化学

タキイ種苗、トルコ企業の野菜育種事業を買収

種苗大手のタキイ種苗(本社:京都)は8日、トルコ同業リト・トフムジュルクから野菜育種事業を買収したと発表した。取引金額は公表されていない。同国を含む中東向けにキュウリ、ナス、ピーマンなどのハウス栽培用種子を供給し、事業拡 […]

イランの石化プロジェクトにBASFなどが参加

石油化学分野の生産能力増強に向けたイランの国家プロジェクトにBASFやリンデなどのドイツ企業が参加するもようだ。経済紙『ハンデルスブラット(HB)』がイラン国営石油化学(NPC)のマルジア・シャーデー社長や消息筋の情報と

BASF―戸田工業との提携拡大、北米でも電池正極材合弁へ―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は9日、北米のリチウムイオン電池正極材事業を戸田工業と合弁化する方向で独占交渉を開始したと発表した。両社は日本で同正極材事業を合弁化しており、協力地域を拡大することになる。

アトテック―競売入札に中国企業が参加―

仏石油大手トタルが売りに出している独特殊化学子会社アトテック(ベルリン)の買収にエネルギー・化学大手の中国中化集団が関心を示しているもようだ。アトテックの競売入札に携わる人物の情報としてロイター通信が報じたもので、トタル

メルク―業績予測引き上げ―

製薬・化学大手の独メルク(ダルムシュタット)は4日の決算発表で2016年12月期の業績見通しを引き上げた。4-6月期(第2四半期)の業績好調を受けたもので、売上高を従来予測の「148億~150億ユーロ」から「149億~1

ベーリンガー・インゲルハイム

製薬大手の独ベーリンガー・インゲルハイムが3日発表した2016年1-6月期(上半期)の売上高は約73億ユーロとなり、為替の影響を除いた実質ベースで前年同期を2%上回った。糖尿病治療薬が55%増の7億6,000万ユーロと好

マーレ

自動車部品大手の独マーレは8日、産業フィルター事業を米マディソン・インダストリーズのフィルター子会社フィルトレーション・グループに売却することで合意したと発表した。マーレは経営資源を主力の自動車分野に絞り込むため、産業フ

サノフィ、独社の大衆薬事業取得が承認

欧州委員会は4日、製薬大手の仏サノフィが独同業ベーリンガーインゲルハイムから大衆薬事業を取得する計画を承認したと発表した。サノフィとベーリンガーがフランス、チェコ、エストニア、ハンガリー、ギリシャ、アイルランド、ラトビア

英GSKとグーグル系企業、生体電子工学で合弁

英製薬大手のグラクソ・スミスクライン(GSK)は1日、米グーグル系のライフサイエンス企業ベリリー・ライフサイエンシズ(旧グーグル・ライフサイエンシズ)とバイオエレクトロニクス(生体電子工学)技術を活用した医療機器を開発す

8月1日付の法令改正

・公衆無線LANを用いて利用者が違法行為を行っても同サービス提供者に法的責任発生せず(7月27日付で施行) ・地上設置型太陽光発電施設の公開入札にEUの全加盟国からの応札が可能に(7月15日付で施行) ・インターネットプ

ソーラーワールド(太陽電池)―経営危機再来の恐れ―

独太陽電池大手のソーラーワールド(ボン)は7月29日の決算発表で、2016年12月期の営業損益(EBITベース)予測を下方修正した。国際市場価格が年央に下落したことを受けたもので、「千万ユーロのケタ台前半の黒字」になると

BASF(化学)―「農業化学部門は売却しない」=社長―

独化学大手BASF(ルートヴィヒスハーフェン)のクルト・ボック社長は7月27日の決算発表で、農業化学部門を売却する考えはないことを明らかにした。同部門をめぐっては種子大手の米モンサントが買収交渉を進めているとの観測があっ

バイエル(製薬・化学)―業績見通し引き上げ―

製薬・化学大手の独バイエル(レバークーゼン)は7月27日の決算発表で2016年12月期の業績見通しを引き上げた。比較的新しい特許薬の販売好調を受けて上半期決算が予想を上回ったためで、営業利益(EBITDA、特別要因を除く

バイエル・クロップサイエンス

バイエルの農業化学部門バイエル・クロップサイエンス(BCS)は7月29日、殺虫剤「フルベンジアミド」の米国販売を停止すると発表した。米環境保護庁(EPA)の環境上訴委員会(EAB)が同薬の承認取り消しを支持したことを受け

上半期小売売上、実質2.3%増に

ドイツ連邦統計局が7月29日発表した2016年1-6月期(上半期)の小売売上指数は物価調整後の実質で前年同期を2.3%上回った。オンライン販売の成長を背景に通販が6.7%増えて全体をけん引。「薬局、コスメティック用品・医

ポーランドの界面活性剤メーカー、工場拡張を計画

ポーランドの界面活性剤メーカー、PCCエクソルが、南西部のヴァウブジフ 経済特区にあるブジェク・ドルヌィ工場の生産能力拡張を計画している。エクソルが6月初めに提出した申請書によると、最低投資額は1,500万ズロチ(約34

製薬大手リヒター、伊社に「カリプラジン」の販売権付与

ハンガリー製薬大手のリヒター・ゲデオンは2日、西欧、アルジェリア、チュニジア及びトルコにおける新しい非定型抗精神病薬「カリプラジン」の独占販売権を、伊同業レコルダーティに付与するライセンス契約を結んだと発表した。契約一時

英GSK、EU離脱でも国内事業を重視

英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)は7月27日、英国内3カ所の拠点に総額2億7,500万ポンドを投じ、バイオ医薬品などの生産体制を強化すると発表した。GSKは6月の国民投票でEU離脱に反対を表明していたが、英国

生産者物価の下げ幅が縮小、6月2.2%に

ドイツ連邦統計局が20日発表した6月の生産者物価指数(2010年=100)は前年同月比で2.2%低下したものの、下げ幅は昨年9月以来の低水準となった。同物価の最大の押し下げ要因であるエネルギーのマイナス幅が前月の8.0%

コベストロ―販売予測引き上げ―

化学大手の独コベストロ(旧バイエル・マテリアルサイエンス)は26日の決算発表で2016年12月期の販売量予測を引き上げた。第2四半期までの業績が好調なためで、従来予測の「1ケタ台半ばの伸び」から「1ケタ台半ば~後半の伸び

ガレニカ―高カリウム血症治療薬メーカー買収へ―

スイスの製薬会社ガレニカ(ベルン)は21日、米同業レリプサを買収することで合意したと発表した。両社の製品は補完性が高いことから相乗効果を引き出す考え。独自の米国販売組織を獲得することも今回の買収の狙いだ。新薬子会社ビフォ

3Dプリンター利用でドイツは世界1位

3Dプリンターを利用する企業の割合が最も高い国はドイツであることが、コンサルティング大手アーンスト・アンド・ヤング(EY)が実施した調査で分かった。それによると、3Dプリンターをすでに利用している企業の割合はドイツで37

化学業界が生産・売上予測引き下げ

独化学工業会(VCI)は22日、独業界(製薬を含む)の今年の生産成長率を従来予測の1.0%から0.5%へと引き下げた。新興国の経済が予想以上に振るわないところに、英国の欧州連合(EU)離脱決定が追い打ちをかけるとみられる

臨床検査機器のアークレイ、ロシア工場を拡張

臨床検査機器大手のアークレイ(本社:京都)は26日、ロシア工場の拡張を終え、新たに尿検査試薬の生産を開始したと発表した。ロシアや近隣諸国の需要拡大を見込み、生産品目の拡充で事業強化を図る。 ロシア工場は指定学術都市である

欧州委、マイランのメダ買収を承認

欧州委員会は20日、後発医薬品大手のマイランがスウェーデン製薬大手メダを買収する計画を条件付で承認したと発表した。マイランは両社が欧州で展開する事業の一部を手放すことを求められる。 両社は2月に買収で合意していた。買収は

モンサント、バイエルの新買収提案も拒否

農業化学大手の米モンサントは19日、独バイエルによる新たな買収提案の受け入れを拒否すると発表した。買収額が依然として低いことを不満としている。ただ、バイエルや他の企業と「建設的な協議」を引き続き続ける姿勢も示しており、バ

ノバルティス、4~6月は小幅減益

スイス製薬大手のノバルティスが19日発表した2016年4~6月期(第2四半期)の純利益は18億600万ドルとなり、前年同期から3%減少した。白血病治療薬「グリベック」の特許切れと、心不全治療薬「エントレスト」のマーケティ

独化学業界が長期生産成長率を引き下げ

独化学工業会(VCI)が独業界(製薬を含む)の長期生産成長率見通しを下方修正した。業界を取り巻く環境が変化したためで、2030年までの成長率を従来予測の年1.8%から同1.5%へと引き下げた。VCIのデータをもとに経済紙

米ファイザー、ロシア同業と合弁工場を建設

ロシア製薬会社のノヴァメディカ(NovaMedika)は13日、米同業大手のファイザーと共同で、南西部カルーガ地方に新工場を建設すると発表した。ファイザーが特許を持つ医薬品を生産し、国内市場に供給する。投資規模は明らかに

モンサント―バイエルの買収提案を再度拒否―

農業化学大手の米モンサントは19日、独バイエルが同社買収に向けて行った2度目の提案の受け入れを拒否すると発表した。買収提示額が依然として低く株主に受け入れを推奨できないとしている。ただ、バイエルおよびその他の企業と「建設

K+S―中国企業を買収、アジア市場本格開拓へ―

肥料大手の独K+S(カッセル)は14日、中国同業の葫芦島鎂宝肥業(Huludao Magpower Fertilizers)を買収すると発表した。中国・東南アジア事業を強化することが狙い。取引金額は千万ユーロのケタ台の前

メルク―MS治療薬の承認再申請、EMAが受理―

製薬大手の独メルク(ダルムシュタット)は18日、多発性硬化症(MS)治療薬「クラドリビン」の承認申請を欧州医薬品審査庁(EMA)が受理したと発表した。同薬に対しては欧米の医薬品当局が否定的な見解を表明したため、同社は20

ノバルティス―4-6月期減収減益に―

スイスの製薬大手ノバルティスが19日発表した2016年4-6月期(第2四半期)の営業利益は前年同期比8%減の20億9,300万ドルへと落ち込んだ。白血病治療薬「グリベック」の特許切れと心不全治療薬「エントレスト」の市場投

バイエル、モンサント買収条件を引き上げ

製薬・化学大手の独バイエルは14日、米農業化学大手モンサントに提案している買収の条件を引き上げたと発表した。モンサントが株式公開買い付け(TOB)受け入れを拒否していることを受けたもの。モンサントをめぐっては独BASFの

ラファージュホルシム、インド事業を部分売却

セメント大手のラファージュホルシム(スイス)は11日、インド事業の一部を現地企業ニルマに売却することで合意したと発表した。ラファージュホルシムは昨年7月、セメント販売で世界1位のホルシム(スイス)と2位ラファージュ(仏)

卸売物価指数4カ月連続で上昇

ドイツ連邦統計局が12日発表した6月の卸売物価指数(2010年=100)は前年同月比の低下率が1.5%となり、前月の同2.3%から0.8ポイント縮小した。下げ幅の縮小は2カ月連続。指数自体は前月を0.6ポイント上回る10

5月製造業売上0.8%減少、自動車が大きな足かせに

ドイツ連邦統計局が8日発表した5月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を0.8%下回った。同指数の低下は2カ月ぶり。自動車・自動車部品部門が6.8%減少して足を強く引っ張った格好だ。金属

アルタナ―樹脂添加剤メーカーを買収―

特殊化学大手の独アルタナ(ヴェーゼル)は4日、樹脂添加剤製造の蘭アドコンプ(Addcomp)を傘下に収めたと発表した。買収を通して事業を拡大していく戦略に沿った取り組みで、製品ポートフォリオを拡充する考えだ。取引金額は明

工場の環境負荷を25%低減、VWが3年前倒しで目標達成

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は7日、VWブランド工場の環境負荷を2018年までに25%低減するとした目標を3年前倒しの15年に達成したと発表した。目標実現に向けて計5,000の具体策を考案。そのうち2,500

製薬リヒター、ブダペスト工科経済大との提携拡大

ハンガリーの製薬最大手ゲデオン・リヒターが、ブダペスト工科経済大学(BME)と研究開発分野での提携を拡大する。新薬開発に向けた新たなプロセスを確立するのが目的となる。両者はまた、提携プロジェクトの立ち上げに伴い資金調達が

エボニック―西社の飼料用プロバイオティクス事業を買収―

特殊化学大手の独エボニック(エッセン)は5日、スペインの飼料添加剤大手ノレル(NOREL)からプロバイオティクス事業を譲り受けることで合意したと発表した。食の安全に対する消費者の意識の高まりを受け、抗生物質を使わない飼料

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