化学

ハンガリーのリヒター、スイスのバイオ医薬品企業買収

ハンガリー製薬最大手のゲデオン・リヒターは6月30日、バイオシミラー(バイオ後続品)の開発を手がけるスイスのフィノックスを買収したと発表した。欧州市場での地位を強化する戦略の一環。不妊治療薬に実績のある同社の獲得により、 […]

独成長率見通し悪化、英のEU離脱で

英国が6月23日の国民投票で欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を決めたことを受けて、ドイツの国内総生産(GDP)予測を引き下げる動きが相次いでいる。英国向けの輸出や企業投資の鈍化が避けられないとみられるためで、マクロ経

対韓FTAが奏功、EU輸出が発効後55%増加

欧州連合(EU)の欧州委員会は1日、韓国との間で締結した自由貿易協定(FTA)の効果で欧州企業の対韓輸出が大きく増えたことを明らかにした。同委のセシリア・マルムストロム委員(通商担当)は現在カナダ、米国との間でそれぞれ進

ティッセンクルップ―産業ソリューション部門で組織再編―

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップ(エッセン)は4日、プラント建設や造船などを手がける産業ソリューション部門の組織再編方針を明らかにした。事業のグローバル化に伴い欧州中心の組織編成が障害になっているほか、石油価格の下落

ズルツァー―樹脂包装材メーカーを買収―

スイス機械大手のズルツァー(ヴィンタートゥール)は4日、コスメティック用品業界向けの樹脂包装材などを手がける独ゲーカ(Geka)を英投資会社3iから買収することで合意したと発表した。射出成型部品部門「ケムテック」を強化す

BASF―有機EL特許など売却―

化学大手の独BASFは6月29日、有機ELの特許ポートフォリオを同分野に有力企業である米ユニバーサル・ディスプレイに売却したと発表した。BASFは事業選別の一環で有機ELの研究開発業務を昨年末で中止。特許ポートフォリオを

メルク―海洋性美肌成分の利用で提携―

製薬・化学大手の独メルク(ダルムシュタット)は1日、仏企業アグリメール(Agrimer)が開発した海洋性美肌成分「RonaCare RenouMer」の利用で両社が長期提携契約を結んだと発表した。取引の詳細は明らかにして

BASF、有機ELの特許を売却

化学大手の独BASFは6月29日、有機ELの関連特許を同分野の有力企業である米ユニバーサル・ディスプレイに約8,700万ユーロで売却したと発表した。BASFは事業選別の一環で有機ELの研究開発業務を昨年末で中止。特許資産

ブリヂストンが独で合弁、交換タイヤ販売強化へ

ブリヂストンは1日、欧州事業統括会社ブリヂストン・ヨーロッパの独子会社ブリヂストン・ドイツ(BSDL)が同国の自動車部品販売・サービス会社プノイハーゲ・マネジメント(PNH)と合弁事業を開始することで合意したと発表した。

ハンガリーのリヒター、スイスのバイオ医薬品企業買収

ハンガリー製薬最大手のゲデオン・リヒターは6月30日、バイオシミラー(バイオ後続品)の開発を手がけるスイスのフィノックスを買収したと発表した。欧州市場での地位を強化する戦略の一環。不妊治療薬に実績のある同社の獲得により、

排ガスから化学品生産、プロジェクトに補助金

独鉄鋼大手ティッセンクルップは27日、製鉄所の排ガスから有用な化学品を生産する同社主導の技術開発プロジェクトが連邦教育・研究省から補助金6,000万ユーロ強を受給すると発表した。「カーボン2ケム(Carbon2Chem)

市販検査薬市場が拡大、新しい製品分野がけん引

市販の検査薬・機器の需要がドイツで拡大している。ドラッグストアや食品スーパーで取り扱う製品の種類が増えていることが大きく、特に感染症検査など新しい分野でニーズが急速に伸びている。コンサルティング会社クロイツァー・フィッシ

化学業界でベア合意、2段階で計5.3%

独化学業界の労使は23日、新しい労使協定を締結した。賃金を2段階に分けて計5.3%引き上げるという内容で、ベースアップ幅は今年が3.0%、来年が2.3%。ベアの時期は地区によって異なる。また、経営状態の悪い企業はベアの実

グッドイヤー、スロベニア工場を拡充

米タイヤ大手グッドイヤーがスロベニア子会社のサバタイヤ(Sava Tires)を通じ、同国北部のクラニ工場を拡充する。南東欧Web経済紙『SeeNews』が21日、関係者の話として伝えたもので、投資額は800万ユーロ。設

UAEのケミーテック、ルーマニアに廃油再生工場を設置

アラブ首長国連邦(UAE)のエンジニアリング企業であるケミーテック(Chemie-Tech)がルーマニアに廃油再生工場を建設する計画だ。投資額は5,600万ユーロで、うち1,500万ユーロを欧州復興開発銀行(EBRD)か

ヘンケル―米サン・プロダクツを36億ドルで買収―

化学大手の独ヘンケル(デュッセルドルフ)は24日、洗剤製造の米サン・プロダクツを投資会社ヴェスター・キャピタル・パートナーズから完全買収することで合意したと発表した。主要市場の北米で事業を一段と拡大することが狙いで、同社

BASF―断熱材のアスペンと提携拡大―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は22日、高性能断熱材メーカーである米アスペン・エアロジェルズとの戦略提携を拡大すると発表した。市場開拓を強化するとともに製品の収益力を強化。また次世代製品の開発を加速する

エボニック―骨折治療用の生分解性複合材料を開発―

特殊化学大手の独エボニック(エッセン)は21日、骨折治療に用いる生分解性の複合材料を開発していると発表した。開発に成功すれば、これまで利用されてきた金属製の内固定材料(ネジやプレート)は不要となり、患者負担は大幅に軽減さ

高速鉄道で無線LANが不要に、シーメンスが特殊ガラス開発

高速鉄道内で無線LANなしに移動通信端末を利用できる技術を、電機大手の独シーメンスが開発した。断熱・紫外線カットガラスに特殊加工を加えることで特定の周波数帯の電波がガラスを通過できるようにした。 高速鉄道車両の窓には断熱

Henkel;ヘンケル、米サン・プロダクツを買収

独化学大手のヘンケルは24日、洗剤製造の米サン・プロダクツを投資会社ヴェスター・キャピタル・パートナーズから完全買収することで合意したと発表した。主要市場の北米で事業を一段と拡大することが狙いで、同社は今回の買収により北

Henkel

独化学大手のヘンケル は6月20日、ドイツのハイデルベルクに複合材料の試験センター「コンポジット・ラボ」を開設したと発表した。自動車業界の顧客とヘンケルの専門家が共同で複合材料を開発・試験したり、生産工程の最適化に取り組

生産者物価の下げ幅5カ月ぶりに縮小

ドイツ連邦統計局が20日発表した5月の生産者物価指数(2010年=100)は前年同月比2.7%減の101.7となり、下げ幅は5カ月ぶりに縮小した。同物価の最大の押し下げ要因であるエネルギーのマイナス幅が前月の8.8%から

カーコスティクス―投資会社が売却へ―

自動車部品メーカーの独カーコスティクス(レバークーゼン)をカーライル傘下の投資会社アルプインベストが売りに出しているもようだ。消息筋3人の情報としてロイター通信が報じたもので、投資銀行ロスチャイルドに売却プロセスを委託し

BASF―表面加工のケメタルを32億ドルで買収―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は17日、表面加工技術の有力メーカーである独ケメタル(Chemetall)を米特殊化学大手アルベマールから買収することで合意したと発表した。取引金額は32億ドルで、BASF

ノバルティス―バイオシミラー5製品を市場投入へ―

スイスの製薬大手ノバルティス(バーゼル)は後発医薬品子会社サンドを通して2020年までにバイオシミラー(バイオ後続品)5製品を市場投入する計画だ。新薬の販売が後発医薬品に押されて振るわないことから、今後の市場拡大が見込ま

BASF

化学大手の独BASFは15日、上海化学産業パークで自動車用塗料工場の起工式を行った。BASFは同パークですでに自動車塗料を合弁生産しているものの、中国需要が拡大していることから新たな工場を建設する。投資額は約1億4,00

CO2を原料に発泡体を生産、量産工場をコベストロが開設

二酸化炭素(CO2)を原料に用いて発泡体成分を作る量産施設を、化学大手の独コベストロが17日に開設した。石油の代わりにCO2を用いることから石油資源の節約につながるとともに、地球温暖化の防止にも寄与できる。 デュッセルド

BASF、表面加工のケメタルを32億ドルで買収

化学大手の独BASFは17日、表面加工技術の有力メーカーである独ケメタルを米特殊化学大手アルベマールから買収することで合意したと発表した。買収額は32億ドルで、BASFによる買収では2010年以来の大型案件。コーティング

卸売物価の下げ幅6カ月ぶりに縮小

ドイツ連邦統計局が10日発表した5月の卸売物価指数(2010年=100)は前年同月比の低下率が2.3%となり、前月の同2.7%から0.4ポイント縮小した。下げ幅が縮小するのは6カ月ぶり。指数自体は前月を0.9ポイント上回

5月インフレ率、エネルギーを除いたベースで1.2%に上昇

ドイツ連邦統計局は10日、5月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、インフレ率(ドイツ基準)は前年同月比が0.1%、前月比が0.3%で速報値と変わりがなかった。最大の物価押し下げ要因であるエネルギーを除いたイン

製造業売上3カ月ぶり増加、4月+0.8%に

ドイツ連邦統計局が8日発表した4月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.8%増となり、3カ月ぶりに好転した。ユーロ圏外が2.1%増加して全体をけん引。ユーロ圏(ドイツを除く)と国内も

BASF―タイに自動車塗料工場を新設―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は10日、タイのバンプーに自動車用塗料の新工場を建設すると発表した。ASEAN(東南アジア諸国連合)の自動車需要拡大を受けた措置で、昨年9月バンコクに開設した開発センターを

新薬の治験件数、ドイツは米に次ぐ2位に

研究開発型製薬工業会(VfA)は10日、ドイツで昨年実施された新薬の治験件数は599件に達し、米国(2,397件)に次ぐ世界2位に付けたと発表した。3位は英国(547件)。日本は302件で9位だった(表1を参照)。VFA

仏自部品メカプラスト、スロバキア新工場開所

フランスの自動車部品メーカー、メカプラスト(Mecaplast)は先ごろ、スロバキア東部のトルヴァナに新工場を開設したと発表した。投資額は5,000万ユーロ。同国に工場を持つPSAプジョーシトロエンにプラスチック部品を供

トルコ自部品Sa-ba、ブルガリア新工場に580万ユーロ

トルコ自動車部品メーカーのSa-baがブルガリア南東部のディミトロフグラードに照明部品工場を設置する。ウムート・クレイ営業統括部長が8日、南東欧Web経済紙『SeeNews』に対し明らかにしたもので、投資額は1,000万

米化学大手ステパン、ポーランドを増強

米特殊化学大手のステパン(Stepan)は先ごろ、ポーランド事業を拡充する方針を明らかにした。南西部ブジェグ・ドルニのポリエステルポリオール工場に最新の化学反応炉を導入し、欧州の顧客向けのCASE(コーティング剤、接着剤

英特殊化学大手J・マッセイ、ポーランド拡張

英特殊化学大手ジョンソン・マッセイのポーランド・グリヴィツェ拠点(カトヴィツェ経済特区)の拡張工事が8月に完了する見通しだ。市当局がこのほど明らかにしたもので、ロジスティックセンター「SCL」(Slaskie Centr

モンサントの除草剤成分、加盟国が認可延長で合意できず

EU加盟国は7日、米農薬大手モンサントが開発した除草剤「ラウンドアップ」の主成分で、発がん性が疑われる「グリホサート」の認可期間を最大18カ月延長する案を否決した。反対票を投じたのはマルタのみで、28カ国のうち20カ国が

BASF、タイに自動車塗料工場を開設

化学大手の独BASFは10日、タイのバンプーに自動車用塗料の新工場を建設すると発表した。東南アジア諸国連合(ASEAN)の自動車需要拡大に応じたもので、昨年9月にバンコクに開設した開発センターを補完する位置づけとなる。

樹脂製レジ袋の販売中止へ、スーパー大手レーベが今夏から

独食品スーパー大手のレーベ(REWE)は1日、バーバラ・ヘンドリックス環境相と自然保護団体NABUのオーラフ・チムプケ会長が同席した記者会見で、樹脂製の有料レジ袋の販売を全面的に中止すると発表した。ドイツでは小売業界団体

ブリヂストン、ハンガリー工場を大幅増強

ブリヂストンがハンガリー北西部タタバーニャの工場を増強する。2013年に開始した850億フォリント(約2億7,000万ユーロ)の投資計画の一環で、20年までにタイヤ年産能力を現在の180万本から4倍の720万本に拡大。従

英グラクソ、ハンガリー生産を強化

英製薬大手のグラクソ・スミスクライン(GSK)は5月30日、ブダペスト郊外のゲデレーに建設した新工場棟の開所式を行った。投資額は30億フォリント(約1,000万ユーロ)。 同社はベルギーとシンガポールで行ってきた破傷風、

BASF―北米の巨額投資計画、決定先送りに―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は6日、プロピレンの巨大生産施設を米テキサス州フリーポートに建設する計画の最終決定を見合わせると発表した。原油価格の急落と経済の先行き不透明感を受けた措置。建設に踏み切れば

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