ドイツ経済ニュース

Conergy AG―風力発電事業売却―

経営難の太陽電池メーカー独Conergy(ハンブルク)は9日、子会社EPURONが管理する風力発電パーク事業の一部を投資ファンドImpax Asset Managementに売却すると発表した。経営資源をソーラー発電分野 […]

Bayer AG―ポリカーボネート事業本部を中国移管―

化学・製薬大手の独Bayer(レバークーゼン)は9日、アジア太平洋事業の強化戦略を打ち出した。2016年までに上海に約10億ユーロを投資、中国語圏市場の売上高を2015年までに2009年の21億ユーロから約50億ユーロへ

Beiersdorf AG―事業再編に2.7億ユーロ計上へ―

ボディー・ヘアケア用品大手の独Beiersdorf(ハンブルク)は10日、大がかりな事業再編計画を発表した。業績不振の化粧品を中核事業から外すほか、ブランドの数を削減。中国事業でのれん代の評価損も計上し、2010~12年

Gerresheimer AG―新興国などで小型買収検討―

医薬品用包装材の大手メーカー独Gerresheimer(デュッセルドルフ)が小型買収を通して新興国事業を強化する意向だ。同社のウヴェ・レールホフ社長への取材をもとに10日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じた。

Tui AG―海運大手Hapag-Lloyd株売出しへ―

旅行大手のTui(ハノーバー)が旧子会社である海運大手Hapag-Lloydの株式を市場に放出する。同社は2日、投資銀行Credit Suisse、Goldman Sachs、Grennhillに対し売出しの準備を委託し

Patrizia Immobilien AG―不動産ファンドを買収―

不動産大手の独Patrizia(アウグスブルク)は9日、州立銀行HSH Nordbankの不動産ファンド子会社LB Immo Invest GmbH(ハンブルク)を買収すると発表した。買収を行うのは1984年の創業以来初

Evonik

化学大手Evonikの取締役会が発電部門Steagの資本51%をノルトライン・ヴェストファーレン州の市営エネルギー公社7社からなるコンソーシアムに売却することを決定したことが13日、明らかになった。取引はEvonikの監

Tengelmann

独小売大手Tengelmannは13日、同社が38%出資する米老舗スーパーGreat Atlantic & Pacific(A&P)が連邦破産法11条に基づく会社更生手続きの適用を申請したと発表した。

「紳士泥棒」、銃撃戦の末死亡

独西南部の中核市カールスルーエで10日、銀行強盗事件が発生した。犯人は2人組の男女で、通報を受けて駆けつけた警察官と銃撃戦を展開した末に射殺された。2人はカールスルーエ周辺やラインラントファルツ州南部で過去15年間、銀行

独自動車業界、企業の9割が2011年の増収見込む

ドイツの自動車業界が先行きに自信を見せている。コンサルティング大手プライスウォーターハウスクーパース(PwC)が独自動車・部品メーカー202社を対象に実施したアンケート調査によると、「2011年の売上高が増加する」との回

独フォード社員に収賄容疑、事務所などに立ち入り捜査

ケルン検察当局は13日、独フォードの事務所や社員宅、取引先など計30カ所に立ち入り捜査を実施した。同社の社員が取引先から賄賂を受け取っていた容疑が浮上したため。メディア報道によると、この事件で独フォードが受けた被害は少な

電機業界が好調、10月受注は前月比7%増に

独電気電子工業会(ZVEI)が9日に発表した2010年10月の業界受注高は営業日数・季節要因調整後の実質で前月を7%以上、上回った。国外受注が15%増と好調で全体をけん引。国内は横ばいにとどまった。前年同月比の受注変動率

ランダウの地熱発電所、地震の発生源に

独ラインラント・プファルツ州政府は8日、同州ランダウで2009年に発生した地震について、「同地の地熱発電所が地震の発生源になった可能性が高い」とする外部専門家による鑑定結果を明らかにした。州政府は同鑑定結果を受け、今後は

ダイヤ研磨の仕組み解明

ダイヤモンド砥粒(とりゅう)でダイヤモンドを研磨する際、ダイヤモンドの最表面がガラス状炭素(アモルファスカーボン)に変換されることを、フラウンホーファー材料力学研究所(IWM)の研究チームがコンピューターシミュレーション

民間医療保険の販売手数料が高騰、金融監督庁が警告

ドイツ連邦金融監督庁(BaFin)は9日、民間医療保険の販売に関して国内の業界各社に警告文書を送付したことを明らかにした。成約に際して保険会社が代理店に支払う手数料が高騰するとともに、他の医療保険からの顧客の引き抜き競争

独IPO、2011年は5~6件か

13日付『フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)』紙がフランクフルトに在住する投資銀行アナリストの予測をもとに報じたところによると、2011年にドイツで株式公開(IPO)する企業は5~6社にとどまる見通しだ。11年の上

セメント会社のカルテル疑惑、欧州委が本格調査開始

欧州連合(EU)の欧州委員会は10日、セメント会社がカルテルを結んでいる疑いで、関係各社に対する本格的な調査を開始したと発表した。対象企業は未公表だが、独ハイデルベルクセメント、仏ラファルジュなど世界的大手が軒並み調査を

任意の手当、1回限りであることを明記しないと既得権化

年末などに任意の手当を3年連続無条件で支給すると、従業員や企業OBには4年目以降、手当受給の既得権が発生することは以前、このコラムで紹介した(2010年2月24日号)。既得権化を防ぐにはその意思を明確な表現で支給対象者に

建設大手ホーホティーフにカタールが出資

建設大手の独ホーホティーフは6日、中東の産油国カタールを新たな出資者として迎え入れる計画を公表した。同社はスペインの同業ACSに敵対的な買収を仕掛けられており、今回の措置は防御策としての意味合いが強い。カタールはサッカー

独エネルギー大手EnBWから仏EDFが資本撤退

独バーデン・ヴュルテンベルク(BW)州のシュテファン・マップス首相は6日、同州に本社を置くエネルギー大手EnBWの株式45.01%を仏国営電力会社EDFから買い取ることを明らかにした。EDFはEnBWの買収を目指したもの

旧東独の核廃棄物、ロシア移送を環境相が不許可に

ドイツのノルベルト・レットゲン環境相は6日、旧東ドイツの核廃棄物をロシアに移送する計画を当面許可しないと発表した。輸送先となる露マヤーク再処理工場の安全性に疑問を持っているためで、懸念が払しょくされるまでは許可できないと

クリスマス商戦の好調続く

クリスマスの4週間前の土曜日(11月27日)に本格化した年末商戦は1週間後の4日(土)も順調に推移したもようだ。寒波と大雪に到来にもかかわらず、商店街には引き続き買い物客が殺到。独小売業中央連盟(HDE)のシュテファン・

10月小売売上、前月比2.4%増に

ドイツ連邦統計局が1日発表した2010年10月の小売売上高(小売売上の約76%を占める計7州のデータに基づく暫定値。自動車販売店を除く)は前月を名目で2.4%上回り(季節要因・営業日数調整)、名目値に物価変動を加味した実

寒波で景気減速の恐れ

11月末に始まった寒波と大雪の影響でドイツ経済が減速する懸念が浮上してきた。ドイツ商工会議所連合会(DIHK)の主任エコノミストは3日ロイター通信に対し、「例年よりも早い冬の到来は2010年最終四半期の成長を鈍らせる可能

スイスのGDP成長率、第3四半期は0.7%に

スイス経済省経済管理局(SECO)が2日発表した同国の2010年第3四半期国内総生産(DGP)は前期比で実質0.7%拡大した。第2四半期(同0.8%)に比べ伸び率はやや鈍ったものの、個人消費と企業投資が増加し、輸出の不振

ECBが資金供給措置を延長、信用不安で「出口戦略」後退

欧州中央銀行(ECB)は2日にフランクフルトで開いた定例政策理事会で、金融市場に資金を無制限供給する措置の延長を決めた。アイルランドなどの信用不安で市場が動揺していることを受けたもの。トリシェ総裁は前月、景気は基本的に回

Porsche Automobil Holding SE―50億ユーロ増資を株主承認―

高級車大手Porscheの株主総会が11月30日、本社所在地のシュツットガルトで行われ、総額50億ユーロの増資計画が承認された。増資はVolkswagen(VW)と合意した経営統合の要をなすもので、今回の決議により両社の

BASF SE―スチレン系樹脂事業を英Ineosと合弁化―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は11月30日、スチレン系樹脂事業の合弁会社を英同業Ineosと折半出資で設立すると発表した。中東メーカーなどとの競争激化や利益率の低下、需要変動の激しさを踏まえた措置。独

BASF SE―マレーシア国営Petronasと提携拡大へ―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は6日、マレーシア国営石油大手Petronasと特殊化学品の現地生産に向けた実現可能性調査を共同実施することで基本合意したと発表した。両社はすでにマレーシアの合弁会社BAS

BASF SE―Cognis買収、EUが条件付き承認―

欧州連合(EU)の欧州委員会は11月30日、独化学大手のBASFが独同業Cognisを買収する計画を条件付きで承認したと発表した。BASFは競争上の問題に対応するため、塗料、接着剤などの原料となるヒドロキシモノマー関連の

ThyssenKrupp AG―通期決算で黒字転換―

鉄鋼系複合企業のThyssenKrupp(エッセン)が11月30日発表した2010年9月通期決算の最終損益は9億2,700万ユーロの黒字となり、前期の赤字(18億7,300万ユーロ)から大幅に改善した。経済危機の発生後に

Manroland AG―Oceと提携―

オフセット輪転印刷機の世界最大手メーカー独Manroland(オッフェンバッハ)は1日、キヤノン傘下の高速大判デジタルプリントシステム大手・蘭Oceと提携合意したと発表した。グラフィック産業向けのデジタルソリューション事

3M―スイスの研削盤メーカーに友好的TOB―

大手複合企業の米3M(セントポール)は6日、スイスの研削盤メーカーWinterthur Technologies AGに対する株式公開買い付け(TOB)計画を発表した。研磨盤事業を強化することが狙い。TOB計画はWint

Novartis AG―MR1,400人削減へ―

製薬大手のNovartis(スイス・バーゼル)は1日、米国の従業員1,400人を来年初頭に削減すると発表した。製薬業界では特許切れや各国の医療制度改革を背景にリストラの動きが強まっており、スイスのRoche、独Bayer

Deutsche Boerse AG―ロシア企業に熱い視線―

欧州取引所大手の独Deutsche Boerseがフランクフルト市場へのロシア企業の誘致に注力している。ロシア企業の新規株式公開(IPO)で先行する英London Stock Exchangeや香港証券取引所を追撃。国外

Gothaer Versicherungsbank VVaG―ポーランドPTUを買収―

独保険大手のGothaer(ケルン)は2日、ポーランドの同業Polskie Towarzystwo Ubezpieczen S.A.(PTU)の株式を他の大株主から買い増し買収すると発表した。将来性の高い中東欧事業の強化

Sanofi-Aventis

仏製薬大手Sanofi-Aventisの独法人Sanofi-Aventis Deutschland GmbHは11月30日、フランクフルト近郊のハッタースハイムにある医薬品開発の動物実験施設を2011年末で閉鎖すると発表

Airbus

欧州航空機大手のAirbusは1日、中距離機「A320」の燃費を15%改善することを明らかにした。顧客や競合の圧力を受けた措置で、今後10億ユーロ以上を投資。エンジンと主翼を改良し、2016年から次世代機の納入を開始する

Eon

エネルギー大手の独Eonは1日、ロシアのガス大手Gazpromの株式3.5%を放出すると発表した。ロシアの国営銀行VEBに2.7%を譲渡することで合意、残り0.8%はすでに市場で売却した。売却収入は34億ユーロで、含み益

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