余白一滴
嫌な予感が再び頭をよぎるようになってきた。新型コロナウイルスの感染第4波が起こるのではないかという懸念である。そう思わせる根拠は3つ。 ひとつは新規感染者数が増加に転じたことである。デルタ株の感染比率が高まった6月時点で […]
嫌な予感が再び頭をよぎるようになってきた。新型コロナウイルスの感染第4波が起こるのではないかという懸念である。そう思わせる根拠は3つ。 ひとつは新規感染者数が増加に転じたことである。デルタ株の感染比率が高まった6月時点で […]
ワクチン接種の進展を受けて、新型コロナウイルス対策が新たな段階を迎えようとしている。対策の前提が大きく変わってきているためだ。具体的には感染状況を判断するために重視するデータの見直し、集団免疫の実現に向けたワクチン接種率
物価の高騰が止まらない。ドイツ連邦統計局が12日発表した6月の卸売物価指数は前年同月比10.7%増となり、第2次石油危機の渦中にあった1981年10月以来およそ40年ぶりの大きな上げ幅を記録した。同物価の上昇は5カ月連続
ドイツ連邦統計局が8日発表した5月の輸出高(暫定値)は営業日数・季節要因調整後ベースで1,122億ユーロとなり、前月を0.3%上回った。増加は13カ月連続。新型コロナウイルス感染症が同国で流行する直前の昨年2月に比べると
ドイツ連邦統計局と連邦経済省が7日発表した5月の鉱工業生産指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.3%減(暫定値)となった。減少は2カ月連続。半導体不足が深刻な自動車業界の生産調整が響いたもようだ。経済省は
中道右派の与党キリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)が9月の連邦議会選挙に向けて打ち出した財政政策を経済界が批判している。独産業連盟(BDI)の文書をもとに12日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じたもので、
欧州中央銀行(ECB)は8日、1年半にわたり実施してきた金融政策の戦略見直しの結果、物価上昇率の目標をこれまでの「2%未満でそれに近い水準」から「2%」に変更すると発表した。物価の一時的な上振れを容認することで、強力な緩
JX金属は5日、新会社JXメタルズ・サーキュラー・ソリューションズ・ヨーロッパ(JXCSE)を独フランクフルトに設立すると発表した。使用済み車載用リチウムイオン電池(LiB)リサイクル事業と電池材料事業を推進していく。8
中国企業ファラシス・エナジーがドイツに車載電池工場を建設する計画が、少なくとも先送りされることが明らかになった。江蘇省鎮江のメイン工場立ち上げに当面、注力することを決めたためだ。欧州生産拠点の設置計画見直しも進めることか
自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は13日、中国電池大手の国軒高科との協業を進化させると発表した。独北部のザルツギターにあるVW工場内に車載電池セルの生産施設を共同建設するほか、VWグループの量産車向け「統一セル(
独自動車大手オペルのミヒャエル・ローシェラー社長は8日、親会社ステランティスのイベント「EVデー2021」で、欧州で販売する車両を2028年から電気自動車(EV)に一本化する意向を表明した。ステランティスの電動化戦略に基
自動車部品・ゴム製品大手の独コンチネンタルは12日、予知保全分野のスタートアップ企業であるイスラエルのフィーリット(Feelit)にマイノリティ出資したと発表した。フィーリットの技術を自社製品に統合し、IoT分野の競争力
特殊化学大手のエボニックは8日、独ルール地方のマールに建設したポリアミド12(PA12)工場の竣工式を行った。今後は個々の生産工程で操業を開始し、10-12月期にフル稼働体制に入る予定だ。 PA12は軽量で安定性、耐熱性
化学大手の独オルネクスは12日、投資会社アドベントが同社をタイのPTTグローバル・ケミカル(GC)に売却することで合意したと発表した。取引金額は約40億ユーロ。規制当局の承認を経て取引が10-12月期に完了すると見込んで
化学大手の独BASFは12日、2021年12月期の業績予測を引き上げた。上方修正は今年2度目。1-3月期に引き続き4-6月期も事業が好調だったことから、売上高を従来の「680億~710億ユーロ」から「740億~770億ユ
高級乗用車大手の独BMWが7日発表した上半期のグループ販売台数は前年同期比39.1%増の133万9,080台となり、過去最高を更新した。コロナ禍前の19年同期を7.1%上回っている。 全体をけん引したのは電動車で、148
電機大手の独シーメンスは7日、全米鉄道旅客公社(Amtrak)が実施した車両入札で落札に成功したと発表した。受注額は34億ドル。同社の鉄道部門が北米で獲得したものとしては過去最大となる。 電力を利用したハイブリッド電車な
商用車・鉄道車両用ブレーキ大手の独クノールブレムゼは7日、独自動車照明大手ヘラーの買収に向けた協議を打ち切ったことを明らかにした。詳細な分析を行った結果、ヘラーの技術・製品取得に伴うシナジー効果が当初の想定よりも小さいこ
自動車部品大手の独コンチネンタルは9日、中国南西部の重慶にソフトウエアとシステムの開発拠点を開設した。世界最大の市場である同国で開発力を強化。顧客メーカーのニーズと市場のトレンドに迅速に対応できるようにする。年末までにソ
自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)グループは9日、2021年1-6月期の営業損益が約110億ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(14億9,000万ユーロ)から大幅に好転したことを明らかにした。コロナ禍で落ち込んだ販
化学大手の独コベストロは12日、2021年12月期の営業利益(EBITDA)を従来予測の「22億~27億ユーロ」から「27億~31億ユーロ」へと引き上げた。下半期の業績見通しがこれまで以上に良好になったため。4-6月期の
フランクフルト市地域エネルギー会社マイノバとKDDI傘下のデータセンター運営会社テレハウス・ドイチュラント、不動産開発のインストーン・リアル・エステートは8日、データセンターの排熱を利用した地域暖房プロジェクトを発表した
欧州連合(EU)の欧州委員会は8日、ディーゼル車の排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を浄化するために用いるアドブルー(尿素水溶液)のタンクの分野で独自動車大手ダイムラー、フォルクスワーゲン(VW)グループ、BMWが違
独消費者センター全国連盟(vzbv)は7日、自動車大手ダイムラーを相手取って集団代表訴訟を起こしたと発表した。同社の乗用車に排ガスを不正に操作するソフトウエアが搭載されていたと訴えている。排ガス不正に絡んで集団代表訴訟を
独自動車工業会(VDA)のヒルデガルト・ミュラー会長は7日、同国の今年の乗用車販売予測を引き下げた。半導体不足で生産調整が行われていることを踏まえたもので、従来予測の前年比8%増の315万台から3%増の300万台へと引き
ドイツ機械工業連盟(VDMA)は7日、中国がドイツを抜いて世界最大の機械輸出国になったことを明らかにした。コロナ禍の影響が大きく、今年は再びドイツが首位になる可能性が高いものの、長期的には中国が継続的にトップを維持するよ
独電気電子工業会(ZVEI)が8日発表した同国電機業界の5月の新規受注高は前年同月を49.1%上回り、前月に引き続き急増した。比較対象の20年5月はコロナ禍で受注が28%落ち込んでおり、その反動で大きく伸びたという事情は
ドイツ連邦統計局が9日発表した5月の住宅建築価格は前年同月を6.4%上回り、2007年5月以来14年ぶりの大きな上げ幅となった。コロナ禍からの世界経済の回復を背景に幅広い業界で原料や部材、部品が不足。その影響が建材にも及
勤務を少なくとも部分的に自宅で行う被用者の割合は6月に28.4%となり、前月の31.0%から低下したことが、Ifo経済研究所の調査で分かった。6月は可能な限り在宅勤務を行うことを企業と被用者に義務付けるルールがそれまでに
感染力の特に高い新型コロナウイルスのデルタ株(インド株)が一段と拡大している。ロベルト・コッホ研究所(RKI)の7日の発表によると、6月21~27日の週(2021年第25週)のドイツの新規感染者に占める同株の割合は前週の
新型コロナウイルスに感染した人の4割以上で症状がまったくないことが、独マインツ大学医学部が実施した大規模な調査で分かった。知らず知らずのうちに他人を感染させるケースが多いことが改めて浮き彫りになった。 調査グループは25
欧州医薬品庁(EMA)は9日、独ビオンテック/米ファイザー連合と米モデルナの新型コロナウイルスワクチンについて、接種後に心筋炎や心膜炎が「ごくまれに起こり得る」との分析結果をまとめ、副反応として製品情報に記載するよう勧告
コロナ禍の発生を受けて在宅勤務の意義が認知されてきた。うまく活用すれば労使ともにメリットがあることが明らかになったためだが、被用者に在宅勤務の請求権を認める恒久的な法律は現時点で存在しない。それでも場合によっては自宅での