2021年7月28日

余白一滴

自動車は汎用品と化し、差別化のカギはOSとサービスなどハード以外の分野が握ることになる――。ご存じのように、CASE革命に伴う大きな変化として指摘されていることである。部品を集めて組み立てる水平統合が最適の事業モデルとな […]

被災地に国と州が緊急支援、総額4億ユーロ

ドイツ政府は21日の閣議で、大規模洪水の被災地に差し当たり2億ユーロの緊急支援を行うことを決定した。州も総額2億ユーロを拠出することから、支援額は計4億ユーロとなる。本格復旧のためには数十億ユーロ規模の支援を実施する意向

企業景況感6カ月ぶり悪化、部品不足と感染拡大で

Ifo経済研究所が26日発表した7月のドイツ企業景況感指数(2015年=100)は100.8となり、前月を0.9ポイント下回った。同指数の低下は6カ月ぶり。Ifoのクレメンス・フュスト所長は「中間財の供給不足と新型コロナ

経済省からのエネルギー行政分離、緑の党が目論む

連邦議会選挙を2カ月後に控え、ドイツの主要政党は政権入り後の獲得ポストや省庁再編について様々な皮算用を行っている。与党となる可能性が高い緑の党はエネルギー行政の権限を経済省から分離することを目指しているもようだ。『フラン

モデルナ製ワクチン接種対象、12歳以上に拡大=EMA

欧州連合(EU)の欧州医薬品庁(EMA)は23日、米モデルナの新型コロナウイルスワクチンについて、接種の対象年齢を現行の18歳以上から12歳以上に拡大するよう勧告した。欧州委員会の正式な承認を経て、加盟国がそれぞれ最終判

メルセデスベンツ―EVに特化、電池セル生産に再参入―

独ダイムラーの乗用車・バン子会社メルセデスベンツは22日、市場の動向によっては2030年までに内燃機関車の販売を停止し、電気自動車(EV)に特化する見通しを明らかにした。二酸化炭素(CO2)の排出規制強化を踏まえたもの。

BASF―ポルシェと協業、車載セル用正極材供給へ―

化学大手の独BASFは21日、電気自動車(EV)用電池の分野でフォルクスワーゲン(VW)の高級スポーツ車子会社ポルシェと協業すると発表した。電池セルの正極材を供給するほか、電池残材のリサイクルを引き受ける。ポルシェの電池

カスタムセルズ―ポルシェなどが出資―

リチウムイオン電池セルの開発・製造を手がける独スタートアップ企業カスタムセルズは26日、投資会社ブイスクエアド・ベンチャー、468キャピタル、高級車大手ポルシェの3社が同社の新たな出資者になると発表した。3社から得る資金

台湾積体電路製造―独に工場建設も―

半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)がドイツに半導体工場を建設する可能性が出てきた。劉徳音会長は26日の株主総会で、「ドイツを真剣に検討している」と明言した。同国の主要顧客と今後、工場について協議する

ABB―自律走行搬送ロボットのASTI買収―

スイス電機大手のABBは20日、自律走行搬送ロボット(AMR)の有力メーカーであるスペインのASTIモバイル・ロボティクスを買収することで合意したと発表した。ロボットを利用した自動化ソリューション分野でポートフォリオを拡

DMG Mori―業績予測を引き上げ、上期受注は59%増―

DMG森精機の独子会社DMG Moriは23日の決算発表で2021年12月期の業績見通しを引き上げた。6月中間期決算が好調だったうえ、好景気が下半期も続くと予想されるためで、売上高を従来予測の約18億ユーロから約19億5

ドイツポスト―ブルガリアのドローン企業と提携―

独物流大手のドイツポストDHLはこのほど、貨物輸送ドローンの製造・運用を手がけるブルガリアのドロナミクス(Dronamics)と提携契約を結んだ。ドローンを活用する当日配達ネットワークの構築・運用で協業する。来年初めにも

ビオンテック―マラリアワクチン開発へ―

独バイオ医薬品企業ビオンテックは26日、マラリアワクチンの開発に着手すると発表した。マラリアに対しては現在、効果の高いワクチンが存在しない。優れた製品の開発に成功すればマラリア撲滅につながる可能性がある。世界保健機関(W

シュターダ―サノフィ製品を欧州20カ国で販売―

製薬大手の独シュターダは27日、仏同業サノフィと販売協定を締結したと発表した。サノフィの一般医薬品(OTC)およそ50ブランドを欧州20カ国で11月から販売する。シュターダはサノフィからOTC 13ブランドの権利を6月末

ビレロイ&ボッホ―業績回復、売上は32%増加―

食器やキッチン家具、衛生陶器の有力メーカーである独ビレロイ&ボッホが20日発表した2021年6月中間期決算の営業損益(EBIT)は3,900万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(1,000万ユーロ)から大幅に改

ヴォノヴィア―同業との合併が失敗、TOBの成立条件に届かず―

ドイツ最大の賃貸住宅会社ヴォノヴィアと競合ドイチェ・ヴォーネンの合併計画が失敗した。ヴォノヴィアは26日、合併に向けて実施したドイチェ・ヴォーネンに対する友好的な株式公開買い付け(TOB)で目標に届かなかったことを明らか

ダイムラー

自動車大手の独ダイムラーが21日発表した2021年4-6月期の純損益は35億9,800万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(20億100万ユーロ)から大幅に好転した。コロナ禍で落ち込んでいた需要の回復が大きい。売上高は4

スペインとオランダが高感染地域に

ロベルト・コッホ研究所(RKI)は23日、スペインとオランダを新型コロナウイルスの「高感染地域」に指定した。これに伴い、ワクチン接種が完了していない人は27日以降、両国からドイツに入国する場合、自主隔離を義務付けられるよ

上期の電動車シェア、約3倍の22.5%に

ドイツ連邦陸運局(KBA)が22日発表した電動車の上半期の新車登録台数は31万2,507台となり、前年同期(9万3,980台)の3.3倍に拡大した。購入補助金が昨年7月以降、大幅に引き上げられたことが大きい。乗用車新車登

「ボッシュに損賠責任なし」、VW排ガス不正で最高裁が判断

自動車大手フォルクスワーゲン(VW)グループの排ガス不正に用いられたソフトウエアの製造元であるボッシュにVWの株主が損害賠償を請求していた訴訟で、ドイツの最高裁である連邦司法裁判所(BGH)は20日、訴えを退ける判決を下

ビオンテックのワクチン、アフリカで生産へ

独バイオ医薬品企業ビオンテックと米製薬大手ファイザーは21日、両社が共同開発した新型コロナウイルス用ワクチンの生産を南アフリカの企業に委託することを明らかにした。同ワクチンがアフリカ大陸で生産される初のケースとなる。南ア

粗鋼生産4カ月連続で増加、6月は+38%に

独鉄鋼業界団体シュタールが22日発表した6月の粗鋼生産高は前年同月比38.2%増の342万1,000トンと大きく拡大した。増加は4カ月連続。世界経済の回復で需要が伸びていることが大きい。比較対象の2020年6月はコロナ禍

レバークーゼンの化学工業団地で爆発事故

独西部のレバークーゼンにある化学工業団地で27日午前、巨大な爆発事故が起きた。28日午前までに2人が死亡し、31人が負傷したことが確認されている。安否不明は5人。 特殊ごみの焼却施設がある敷地内で9時40分頃に事故が起き

洪水の鉄道インフラ被害13億ユーロに

ドイツ鉄道(DB)は23日、同国西部を襲った歴史的な洪水で鉄道インフラが受けた被害の総額が約13億ユーロに達するとの中間報告を発表した。すでに復旧作業を開始しているものの、完全復旧には長い時間がかかる見通しで、年内の修復

操短による収入減を被用者が拒否、解雇は妥当か

新型コロナウイルスの流行を受け、操業時間を短縮する企業が昨年春に急増した。需要が激減したり、店舗営業の停止命令が当局から出されたりし、他に選択肢がなかったためである。 操短の対象となった被用者は賃金の代わりに国から操短手

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