が前年比10%増の213億ズロチ、純利益が前年のほぼ2倍の24億6,000万ズロチだった。ガス事業が好調だったことに加えて、子会社の資産損失償

アセコ、グローバル企業目指し買収加速

ポーランドのIT(情報技術)最大手アセコが買収を加速する。欧州IT業界の上位10社に名を連ねるアセコは昨年末、同社として過去最高の1億4,500万米ドルという買収価格でイスラエルのフォーミュラ・システムを傘下に収め、イス

イケア、ポーランドの生産事業を強化

家具大手イケア(スウェーデン)がポーランドの生産事業を強化する。ポーランド子会社の広報担当者によると、イケアの製造子会社であるSwedwoodが同国北部にあるルババ工場の拡張を計画。年内の着工を目指し、準備を進めている。

中国と合弁のソーラー企業、工場を建設

中国・ハンガリーの合弁ソーラー企業オリエント・ソーラーがハンガリー東部に太陽電池とソーラーパネルの組み立て工場を建設する。総工費は20億フォリント。今年11月までに稼働する予定だ。同社のFerenc Gallo共同最高経

イラク北部で試掘井開坑

ハンガリーの石油ガス大手MOLは25日、イラク北部のクルド自治区にあるAkri-Bijeel鉱区でBekhme第一試掘井の掘削を開始したと発表した。昨年11月に坑井調査を完了したBijell第一試掘井に続いて同鉱区で2番

ボーダフォン、4G網構築急ぐ

携帯電話サービス大手の英ボーダフォンは、ハンガリーでの通信網拡大の一環として、第4世代(4G)ネットワークの整備を進める考えだ。ボーダフォン・ハンガリーのジョルジー・ベック最高経営責任者(CEO)が、地元週刊誌『Figy

チェコ初の大型複合発電所が着工

チェコ国営電力のCEZは25日、北ボヘミアのポチェラディで同国初の大型天然ガス複合発電所が着工したと発表した。投資額は200億コルナで2013年7月に稼働する予定だ。現地のCTK通信が28日付で伝えた。 \ 複合発電所は

チェコ、太陽光発電の拡大にブレーキ

チェコで太陽光発電の普及ペースが鈍化している。エネルギー規制庁(ERU)は20日、国内に設置された太陽光発電プラントの総出力が3月1日時点で1,958メガワット(MW)と、1月1日時点からわずかに6MWの増加にとどまった

アステラス製薬、南東欧事業を強化

アステラス製薬は25日、スロベニアとクロアチアに現地法人を設立したと発表した。このうち、リュブリャナを本拠とする販売子会社、アステラス・ファーマ・スロベニアは、南東欧の医薬品事業を統括することになる。 \ アステラスは2

ガスプロム、スロベニアで合弁設立

ロシアの天然ガス最大手ガスプロムは22日、スロベニアのガス供給会社Geoplin Plinovodiと合弁会社を設立することで合意したと発表した。ロシア産天然ガスを黒海経由で南欧に輸送するパイプライン「サウス・ストリーム

ブルガリア、原発の安全検査実施へ

ブルガリア政府は22日、同国唯一の原子力発電所であるコズロデュイ原発の安全性を点検する「ストレステスト」の実施に向けた準備作業に着手したと発表した。 \ 欧州連合(EU)は15日に開催されたエネルギー担当閣僚会議の緊急会

ブルガリア独禁当局、独エーオンに制裁金

ブルガリアの独禁当局(競争保護委員会/CPC)は23日、市場での独占的立場を乱用したとして、独電力最大手エーオンのブルガリア子会社に320万レフ(約160万ユーロ)の制裁金の支払いを命じた。 \ CPCによると、エーオン

ブルガリアの11年成長率は2.6%、EBRDが予測

欧州復興開発銀行(EBRD)はこのほど、ブルガリアの2011年経済成長予測を年初に発表した2.4%から2.6%に引き上げた。同国の経済は2009年にマイナス4.9%に落ち込み、10年もプラス0.2%と回復がもたついたが、

墺通信最大手、テレコム・セルビア買収に名乗り

オーストリア通信最大手のテレコム・オーストリアがセルビア国営テレコム・セルビアの買収に名乗りを上げた。テレコム・セルビアの発行済み株式51%の買収入札締め切り日となった21日に、セルビア財務省に買収オファーを提出した。セ

ガスプロムに追い風、政情不安や原発事故で

中東・北アフリカの政情不安や福島第一原子力発電所の事故で、天然ガスの世界最大手であるガスプロムの商機が拡大している。第一の理由は、新たな調達先として注目を集めていた北アフリカ諸国の治安が悪化し、ロシアが「より確実な供給源

裕隆汽車、ロシア企業と生産委託で交渉

ロシア自動車メーカーのDerwaysが台湾の自動車最大手、裕隆汽車との生産提携に向けて交渉を進めている。低迷する工場稼働率を引き上げる狙い。 \ ロシア経済紙『RBC』によると、裕隆汽車は北カフカス連邦管区カラチャイ・チ

カマズ、国外メーカーからの部品調達を拡大

ロシアの商用車大手カマズが国外の大手メーカーからの部品調達を拡大する。同社は現在、旧型エンジンを搭載したトラックを国内の公的機関や軍需機関、中央アジア諸国向けに販売しているが、今後は世界貿易機関(WTO)加盟に伴う輸入関

米ジョンディア、ロシア事業を拡大

農機・建機大手の米ジョンディアがロシア事業を拡大する。同社は先ごろ、在露米商工会議所が開催した投資家会議で、モスクワ近郊のドモジェドボにある組み立て工場の面積を2倍に拡大し、農機・建機のリース会社を設立する計画を明らかに

英BPとロスネフチの提携、差し止め仮処分が延長

英石油大手BPがロシア国営ロスネフチとの包括提携計画をめぐって、さらなる窮地に立たされている。ストックホルム商工会議所の仲裁機関は24日、判決日の来月7日まで計画を差し止める仮処分を延長する判断を下した。訴えているのはB

スリーエム、ロシア投資を拡大

米化学大手のスリーエムは、ロシアへの投資を拡大する。1,500万米ドル以上を投じて新たに2工場を建設するほか、800万ドルをかけて既存工場での産業用マスクの生産能力を強化する。 \ スリーエム・ロシアのReza Vazi

モスクワ銀の経営支配権獲得

ロシア2位の銀行である対外貿易銀行(VTB)は、同5位のモスクワ銀行の経営支配権を獲得したもようだ。22日付けの現地紙『ヴェドモスチ』が報じた。 \ VTBは先月下旬、モスクワ市が保有するモスクワ銀行の株式46.48%を

ロシア中銀、政策金利を据え置き

ロシア中央銀行は25日、主要政策金利を据え置くと発表した。翌日物預金金利は3%、リファイナンス金利は8%に据え置かれる。一方、預金準備率については、非居住者に対する債務の準備率を4.5%から5.5%に、それ以外の債務の準

ウクライナの11年GDP、5%に=中銀予想

ウクライナ中央銀行はこのほど、同国の今年の国内総生産(GDP)が前年比5%増になるとの見通しを示した。輸出の好調を見込んでいる。同国のGDPは経済危機の09年に14.8%減と大幅に落ち込んだが、昨年は4.2%増に回復。今

入札案件

N1745 カザフスタン:液体充填変圧器の調達 \ 入札期限:4月20日 \ コレポン:英語 \ 問合せ先:JSC CNPC-AI DAN MUNAY, \ Jibek Joly 9 Kyzylorda, \ Kyzyl

業務提携・パートナー求む

T1075  ウクライナ:送電技術会社が提携を希望 \ 問合せ先:Network Technology , \ Mr. Yuri Muzychenko, \ Kurchatova 2, p/o132, 30100, \

スターリンから名誉市民号をはく奪~ハンガリー

1990年の体制変換以来、中道右派として初めて市長に選出されたタルローシュ市長がブダペストの「美化」に取り組んでいる。名誉市民号を持たないスターリンから名誉市民号をはく奪したほか、市内にある広場の改名やソ連の記念建造物の

ロシア、対日ガス輸出の拡大を計画

日本の震災と原発事故を受け、ロシア政府が対日ガス輸出の拡大を計画している。プーチン首相は20日、エネルギー不足に陥っている日本への液化天然ガス(LNG)輸出の緊急拡大について、ロシアが欧州連合(EU)向けにパイプライン経

東欧の自動車生産、震災の影響は限定的か

日本の震災が東欧の自動車生産に与える影響は、現時点では限定的なものにとどまる見通しだ。ただ、日本の工場の復旧の遅れや原発事故の深刻化で今後、影響が広がる恐れもある。 \ 16日付のポーランドの英字新聞『ワルシャワ・ビジネ

ロシアとトルコに不協和音、サウス・ストリーム計画めぐり

ロシアのガスプロムがイタリアのエニなどと共同で推進するガスパイプライン・プロジェクト、サウス・ストリーム計画をめぐり、ロシアとトルコの間に不協和音が響いている。ガスプロムによる調査報告の未提出を理由に、トルコ政府が黒海海

2月の自動車生産台数は2.7%増

ポーランドの自動車市場調査機関Samarが17日発表した2月の自動車生産台数は8万1,269台となり、前年同月から2.72%、前月から18.07%、それぞれ増加した。1-2月の累計は15万98台で、このうち乗用車が13万

フィアット・ポーランド、2010年は赤字転落

伊自動車大手フィアットのポーランド子会社の2010年決算は、最終損益が前年の過去最高となった8億2,000万ズロチの黒字から8,200万ズロチの赤字に転落した。売上高は15%減の164億ズロチ。2002年以降で初めての赤

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