金融

欧州中銀、物価・成長見通しを上方修正

欧州中央銀行(ECB)は14日発表した最新の内部経済予測で、ユーロ圏の2018年のインフレ率を1.4%とし、前回(9月)の1.2%から0.2ポイント上方修正した。向こう3年間の予想成長率も引き上げた。ただ、同日に開いた定 […]

ドイツ銀、ポーランドのリテール事業など売却

ドイツ銀行は14日、ポーランドのリテール事業などをスペイン同業バンコ・サンタンデールの現地子会社バンク・ザホドニに売却することで合意したと発表した。リテール事業見直しの一環。ポーランドはリテール市場の競争が厳しい上、外資

露中銀が今年6度目の利下げ、政策金利7.75%に

ロシア中央銀行は15日、主要政策金利の7日物入札レポ金利を8.25%から0.5ポイント引き下げ、7.75%とすることを決めた。下げ幅は市場予測の0.25ポイントを大幅に上回った。 利下げは今年6度目。18日から新金利を適

ゴールドマン・サックス、ポーランド拠点を強化

米金融大手ゴールドマン・サックスなど大手金融機関がポーランド拠点の強化を計画している。ロイター通信が5日報じたもので、ゴールドマン・サックスが2018年中にポーランド国内で250人を新規雇用するほか、英大手銀行スタンダー

東欧保険最大手のVIG、クロアチア子会社を合併

東欧保険最大手のウィーン・インシュアランス・グループ(VIG、オーストリア)は11日、クロアチアの2子会社を来年4月末日付で合併させると発表した。保険商品の銀行窓販(バンカシュアランス)事業を強化する狙い。実行に当たって

BASF―石油・ガス事業の合弁化で基本合意―

化学大手の独BASFとロシア系投資会社レターワンは7日、それぞれの石油・天然ガス事業を合弁化することで基本合意した。ポートフォリオの最適化やシナジー効果を通して安定的に利益を確保できる体制を構築する考え。今後は資産査定を

国際金融規制「バーゼル3」、EUは26年末までに導入へ

主要国の金融監督当局で構成されるバーゼル銀行監督委員会は7日、国際規模で事業を展開する銀行の新たな自己資本規制「バーゼル3」について最終合意した。これを受けて欧州委員会のドムブロフスキス副委員長は同日、EUが新規制を20

格付け大手2社、ブルガリアの信用格付を引き上げ

米格付け大手のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)とフィッチ・レーティングスは1日、ブルガリアの信用格付けを引き上げた。経済好調や対外債務の減少、財政赤字の削減などが評価された。 S&Pは「BBプ

みずほなど3行、ガスプロムに10億ユーロ融資

みずほ銀行と三井住友銀行(SMBC)、米JPモルガン・チェース銀行は11月28日、ロシア国営ガス会社のガスプロムに5年間で総額10億ユーロの融資枠を設定する契約を締結した。3行は昨年末からガスプロムに対し融資する調整を進

不良債権の電子取引市場創設、ECBが提唱

欧州中央銀行(ECB)は11月27日に発表した金融安定に関する報告書で、ユーロ圏の銀行の不良債権処理を進めるため、不良債権の電子取引所を創設することを提唱した。透明な取引システムを整備し、より多くの投資家を不良債権市場に

スペイン大手銀BBVA、不動産事業の大半を売却

スペイン2位銀行のバンコ・ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア(BBVA)は11月29日、国内の不動産事業の大半を米投資会社サーベラス・キャピタル・マネジメントに売却することで合意したと発表した。中核事業に経営資源を集中す

みずほなど3行、ガスプロムに10億ユーロ融資

みずほ銀行と三井住友銀行(SMBC)、米JPモルガン・チェース銀行は11月28日、ロシア国営ガス会社のガスプロムに5年間で総額10億ユーロの融資枠を設定する契約を締結した。3行は昨年末からガスプロムに対し融資する調整を進

JPモルガン―フランクに新オフィス確保―

米金融大手のJPモルガンが独フランクフルト市で新たなオフィスを借り受けた。英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を見据えた措置で、独拠点を大幅に拡大することになる。独法人のドロテー・ブレシング社長が従業員に宛てた文書

財布の現金でドイツ人はユーロ圏1位に

ドイツの消費者が財布に持つ現金は平均103ユーロに上り、ユーロ加盟国のなかで最も大きいことが、欧州中央銀行(ECB)のアンケート調査報告で分かった。ドイツ人の現金信仰が改めて裏付けられた格好で、無現金社会は当面、「遠い未

西欧のEU加盟国、中国・東欧関係の強化に懸念

中国と東欧16カ国が定期的に行っている首脳会議(16+1首脳会議)が27日、2日間の日程で始まった。大型インフラプロジェクトを中心とした協力を進め、経済関係を強化する目的で開かれているが、西欧の欧州連合(EU)加盟国では

鉄道車両大手のシュコダ、国内投資会社が買収

チェコの投資会社PPFは25日、同国の鉄道車両製造大手シュコダ・トランスポーテーションを完全買収することで株主と合意したと発表した。契約にはシュコダへの運転資金の供給も含まれる。買収額は公表されていない。当局の承認を経て

消費者景況感、12月向けは横ばいに

市場調査大手のGfKが28日発表したドイツ消費者景況感指数の12月向け予測値は11月の確定値(10.7)と同じ10.7となり、これまでに引き続き高い水準を保った。景気の見通しに関する11月の指数(12月向け予測値の算出基

BASF―石油・天然ガス部門の合弁化交渉―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)とロシア系投資会社レターワンがそれぞれの石油・天然ガス事業を合弁化する方向で交渉している。ブルームバーグ通信が報じ、BASFが24日に追認したもので、成約した場合はBASF

アリアンツ―中国で不動産ファンド立ち上げ―

保険大手の独アリアンツ(ミュンヘン)が中国のショッピングセンターを投資対象とする不動産ファンドを立ち上げる。同国ではネット通販市場が拡大しているものの、高級ショッピングセンターはこれに対抗して成長していくと判断したためで

ゴールドマン・サックス

米金融大手ゴールドマン・サックスは英国の欧州連合(EU)離脱後、EU事業の統括拠点を独フランクフルトと仏パリの2カ所に設置する考えだ。ロイド・ブランクフェイン最高経営責任者(CEO)が仏『フィガロ』紙に明らかにしたもので

生保の3分の1で資産運用収益が不足

ドイツの生命保険の3分の1以上が昨年、顧客に対する支払保証額を資産運用で賄えなかったことが、クローズドブック事業者ポリセン・ディレクト(Policen Direkt)の調査で分かった。歴史的な低金利を背景に、主要な運用手

墺金融大手RBI、ポーランド子会社の債権を自社に移管

オーストリアの銀行大手ライファイゼンバンク・インターナショナル(RBI)は17日、ポーランド子会社ポルバンクの外貨建て個人向け住宅債権を同社から切り離し、自社に移管する(カーブアウト)と発表した。来年5月15日までに予定

ズベルバンク、7-9月期は63%増益

ロシア最大手銀行の国営ズベルバンクが15日発表した2017年7~9月期(第3四半期)決算の純利益は前年同期比63.6%増の2,241億ルーブル(31億4,800万ユーロ)となり、過去最高を記録した。景気の回復を背景に融資

ギリシャが貧困層支援に14億ユーロ支出、財政健全化の進展で

ギリシャのチプラス首相は13日、財政再建が進んでいることを受けて、年末に14億ユーロ規模の貧困層支援策を実施すると発表した。基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字分を活用する。 首相がテレビでの演説で打ち出した同措

ズベルバンク、7-9月期は63%増益

ロシア最大手銀行の国営ズベルバンクが15日発表した2017年7~9月期(第3四半期)決算の純利益は前年同期比63.6%増の2,241億ルーブル(31億4,800万ユーロ)となり、過去最高を記録した。景気の回復を背景に融資

ドイツ銀行

ドイツ銀行は行員数を将来的に大幅に削減するもようだ。ジョン・クライアン頭取は『フィナンシャル・タイムズ』紙のインタビューで、「わが行は9万7,000人を雇用している。競合大手の大半はその半分に過ぎない」と発言。デジタル技

コメ銀本店に立ち入り調査、違法な税還付の容疑で

ドイツの税務・検察当局がコメルツ銀行を対象に7日、立ち入り調査を実施していたことが10日、明らかになった。金融業界メディアが報じ、同行が追認したもので、「カム・エクス(Cum-Ex)」というルールを悪用した違法な税還付に

ハンガリーとポルトガル、VCファンド設立

ハンガリーのシーヤールト外務貿易相は6日、同国とポルトガルを対象とした投資ファンド、イースト・ウエスト・ベンチャーキャピタル(VC)ファンドを設立したと発表した。今後8年間で2,000万ユーロを両国の中小企業に投資してい

「富の再分配でなく成長政策を」=5賢人委、減税などを提言

政府の経済諮問委員会(通称:5賢人委員会)は8日、メルケル首相に提出した秋季経済予測で、堅調な経済が続く現在を政策見直しの好機と捉え、将来の課題への対策に取り組むよう提言した。「母親年金」や「63歳年金」など社会保障を重

BMW―7-9月期減益に、開発費など響く―

高級車大手の独BMW(ミュンヘン)が7日発表した7-9月期(第3四半期)決算の営業利益(EBIT)は23億400万ユーロとなり、前年同期を3.2%下回った。自動車部門の技術開発コストと特許・サプライヤー絡みの係争が響いた

インフィニオン―車・IoT追い風に、営業益23%拡大―

半導体大手の独インフィニオン(ミュンヘン)が14日発表した2017年9月期暫定決算の営業利益(特別要因を除く)は前期比23%増の12億800万ユーロへと大きく拡大した。自動車の電動化やアシスト化、製造業のIoT化が追い風

コメルツ銀行―7-9月期黒字転換、資産売却などで―

独銀2位のコメルツ銀行(フランクフルト)が9日発表した7-9月期(第3四半期)決算の純損益は4億7,200万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(2億8,800万ユーロ)から大幅に改善した。自社ビル「コメルツ銀行タワー」と

ミュンヘン再保険―ハリケーン直撃、巨額赤字に転落―

再保険世界最大手のミュンヘン再保険が9日発表した7-9月期(第3四半期)決算の純損益は14億3,800万ユーロの赤字となり、前年同期の黒字(6億8,500万ユーロ)から大幅に悪化した。主要市場の米国を相次いで襲ったハリケ

アリアンツ―7-9月期減益に、ハリケーン響く―

保険大手の独アリアンツ(ミュンヘン)が10日発表した7-9月期(第3四半期)決算の営業利益は前年同期比17.3%減の24億7,700万ユーロと大きく落ち込んだ。ハリケーン被害で保険金支払い額が膨らんだことが響いた格好で、

不良債権処理に関するECB指針案、欧州委が一律適用に反対

欧州委員会は10日、欧州中央銀行(ECB)が先月まとめた銀行の不良債権処理に関する新たな指針案について、ユーロ圏のすべての銀行に対して一律に貸倒引当金の増額を求めるルールを適用すべきではないとの見解を明らかにした。指針案

ユーロ圏共通予算創設案、加盟国の多くが支持

EUは6日に開いたユーロ圏財務相会合で、EUの統合深化に向けたユーロ圏の機構改革について協議した。デイセルブルム議長によると、大きな焦点となっているユーロ圏共通予算を創設する案をめぐっては、多くの国が支持を表明。これを含

伊大手銀モンテパスキの業績回復、7~9月に黒字転換

伊大手銀行バンカ・モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(BMPS)が7日発表した2017年7~9月期(第3四半期)決算の最終損益は2億4,200万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(30億7,300万ユーロ)から急回復した

独コメルツ銀が黒字化、資産売却で

独金融大手コメルツ銀行が9日発表した2017年7~9月期(第3四半期)決算の最終損益は4億7,200万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(2億8,800万ユーロ)から大幅に改善した。自社ビル「コメルツ銀行タワー」の売却、

バルト3国、金融市場の統合で合意

バルト3国のエストニア、ラトビア、リトアニアの財務相は6日、3カ国の金融市場を統合することで基本合意した。市場規模を拡大することで投資の活発化と経済強化、雇用創出につなげたい考えだ。EUと欧州復興開発銀行(EBRD)の協

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