経済産業情報

人工網膜で文字認識に成功、来年にも販売承認見通し

チュービンゲン大学のエーバーハルト・ズレンナー教授を中心とする研究チームが、人工網膜の精度を大幅に引き上げることに成功した。臨床試験で被験者として協力したフィンランド人男性は、リンゴやバナナ、ナイフ、フォークなどの物体を […]

パソコンから受信料徴収は妥当=最高裁

インターネットへの接続が可能なパソコンに放送受信料を課すことの是非をめぐる係争で、最高裁の連邦行政裁判所は10月27日、課金は妥当との判断を示した。判決理由で裁判官はテレビないしラジオを受信できる機器をすべて受信料の徴収

公開型不動産ファンド、清算3本に

公開型不動産ファンドで新たに2本の清算が決まった。Aberdeenが10月22日、「Degi Europe」(運用資金13億ユーロ)の清算を決定したのに続き、Morgan Stanleyも26日、「P2 Value」(8

スイスに不動産バブル懸念、中銀総裁が警鐘

不動産市場の過熱懸念がスイスで強まってきた。スイス国立銀行(中銀)のフィリップ・ヒルデブラント総裁は10月28日、「拡張的な金融政策が続けば続くほど、リスクが高まる」と発言。不動産バブルの兆候が出ているとの認識を示した。

前ヘッセン州首相が建設大手の社長に

独建設大手ビルフィンガー・ベルガーの監査役会は10月29日、ヘッセン州のローラント・コッホ前首相を次期社長に任命することを決定した。コッホ氏はまず来年3月1日付で取締役に就任、同7月1日付でヘルベルト・ボートナー現社長の

祖父の現金1万8,000ユーロを窃盗

18歳の少年が祖父宅から現金1万8,000ユーロを盗む事件がドイツ南部で起きた。バイエルン州アンスバッハの警察当局が10月29日、明らかにした。 \ 少年は25日、バーデン・ヴュルテンベルク州のクライルスハイムにある祖父

国内乗用車販売、独自工会が290万台強に上方修正

ドイツ自動車工業会(VDA)のマティアス・ヴィスマン会長は1日付『ヴェルト』紙掲載のインタビュー記事のなかで、今年の国内乗用車販売台数を従来予想の「280万~290万台」から「290万台をやや上回る」に引き上げた。受注の

独機械業界9月受注28%増に、拡大幅は縮小

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が2日発表した加盟企業の9月の受注高は前年同月比28%増となり、2ケタ台の伸びを確保した。これまでに比べると増加幅は縮小しているものの、VDMAのトーマス・リントナー会長は経済危機後の特需が

樹脂・ゴム加工機械業界、売上予測15%増に引き上げ

ドイツ機械工業連盟(VDMA)はこのほど、樹脂・ゴム加工機械業界の2010年売上成長率予測を春に提示した11%から15%へと上方修正した。同業界と顧客業界の業績が当時の予想を上回るスピードで回復していることを反映させた。

電力料金、来年は最大10%上昇か

ドイツの電力料金は来年、最大で10%上昇するもようだ。再生可能エネルギーの助成金負担総額が70%上昇するため、電力料金の値上げが避けられなくなる。値上げの予告は11月第1週中にも始まると予想されている。 \ 再生可能エネ

グラム陰性菌でパラジウムのナノ粒子調製に成功

グラム陰性菌を利用してパラジウム(Pd)水溶液からPdの微粒子を析出させることに、ギーセン大学とオーフス大学(デンマーク)の研究チームが成功した。従来の手法では金属の分離・濃縮から高機能材料化(ナノ粒子調製)まで多段階の

世界最大のバイオマス炭化プラント稼働

バイオマス炭化装置の製造・設置・運営を手がけるスイスのAVA-CO2(本社:ツーク)は10月26日、独カールスルーエでバイオマス炭化処理プラントの稼働を開始した。処理能力は年8,400トンで、世界最大規模という。日刊紙『

新型国民IDカードの交付開始

従来の紙製に代わる新型の国民IDカード(電子IDカード)の交付が1日、ドイツでスタートした。個人情報を記録した非接触型ICチップが内蔵されており、RFIDリーダーを用いることでオンラインバンキングや電子商取引、電子政府な

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エネルギー独最大手のエーオンは21日、独電力市場に関する調査レポートを発表し、同社が業界2位のRWEとともに市場を寡占しているとの批判に反論した。独市場の勢力図はここ数年間で大きく変化していると指摘、2社による寡占という

肥満を引き起こす酵素を発見

ギーセン大学のトーマス・ヴァルター教授を中心とする合同研究チームが、中性エンドペプチダーゼ(NEP、別名ネプリライシン)が肥満に大きくかかわっていることを突き止めた。チームは今回の発見が新たな抗肥満薬の開発につながること

「寿司レストランの半数に問題」=食品管理当局

連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)は21日、食料品および食料品を取り扱う事業所を対象に昨年実施した立ち入り調査の結果を発表した。対象となった事業所は54万5,000カ所で、その24%が食品関連の法令に違反。特に病院と寿

プライベートブランドのシェアが初めて低下

これまで上昇を続けてきたスーパーマーケット市場におけるプライベートブランド(PB)商品のシェアが昨年、初めて低下した。市場調査大手GfKの調査をもとに22日付『ハンデルスブラット』紙が報じた。 \ PB商品のシェア拡大は

法令違反の人事に事業所委の拒否権

ドイツ企業には従業員の利害を代表する事業所委員会(Betriebsrat)という社内機関があり、同委は経営に関する様々な分野で共同決定権を持つ。人事はそうした分野の1つで、事業所体制法(BetrVG)99条には人事情報を

ローマとルター、500年目の和解?

ローマとルターは水と油の関係である。ローマからみればルターはキリスト教の普遍性を体現するカトリック教会を真っ二つに引き裂き、プロテスタントを産み出した「張本人」に他ならない。ルターの側もローマを「ネズミの巣」「悪魔の巣窟

駆動装置・フルードパワー業界が急回復

ドイツ機械工業会(VDMA)の駆動装置、フルードパワー両部会は21日、独両業界の生産高が今年、経済危機発生前の2006、07年水準まで回復するとの見通しを明らかにした。昨年急減した受注がV字回復しているためで、両部会の部

バイオエタノール10%混合ガソリン、1月から市販へ

ドイツ政府は27日の閣議で、バイオエタノールを10%混合したガソリンの販売に向けた政令案を承認する予定だ。同案は燃料の質に関する欧州連合(EU)指令を国内法に転換するもので、閣議承認後は州の代表で構成される連邦参議院で審

肥料販売、K2OとP2O5が大幅増

ドイツ連邦統計局が21日発表した国内肥料販売統計によると、2009年7月~2010年6月の酸化カリウム(K2O)販売量は前年同期比102.5%増の36万トンと大幅に拡大した。比較対象の08年7月~09年6月はK2Oの販売

海上貨物取扱量、上期は8.1%増加

ドイツ連邦統計局が21日発表した2010年上半期の海上貨物取扱量は1億3,810万トンで、前年同期から8.1%増加した。景気回復が反映された格好で、特に輸入量は11.2%増の8,390万トンと大きく伸びた。ただ、経済・金

ドイツ鉄道、長距離料金を8年ぶり据え置き

ドイツ鉄道(DB)は13日に発表した新しい料金体系で、長距離列車の料金を8年ぶりに据え置いた。自動車や旅客機との競争が厳しいほか、車両エアコンの相次ぐ故障で不評を買ったことに対応したもようで、1年間有効の料金割引カード「

ダイムラーがカーシェアリング本格化

自動車大手の独ダイムラーは18日、ドイツ第2の都市ハンブルクでカーシェアリング事業を立ち上げると発表した。自動車の所有に関心を持たない消費者が先進国の若者を中心に増えていることなどに対応。都市内での移動の利便性を提供する

消費者の再可エネ助成負担、来年は大幅増に

EnBWなどの送電事業者は15日、再生可能エネルギー電力向け助成負担額が現行のキロワット時(kWh)当たり2.047セントから2011年には同3.53セントへと上昇するとの試算を明らかにした。太陽電池を中心に発電設備の設

一般世帯の光熱消費量、05~09年で実質6.7%減少

ドイツ連邦統計局が18日発表した国内世帯の昨年の光熱消費量は気温の変化を除いた実質で6,560億キロワット時(kWh)となり、2005年比で6.7%、00年比では13.9%減少した。住宅の断熱効果や省エネ技術の向上のほか

BASFが有機金属構造体の量産化に成功

化学大手の独BASFが錯体の一種である有機金属構造体(MOF)の量産技術を開発した。これまでに比べ簡単かつ高効率で製造できるようになったほか、従来の技法で必要だった有機溶媒を一切使用しないのが特徴。既存の製造プラントで対

鉄鉱石大手2社が合弁断念、独カルテル庁の審査など影響

ドイツ連邦カルテル庁の広報担当者は14日、鉄鉱石世界2位のリオ・ティントと同3位のBHPビリトンがオーストラリアの事業を合弁化する計画を承認しない考えを表明。両社はその数日後の18日に合弁計画の撤回を発表した。同庁は国内

ICタグで災害救助を迅速化、空港で大規模演習

フランクフルト国際空港で9日、大規模な災害救助訓練が実施された。今回の訓練では災害時の救急治療に欠かせないトリアージ(識別票)にRFID(ICタグ)を取り付けたトリアージタグ(トリアージICタグ)を初投入。従来の手書き式

独テレコムの敗訴確定、EU罰金めぐる訴訟で

欧州連合(EU)の欧州司法裁判所は14日、欧州委員会が独通信最大手ドイツテレコムに対して、国内市場での独占的な地位を悪用して同業他社から不当に高い回線使用料を徴収していたのはEU競争法に違反するとして罰金支払いを命じたこ

一部区間の欠航でも補償金は全区間ベースで算出=最高裁

フライト欠航の結果、当初予定の便に乗り継げず目的地到着が翌日にずれ込んだことを受け、乗客が蘭航空大手KLMに全区間の運賃の返済を求めていた係争で、独最高裁の連邦司法裁判所(BGH)は14日、乗客の請求を認める判決(訴訟番

高齢社員、生産性向上には「若手と一緒に働く」

欧州経済センター(ZEW、マンハイム)が12日公表した高齢社員活用に関する全国調査レポートで、高齢社員と若手社員がチームを組んで仕事をすることで生産性が飛躍的に向上することが明らかになった。また、体力の衰えに合わせたオフ

「ベッド税」の危うい皮算用

2003年に「セックス税」を導入して話題となったケルン市が今月から通称「ベッド税」を導入し、またもや注目を浴びている。セックス税は風俗嬢から1日当たり6ユーロ、風俗店から床面積10平方メートル当たり同3ユーロを徴収すると

世界最長の鉄道トンネルがスイスで貫通

スイスのエルストフェルト(ウーリ州)とボディオ(ティチーノ州)を結ぶ鉄道トンネル「ゴッタルト基底トンネル」が15日の14時17分、貫通した。全長は56.7キロメートル(km)で、日本の青函トンネル(53.9km)を抜いて

受難劇と床屋

バイエルン州の小村オーバーアマガウで10年に1度上演されるキリスト受難劇(Passionsspiele)が3日、無事終了した。上演回数は5月15日の開幕から合わせて109回。世界各国から実に50万人を超える訪問客があり、

ガスパイプライン計画ナブッコが遅延の見通し

カスピ海地域の天然ガスを、ロシアを迂回して欧州に輸送する「ナブッコ」プロジェクトが足踏み状態に陥っている。天然ガス供給予定国との契約締結が遅れているためで、プロジェクトを実施するかどうかの最終決定は当初予定の今年から来年

導電性樹脂、新技術で製造時間短縮

繊維強化樹脂(CFRP)に電導性を持たせるために添加するカーボンナノチューブ(CNT)を簡単に作成する技術をフラウンホーファー応用素材研究所(IFAM)が開発した。大気圧プラズマを用いてCNTの表面構造を変化させ、ポリマ

機械業界生産高、2011年は8%増見込む

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は7日、独業界の2011年の生産高が前年比8%増の1,750億ユーロに拡大するとの予測を発表した。伸び率は2010年予測の6%をやや上回るものの、世界的に景気の減速が見込まれることから、控え

独粗鋼生産、9月は前月比3.9%減に

独鉄鋼業界団体Stahlは11日、2010年9月の国内粗鋼生産高が前年同月比で4.2%増の331万1,000トンに拡大したものの、前月比では3.9%減少したと発表した。保守点検作業のほか、複数の施設で技術的な問題があった

エコ電力増加で送電網3,500キロメートルの新設が必要に

政府系の再生可能エネルギー研究促進機関Denaによると、風力発電や太陽光発電の拡大に対応するため、ドイツでは今後10~15年の間に最大3,500キロメートルの高圧送電網を新設する必要がある。総工費は約60億ユーロに上る見

家庭用電力料金2.1%上昇 再可エネが負担に

独エネルギー水道産業連合会(BDEW)はこのほど、今年上半期の家庭用電力料金が前年同期から2.1%上昇したと発表した。年間消費量が3,500キロワット時(kWh)の親子3人の標準世帯の電力料金は月69.1ユーロ。太陽光発

書籍見本市、来場者減少も取引は活発

世界最大の国際書籍見本市「フランクフルト・ブックフェア」が6~10日の5日間、開催された。期間中の来場者数は前年を3.8%下回る27万9,325人に減少したものの、出展者数は前年より3%上多い7,539社に拡大。また会場

公的年金への不安拡大、金融危機と財政難響く

公的年金に対するドイツ人の信頼が揺らいでいる。世論調査機関のアレンスバッハがポストバンクの委託で実施した老後の備えに関する最新アンケート調査によると、就労者の37%が「国家の財政難で年金受給額が減少する」と回答。「財政難

独世帯の6割が投資信託で資産運用 大半はそれと知らず

欧州経済センター(ZEW、マンハイム)が5日発表した投資信託調査レポートで、投資信託に出資している世帯が57%に達することが明らかになった。受益者が直接に投信契約を結ぶ世帯は全体の4分の1にとどまっており、大半は保険・年

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