ラトビアの国営航空エアバルティックは23日、フィンランド中部のオウル空港を拠点空港とし、バレンツ海沿岸都市を結ぶ新路線を就航する計画を明らかにした。オンライン情報サイトの『バレンツ・オブザーバー』が報じた。
\同空港からは現在、ラトビアの首都リガ、フィンランドのトゥルク、ストックホルム(夏季のみ)、エストニアの首都タリン(夏季のみ)の4路線を運行中。来年からオウルをハブ空港と位置づけ、10~15路線を就航させる方針だ。
\オウルで発行されている日刊紙『Kaleva』によると、計画は3段階に分けて実施される可能性が高い。第1段階では、フィンランド北部の4空港(クーサモ、ロヴァニエミ、キッティレ、イヴァロ)とオウル空港を結ぶ。第2段階で、ノルウェーのトロムソ、ロシアのムルマンスク、アルハンゲリスクといったバレンツ海沿岸都市線を就航させる。その結果が良好であれば、モスクワ、サンクト・ペテルブルグ、コペンハーゲンといった主要都市を加える見通しという。
\オウル空港はフィンランド第2の空港で、年間利用客数はおよそ70万人。現在、大規模な拡張工事を進めており、旅客処理能力は150万人に倍増する予定だ。
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