バイオテクノロジー

バイエル―営業利益がやや減少、7-9月期-0.1%に―

ライフサイエンス大手の独バイエル(レバークーゼン)が13日発表した2018年7-9月期(第3四半期)決算の営業利益(EBITDAベース、特別項目を除く)は前年同期比0.1%減の22億200万ユーロとやや落ち込んだ。為替差 […]

化学業界減速、第3四半期生産高-0.6%に

ドイツの化学業界で減速が鮮明になってきた。独化学工業会(VCI)の7日の発表によると、同業界の第3四半期(7~9月)の生産高は営業日数・季節要因調整後の実質で前期を0.6%下回り、前年同期比では減少幅が1.2%に達した。

独特殊化学大手エボニック、米社を買収

特殊化学大手の独エボニックは8日、過酸化水素(H2O2)と過酢酸(PAA)の有力企業である米ペロクシケムを投資会社ワン・エクイティ・パートナーズから買収すると発表した。収益力の高い特殊製品分野を強化する方針に沿ったもの。

クリスマス手当の平均、今年は2583ユーロに

賃金協定が適用される企業の被用者が今年、受給するクリスマス手当の額は平均2,583ユーロとなり、前年を2.3%上回ることが、連邦統計局の発表で分かった。西部地区は2,595ユーロで、東部地区(2,449ユーロ)を3.8%

バルチック・バイオエタノール、ラトビアに新工場

エストニアのバイオマス燃料メーカー、バルチック・バイオエタノール(Baltic Bioethanol)は先ごろ、ラトビア南部のバウスカにバイオエタノール工場を建設する計画を明らかにした。投資額は1億5,000万ユーロ。新

中国企業による独中小企業のM&Aが減少傾向

政策金融機関のドイツ金融公庫(KfW)は16日、ドイツの中小企業(KMU)を対象とするM&A活動の調査レポートを発表した。それによると、中国資本によるM&Aは2016年まで増加傾向にあったものの、17

バイエル―動物薬部門の売却検討―

製薬・農業化学大手の独バイエル(レバークーゼン)が動物薬部門の売却を検討しているもようだ。一般医薬品部門の不振や特許薬部門の先行き懸念、米モンサント買収に伴う巨大リスクの抱え込みを受けて事業の見直しを求める投資家の圧力が

日立造船、独でバイオガスプラント設備受注

日立造船は10日、スイス子会社ヒタチ・ゾウセン・イノバ(HZI)が独アンレヒテ市内のバイオガスプラント向け設備を受注したと発表した。同プラントを運営する廃棄物処理会社エントゾルグングスヴィルトシャフト・ゾーストにメタン発

ノバルティス―開発中の抗生物質を売却―

スイス製薬大手のノバルティス(バーゼル)は3日、開発中の抗生物質3種類を米同業ボストン・ファーマシューティカルズに売却すると発表した。ノバルティスは経営資源の絞り込み戦略を打ち出しており、その一環として今回の取引を行う。

化学労使ベア3.6%で合意、勤務時間の柔軟化は持ち越しに

化学業界の労使は20日、新たな賃金協定を締結した。賃金を3.6%引き上げるほか、追加有給休暇手当を約2倍に引き上げることが柱。業界の景気が良好なことから、ベースアップ幅が大きくなった。勤務時間を被用者のニーズに合わせて柔

ベーリンガー―がんウイルス療法の墺社を買収―

製薬大手の独ベーリンガー・インゲルハイムは13日、ウイルスを用いたがん治療法の開発会社である墺ヴィラ・セラピューティクス(ViraTherapeutics)を完全買収したと発表した。ウイルスベースのがん免疫治療の開発力を

バイエル―売上・営業益予測引き上げ―

製薬・化学大手の独バイエル(レバークーゼン)は5日の決算発表で、2018年12月期の業績見通しを引き上げた。米農業化学大手モンサントを6月7日付で買収したことを受けたもので、売上成長率を従来予測の「1ケタ台前半~半ば」か

化学業界減速、4-6月売上が減少

独化学工業会(VCI)が7日発表した独化学・製薬業界の4-6月期(第2四半期)の売上高は営業日数・季節要因調整後の実質で前期を0.1%下回った。国外売上は0.3%増加したものの、国内が0.8%減少して足を引っ張った格好。

アムシルク―人工クモ糸繊維の量産技術確立目前―

人工クモ糸繊維の開発を手がける独バイオ企業アムシルク(マルティンスリート)が近い将来、量産化技術を確立する見通しだ。イェンス・クライン社長が『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に明らかにした。ファッション、自動車、航空宇

エボテック―糖尿病治療薬開発でノボノルディスクと協業―

医薬品開発の独エボテック(ハンブルク)は22日、糖尿病などの治療薬開発でデンマークの製薬大手ノボノルディスクと協業合意したと発表した。ノボノルディスクはエボテックの技術を用いて新薬候補の前臨床試験から認可申請までを行う。

研究開発費の税控除を化学工業会が要求

独化学工業会(VCI)は21日、企業の研究開発費に税控除を適用するよう政府に要求した。ドイツの研究開発立地競争力が相対的に弱まっているとみているためだ。経済協力開発機構(OECD)加盟国で同税控除制度がないのはドイツなど

ポーランドのバイオ企業、R&Dセンターを建設

ポーランドのバイオテクノロジー企業バイオメッド・ルブリン(Biomed Lublin)はこのほど、2年以内に研究開発(R&D)センターを開設する方針を明らかにした。当初の工場建設計画を取りやめ、R&D

ビオンテック―ワクチン開発でファイザーと協業―

バイオ医薬品開発の独ビオンテック(マインツ)は16日、インフルエンザワクチンの開発で米製薬大手ファイザーと協業合意したと発表した。従来のワクチンよりも効果が高く量産しやすい製品の市場投入を目指す。 ワクチンは従来、鶏卵に

BASF―4-6月期増益に、石油・ガスがけん引―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)が7月27日発表した2018年4-6月期(第2四半期)決算の営業利益(EBIT、特別項目を除く)は前年同期比5%増の23億5,600万ユーロへと拡大した。石油・天然ガス部門

ゲノム編集作物開発に打撃、EU裁がGMO規制の対象と判断

欧州連合(EU)司法裁判所は7月25日、遺伝情報を効率よく改変できるゲノム編集の技術で開発された作物にも、従来の遺伝子組み換え作物(GMO)と同じ規制を適用すべきだとの判断を示した。バイオ業界ではEUのGMO規制とは別の

ゲノム編集作物もGMO規制の対象に、EU裁が判断

EU司法裁判所は25日、遺伝情報を効率よく改変できるゲノム編集の技術で開発された作物にも、従来の遺伝子組み換え作物(GMO)と同じ規制を適用すべきだとの判断を示した。バイオ業界ではEUのGMO規制とは別の、より柔軟なルー

モルフォシス―新薬の開発・販売権をノバルティスに供与―

医薬品開発の独モルフォシス(プラネッグ)は19日、ベルギー同業ガラパゴスと共同開発してきた神経皮膚炎治療薬「MOR106」の開発、販売ライセンスをスイス製薬大手ノバルティスに供与すると発表した。これを受けて同社は2018

ベーリンガー―仏に動物ワクチン工場建設へ―

製薬大手の独ベーリンガー・インゲルハイムは18日、フランスに動物ワクチン工場を建設すると発表した。世界的に需要が拡大する口蹄疫と青舌病向けワクチンを生産する。 「ワクチン・バレー」として有名な仏南東部のローヌ・アルプ地域

ノバルティス―米国での値上げ見送り―

スイス製薬大手ノバルティス(バーゼル)のヴァサント・ナラシンハン社長は18日の決算発表で、米国市場での今年の値上げ計画を自主的に撤回したことを明らかにした。米トランプ政権が製薬会社の値上げを強く批判していることを受けた措

化学業界が景気の先行き懸念

独化学工業会(VCI)は12日の記者会見で、景気の先行きに対する懸念を表明した。上半期は好調だったものの、米・中・欧州連合(EU)の通商摩擦や英国のEU離脱の不透明感、原油価格の高騰が暗い影を落としているためだ。VCIの

メルク―医療分野でアリババと協業―

製薬・化学大手の独メルク(ダルムシュタット)は20日、中国電子商取引大手アリババの医療サービス子会社アリババ・ヘルスと協業合意したと発表した。同国の患者向けに医療関連サービスを提供する。 アリババ・ヘルスのデジタル・プラ

チェコ企業、廃食用油からバイオ燃料製造

チェコの化学企業ケモプロジェクト(Chemoprojekt、ウースチー・ナド・ラベム)は間もなく、使用済み食用油からバイオディーゼルの製造を開始する。19日付の現地紙『ホスポダルスケ・ノヴィニー』が報じたもので、月産6,

エボテック―感染症治療薬開発でサノフィと提携―

医薬品開発の独エボテック(ハンブルク)は18日、感染症治療薬の開発で仏製薬大手サノフィと提携合意したと発表した。既存の医薬品が効かない多剤耐性菌が医療の大きな脅威となっていることから、既存の抗菌薬に耐性を持つ菌にも効果の

ロシュ―がん遺伝子検査子会社を完全傘下に―

スイス製薬大手ロシュ(バーゼル)は19日、がん遺伝子解析子会社の米ファンデーション・メディシン(FMI)の株式を買い増し完全傘下に収める計画を発表した。がんオーダーメイド医療事業を強化する狙い。 株式公開買い付け(TOB

ベーリンガー―スペイン工場売却へ―

独製薬2位のベーリンガー・インゲルハイムがスペインのマルグラッドにある工場を売却する考えだ。化学的に製造する医薬品の販売減少を受けた措置で、化学製剤工場を本社所在地の独インゲルハイムと伊フォルノーヴォの2カ所に集約する。

化学労組が交渉方針決定、ベア6%と有給手当引き上げを要求

独化学労組IG BCEは14日、近く始まる次期労使交渉で賃金と追加有給休暇手当の引き上げ、および勤務時間の柔軟化を要求することを正式決定した。労使交渉はまず地域レベルで今月下旬にスタート。9月5日に全国レベルの労使交渉が

カザフと中国が広範な事業協力、総額130億ドル規模

カザフスタン投資支援・促進機構は、北京で先ごろ開催されたカザフスタン・中国ビジネス会議において40の協力プロジェクトが成立したと発表した。契約総額は130億ドルで、工業分野やバイオテクノロジー等に関連したハイテク製品を同

バイエル―モンサント買収手続き、7日完了の見通し―

製薬・化学大手の独バイエル(レバークーゼン)は4日、米農業化学大手モンサントを買収する手続きが7日に完了する見通しを明らかにした。同買収の実現に必要な当局の承認をすべて確保したため。約2カ月後にはモンサントの統合を完了し

バイエル―製薬開発拠点を見直し―

製薬・化学大手の独バイエル(レバークーゼン)が製薬開発拠点の見直しを進めている。経済誌『ヴィルトシャフツボッヘ』が同社の確認を得た情報として5月31日付で報じた。 広報担当者は技術革新を通した成長の確保と研究開発の効率改

バイエル―新たながん治療法開発で米がんセンターと協業―

製薬大手の独バイエル(レバークーゼン)は1日、新しいがん治療法の開発で米テキサス州立大学MDアンダーソンがんセンターと協業すると発表した。特定のがん治療薬分野で世界トップメーカーとなる戦略に基づく措置。協業期間は5年間。

SBIホールディングス、ロシア直接投資基金と共同投資契約

SBIホールディングスは28日、ロシア政府系のロシア直接投資基金(RDIF)と、フィンテックおよびバイオテクノロジー分野を対象とした共同投資に関する契約を結んだと発表した。共同投資ファンドの設立をはじめ、ロシアでの投資活

ブレグジットのしわ寄せ、ヘッセン州は独で最小

英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)の経済的な影響がドイツで最も少ない州はヘッセン――。そんな調査結果をIfo経済研究所が22日、発表した。 それによると、英国が強硬離脱(ハードブレグジット)した場合、EU(27カ

アイロム―iPS細胞技術を独社にライセンス供与―

アイロムグループは16日、完全子会社IDファーマが独バイオ企業エボテックにライセンスを供与することで合意したと発表した。IDファーマのiPS細胞作製技術を用いて新薬候補物質を探索する権利などをエボテックに認め、契約一時金

エボテック

医薬品開発の独エボテックは21日、製薬大手の米セルジーンと新しいがん治療薬の開発で戦略協業すると発表した。前払い金6,500万ドルのほか、開発の進展に応じたマイルストーンと売上高の一定比率を受け取る。セルジーンは開発され

化学業界が景気の先行きを懸念

独化学工業会(VCI)は16日に発表した第1四半期(1~3月)の業界レポートのなかで、景気の先行きへの懸念を表明した。米トランプ大統領が打ち出した保護主義政策に伴う通商摩擦や英国の欧州連合(EU)離脱交渉の不透明な見通し

バイエル

独化学・製薬大手バイエルのヨハネス・ディーチュ取締役(財務担当)は証券紙『ベルゼンツァイトゥング』に、米農業化学大手モンサントの買収に伴うコスト削減効果が当初予測を下回る見通しを明らかにした。買収承認の条件として独禁当局

バイエル―売上・営業益見通し引き下げ―

製薬・化学大手の独バイエル(レバークーゼン)は3日の決算発表で、2018年12月期の業績見通しを引き下げた。為替差損が従来予想を上回る見通しを踏まえたもので、これまで「前年水準を保つ」としてきた売上高と営業利益(EBIT

上部へスクロール