東欧経済ニュース

公務員が大規模デモ・賃下げに抗議

政府の財政緊縮策で給与が削減される公務員による抗議デモが、中東欧で相次いでいる。チェコでは21日、首都プラハで病院職員、警察官、消防士、税務署職員など約4万人が参加してデモが行われた。ネチャス首相率いる中道右派政権は、財 […]

米シェブロン、ポーランドでシェールガス坑井掘削へ

米石油大手シェブロンが来年、ポーランドでシェールガス抗井の掘削を開始する方針だ。同社のボビー・ライアン探査担当取締役がロイター通信に明らかにした。比較的コストの低い新採掘地を開拓する戦略に沿うもので、巨大なシェールガス鉱

中興通迅、ポーランドで通信網拡充

中国の通信設備大手である中興通迅(ZTE)が、ポーランドの移動通信企業Polkomtelから通信網の拡充を受注した。契約規模は明らかにされていない。 \ 450メガヘルツ周波数帯用のCDMA最新設備を設置することで既存網

ワルシャワ証取、中東欧の金融センター目指す

ワルシャワ証券取引所(WSE)は、将来的に中東欧の金融ハブになることを目指している。17日付の『ウォールストリートジャーナル(WSJ)』が、ソボレフスキー最高経営責任者(CEO)の話として伝えた。 \ 同CEOは、欧州で

エネルギー・資源企業の国外進出が加速

ポーランドのエネルギー・資源企業の国外進出が活発になっている。国外事業に最も積極的なのは、石油ガス最大手のPKNオルレンで、2003年にドイツのガソリンスタンド網を1億4,000万ユーロで取得。買収直後は赤字経営だったが

ポーランドとロシアのガス交渉が難航

ポーランドとロシアの間で進められているガス供給交渉が難航している。欧州法遵守を求める欧州連合(EU)が交渉の席に加わったことが事態を複雑にしているためだ。10月20日までに合意が得られなければ、ポーランドでガスが不足する

自動車関連3社、ハンガリー投資計画を相次ぎ発表

経済の停滞から抜け出せないでいるハンガリーで、自動車関連メーカーの大型投資が相次いでいる。独自動車メーカーのアウディとオペルのほか、韓国タイヤ最大手のハンコックタイヤが既存拠点の強化を打ち出した。財政緊縮策に慎重なハンガ

IBM、ブダペストなどに解析センター開設

IBMがブダペストなど欧州3都市に解析センターを開設する。企業の意思決定を支援するデータ解析技術の研究が目的で、世界の解析センター網の一翼を担う。IBMはグローバル戦略の一環として、2015年までに1,600万米ドルをビ

ハンガリー7月小売売上高、3年半ぶりに前年同月比増

ハンガリー中央統計局(KSH)がこのほど発表した7月の小売売上高は、季節・労働日数調整後で前月を1%上回った。小売売上高は昨年12月から3カ月連続で前月に比べて増加したが、3月から6月(0.6%減)まで低調な展開が続いて

SchenkerDBシェンカー、チェコに新物流センター開設

独運輸大手のDBシェンカーが21日、チェコのバルドゥビツェに新物流センターを開設した。同市はチェコの東北部に位置し、国内の重要な経済圏のひとつであるフラデツ・クラーロベー地方やポーランド国境に近い。「交通上の重要な中継点

スロバキア首相が次官の即時解任を否定、財務省汚職疑惑で

スロバキアのラディツォバー首相は24日、財務省と民間コンサルティング会社ハイエク・コンサルティングとの間で不透明な取引が行われたとされる疑惑が浮上している問題で、関係者とされる政府高官2人を当面は解任する考えのないことを

仏ミシュラン、セルビア生産を拡大

仏タイヤ大手ミシュランのセルビア子会社、Tigar Tyresが1,600万ユーロを投じて生産能力を強化する。輸出を拡大する狙い。セルビア政府は総額88万ユーロの投資助成を実施する。 \ Tigar Tyresは、同国南

家電大手ゴレニエ、セルビア工場新設を検討

スロベニアの白物家電大手ゴレニエが、セルビア東部のザイエチャルにおける新工場設置を検討している。投資規模は2,000万ユーロで、2011年春に操業を開始する内容だ。すでに関係当局と交渉中で、政府は雇用創出1人あたり6,0

セルビア投資に注目

中東欧の有望な投資先としてセルビアが注目が集めている。政治・経済状況が安定していることに加えて法人税率や雇用者負担率は欧州最低水準にあり、投資インセンティブも充実しているためだ。特に自動車関連産業は、旧ユーゴ連邦時代に培

チェコ電力CEZ、ルーマニアの原発事業から撤退

チェコ電力最大手CEZは22日、ルーマニアのチェルナボダ原子力発電所で3、4号炉を建設するプロジェクトから撤退すると発表した。国内事業の強化に向けて国外事業を整理する新経営戦略の一環だ。 \ CEZは今回の決定に従い、3

エアバルティック、バレンツ沿岸地域の航空網整備へ

ラトビアの国営航空エアバルティックは23日、フィンランド中部のオウル空港を拠点空港とし、バレンツ海沿岸都市を結ぶ新路線を就航する計画を明らかにした。オンライン情報サイトの『バレンツ・オブザーバー』が報じた。 \ 同空港か

中露首脳、エネルギー協力強化で合意

ロシアのメドベージェフ大統領と中国の胡錦濤国家主席は27日、北京で会談し、エネルギー分野における両国の提携強化に向けた基本合意書に調印した。エネルギーの供給大国と消費大国が協力する形で、急速に増加する中国のエネルギー需要

ロシア自動車大手GAZ、中国・第一汽車と合弁へ

ロシア自動車大手のGAZは27日、中国の第一汽車(FAW)と大型トラックの合弁生産で合意した。FAWがモデルノウハウを、GAZが製造設備及び人員を提供する。投資規模や出資比率、生産車種、生産規模など具体的な点は今後詰める

仏ロレアル、ロシア工場がオープン

フランスの大手化粧品メーカーであるロレアルは23日、同社初のロシア工場を開所した。現地生産を通じて需要拡大に迅速に対応できる体制を整え、市場の成長を追い風に事業を拡大させる狙い。 \ 新工場はモスクワの南西85キロメート

SBI、モスクワ駐在員事務所を開設

SBIホールディングスは24日、モスクワに駐在員事務所を開設したと発表した。新興市場への進出で事業拡大を図る戦略の一環で、ロシアにおける情報収集を強化する。 \ ロシアではすでに総合金融大手のIFCメトロポールと共同で投

IFC、ロシアの投資銀行に出資

世界銀行の民間融資部門である国際金融公社(IFC)が、11月初めにロシアの投資銀行Otkritieの株式15%を1億米ドルで取得する。世銀の理事会がこのほど、同計画を承認した。IFCはOtkritie株を5年間、保持する

「税優遇措置は今後も尊重」=首相、外国自動車メーカーに

ロシアのプーチン首相は21日、政府が外国自動車メーカーの現地調達率引き上げを検討している問題で、現行の税優遇措置を尊重する意向を示した。 \ サンクトペテルブルク近郊で行われた外国自動車メーカー幹部との会合で、「現地生産

イランへの武器供与を禁止

ロシア大統領府は22日、メドベージェフ大統領がイランへの対空ミサイルシステム「S-300」の供与を禁止する大統領令に署名したと発表した。国連安全保障理事会での対イラン追加制裁決議を受けた措置で、戦車、兵員輸送装甲車、軍用

割安感強い石油株

ロシアの株式市場は金融危機の打撃から力強い回復をみせているが、株価収益率(PER)は6.5倍と、新興国の株式市場の平均値である12倍を下回っており、依然として割安な水準にある。基幹産業である石油部門でも株価の戻りは遅く、

ルクオイル、自社株を買い戻し

ロシア石油2位のルクオイルは26日、伊ウニクレディト率いる投資家グループと共同で、米コノコフィリップスから自社株5%を24億米ドル弱で買収した。同日が期限の買い戻し権を行使したもので、契約で定められた株数の半数弱を取得し

露TVEL、ウクライナで核燃料生産施設を建設

ウクライナ政府は22日、ロシアの原子力独占企業体アトムエネルゴプロムの核燃料子会社TVELが同国で核燃料生産施設の建設プロジェクトを落札したと発表した。ウクライナは現在、原発で使用する核燃料のほぼ100%をTVELからの

ウクライナ自動車生産、今年も低調

ウクライナ自動車産業の低迷が続いている。同国自動車工業会(UkrAutoprom)が先ごろ発表した2010年1-8月の国内生産台数は4万5,193台で、前年同期実績を12%下回った。トラック、バスは増産だったが、主力の乗

入札案件

N1642 ウクライナ:超音波診断装置の調達 \ 入札期限:10月20日 \ コレポン:ウクライナ語 \ 問合せ先:DU Institut Pediatrii, \ Akuscherstva i Ginekologii

業務提携・パートナー求む

T1042  ラトビア:木材保存処理剤の輸出を希望 \ 問合せ先:Wood Chemicals, \ Lauris, Dzirnavu street, \ 1050, Riga, Latvia \ Tel:+371/26

ホロコースト否定ツアーに憤慨~ポーランド

ホロコースト否定論者として知られる英国の作家、デイヴィッド・アーヴィングが再び物議をかもしている。「“歴史の真実”を明かすポーランドツアー」のガイドとして21日、同国に入国したためだ。アーヴィングがポーランドを訪れたのは

資本市場の育成が安定成長のカギ=EBRD総裁

欧州復興開発銀行(EBRD)のミロー総裁は、オーストリアの日刊紙『Die Presse』(オンライン版、19日付)とのインタビューで、中東欧の安定した経済成長には、地元資本市場の育成が肝要であるとの見方を示した。また、財

高速道整備計画の縮小相次ぐ

中東欧で高速道路整備計画の縮小・凍結が相次いでいる。ギリシャに端を発した欧州債務危機を受けて各国政府が財政引き締めを強化し、公共事業費などの支出を削減しているためだ。 \ ブルガリア政府は、首都ソフィアと黒海沿岸のヴァル

M&A市場に回復の兆し

中東欧のM&A(合併・買収)市場に活気が戻りつつあるようだ。ウィーンに本社を置くコンサルティング会社MPコーポレート・ファイナンスによると、8月の同地域におけるM&Aの取引件数は前月を下回ったものの、

アゼルバイジャンなど4カ国、LNG共同事業で合意

アゼルバイジャン、グルジア、ルーマニア、ハンガリーの4カ国の首脳は14日、アゼルバイジャンの首都バクーで、液化天然ガス(LNG)の共同プロジェクト「アゼルバイジャン・グルジア・ルーマニア・インターコネクション(AGRI)

大手企業の総売上高、2009年は20%縮小=デロイト調査

世界経済が後退した昨年、中東欧でも多くの大手企業が業績に打撃を受けた。国際コンサルティング大手デロイトがまとめた2009年中東欧企業ランキング(CE Top 500)によると、上位500社の総売上高は前年を2割下回る5,

電力部門の民営化進む

ポーランド政府は電力部門の民営化を推進している。6月には業界2位タウロンの持ち株52%を新規株式公開で売却(IPO)し、42億1,000万ズロチを調達。15日には業界4位のエネルガの株式84.2%を国内最大手のPolsk

ロッテ、ポーランドを欧州攻略拠点に

ロッテホールディングスは15日、米クラフト・フーズからポーランドのチョコレート大手ヴェデルの全株式を買収したと発表した。欧州委員会による許可を受けたもので、8日付でヴェデルを正式に子会社化した。 \ 佃孝之社長はワルシャ

スカニア、ポーランド工場でバス増産

スウェーデンの商用車メーカー、スカニアがポーランド・スウプスク工場における路線バス生産を強化する。ドイツなど、欧州主要市場への輸出を拡大する目的だ。 \ スウプスク工場は14日、製造工程の合理化とスピードアップを目的とし

Nokia Siemens、鉄道通信システムセンター設立

世界2位の通信インフラ企業であるノキア・シーメンス・ネットワークス(NSN)は、ブダペストに鉄道通信ソリューションを提供するグローバル・コンピテンス・センターを設立する。13日付の現地紙『ネープサバッチャーグ』が報じた。

ハンガリー7月新規受注、外需のけん引で大幅増

ハンガリー製造業の新規受注が好調だ。中央統計局(KSH)が15日発表したところによると、7月の新規受注(数量ベース)は前年同期比29.5%増となり、4カ月連続で上昇した。受注拡大をけん引するのは外需で、国外受注残高は20

チェコ、太陽光発電の拡大にブレーキ

チェコ政府が、太陽光発電(PV)システムの過剰な設置の抑制に乗り出す。国の助成によりPVシステムの発電能力が急拡大し、電力料金が大幅に上昇する懸念があるためだ。現地通信社CTKが報じた。実現すると、太陽光発電パーク運営者

上部へスクロール