K+S AG―競合の買収標的に、大株主BASFが資本撤退で―
肥料大手K+S(カッセル)が競合の買収標的となる可能性が高まっている。大株主のBASFが保有する同社株10.3%を11日にすべて放出したためだ。 \ K+Sは1971年から1993年にかけてBASFの子会社だった。BAS […]
肥料大手K+S(カッセル)が競合の買収標的となる可能性が高まっている。大株主のBASFが保有する同社株10.3%を11日にすべて放出したためだ。 \ K+Sは1971年から1993年にかけてBASFの子会社だった。BAS […]
中堅小児薬メーカーのInfectoPharm(ヘッペンハイム)の業績が好調だ。売上高は過去10年間で4倍に拡大、2010年は6,050万ユーロを記録した。今年も2ケタ台の成長を見込んでいる。マンフレート・ツェルナー社長へ
化学大手のBayerは14日、ポリウレタンの原料MDIの生産能力を拡大すると発表した。需要の増加に対応する狙い。独ブルンスビュッテル工場に約1億ユーロを投じて、同工場の生産能力を現在の20万トンから42万トンへと引き上げ
化学大手のWacker Chemieは14日、高純度多結晶シリコンの生産能力を2012年までに1万トン拡大すると発表した。計1億3,000万ユーロを投資。独ブルクハウゼン工場の生産能力を現在の3万2,000トンから3万7
独樹脂加工業界全国連盟(GKV)が9日発表した2010年の業界売上高は前年比14.0%増の513億ユーロとなり、経済危機前の08年水準までほぼ回復した。業界企業の72%は今年も売り上げが拡大すると見込んでおり、今後の見通
欧州メディア大手の独アクセル・シュプリンガーが新聞・出版用紙をロシアから調達する方向で交渉を進めている。原料価格高騰を理由に欧州の製紙大手が大幅な値上げを実施したことに対応。ロシアからの調達により用紙市場の競争を活性化さ
極めて高い撥水性により優れた氷結防止性能を持つ表面構造をフラウンホーファー界面工学・バイオテクノロジー研究所(IGB)などのプロジェクトチームが開発した。ポリウレタンにプラズマを照射して特殊な凹凸表面を形成するのが特徴(
化学大手の独BASFは1日、肥料事業の大部分を売却する方針を明らかにした。放出するのはベルギーのアントワープにある複数の生産施設と、仏東部オットマールスハイムにある合弁会社PEC-Rhinの資本50%で、年産能力は約二百
ドイツ化学工業会(VCI)は2日、2011年の業界生産成長率が2.5%となり、前年の11.5%から大きく減速するとの見通しを明らかにした。新興国で需要の伸びが鈍化しているほか、国内景気のけん引車が化学製品の利用規模が小さ
食塩水から高い除菌力を持つ中性電解水(電解水)を作り出すシステムを、ザールラントの新興企業Water Cleanが開発し販売を開始した。隔膜電解法という手法を用いて次亜塩素酸ナトリウムを生成するのが同システムのポイントで
人工関節の培養に特化したバイオ企業co.don(テルトフ)の将来に薄日が差してきた。米国で特許がようやく認められたほか、増収と融資で今後の事業資金も確保できたためだ。アンドレアス・バルトルシュ社長へのインタビューをもとに
2010年10-12月期(第4四半期)決算で1億4,500万ユーロの純損失を計上し、前年同期の黒字(1億5,300万ユーロ)から赤字に転落。シエーリング・ブランドの評価損などに伴う特別損失が膨らみ、四半期ベースで7年ぶり
自動車大手の独Volkswagen(VW、ヴォルフスブルク)が炭素製品大手SGL Carbonの株式8.18%を取得したことが2月28日、分かった。SGLは高級車大手BMWと車両軽量化につながる炭素繊維素材の開発・生産で
化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)が2月24日発表した2010年12月期決算の売上高は前期比26.0%増の638億7,300万ユーロとなり、過去最高を更新した。景気回復が反映された格好で、営業利益(EBIT
化学大手の独Henkel(デュッセルドルフ)が2月25日発表した2010年12月期決算の営業利益(EBIT)は前期比59.5%増の17億2,300万ユーロとなり、過去最高を更新した。景気回復で特に接着剤の需要が伸びたほか
医薬品卸売・小売大手の独Celesio(シュツットガルト)を中国2位の製薬会社・上海医薬集団が買収するとの観測が浮上してきた。経済紙『ハンデルスブラット(HB)』が金融筋の情報として2月24日報じたもので、Celesio
ドイツ製紙事業者連盟(VDP)が2月23日の年次記者会見で発表した2010年の業界生産・出荷高は2,320万トンとなり、前年から10%増加した。輸出が好調だったほか、国内販売も増加。経済危機前の08年の水準を上回った。売
2010年12月通期決算の純利益は6億3,210万ユーロで、前年の3億6,630万ユーロから急増。米バイオテクノロジー機器大手ミリポアの買収による収益基盤拡大が反映された。薄型テレビ、パソコンなどに使われる液晶の販売も好
高級車大手の独Audi(インゴルシュタット)は16日、機械大手の独Voithと提携することで基本合意したと発表した。繊維強化プラスチック(FRP)の量産技術を車両向けに共同開発する。新たなハイテク素材やリサイクル技術の開
二酸化炭素(CO2)を原料に樹脂を合成するパイロット施設が17日、レバークーゼンの化学工業団地(CHEMPARK)で稼働を開始した。化学大手バイエル、アーヘン工科大(RWTH)などの産学チームが開発したもので、地球温暖化
化学的な成分を使用しないオーガニック化粧品の需要が急速に拡大している。2010年の独市場規模は7億9,500万ユーロで、前年から11%拡大。9%増となった09年に引き続き、高い伸びを記録した。化粧品市場に占める割合は09
医薬品をインターネットで購入する消費者が増えている。独情報通信業界連盟(Bitkom)の委託で市場調査会社のARISが14歳以上の消費者1,003人を対象に1月に実施したアンケート調査報告によると、ネット薬局の利用者は1
バイオ医薬品開発の独Evotecは9日、独同業のKinaxo Biotechnologies GmbHを完全買収すると発表した。がん治療薬の開発能力を強化する狙い。取引金額は約1,200万ユーロで、医薬品開発の進捗に応じ
連邦政府は2日の閣議で食品・飼料法の改正案を承認した。1月に起きたダイオキシン事件で、食の安全管理体制の不備が露呈したことに対応。今後は食品・飼料メーカーと民間の成分検査機関に検査結果の報告・通報を義務づける意向だ。改正
2009年に倒産した中堅化繊メーカーの独Trevira(ボービンゲン)は7日、タイの同業Indorama Venturesと伊Sinteramaが同社を買収すると発表した。今後はIndoramaとSinteramaの国際
肥料大手の独K+S(カッセル)は7日、カナダのカリウム鉱山会社Potash Oneに対する株式公開買い付け(TOB)で普通株を約9.3%確保し、出資比率を90.9%に拡大したと発表した。今後はカナダの企業法に基づいて他の
室温で動作するナノメートルオーダーのスピンスイッチを、キール大学のライナー・ヘルゲス教授を中心とする研究チームが発見した。有機ニッケル化合物に光応答性リガンドが結合したもので、光を照射して起こる光異性化反応と、これに付随
ドイツ連邦統計局によると、2009年にがんで死亡した人は21万6,128人となり、死因の4分の1を占めた。がんの死因で最も多いのは肺がん・気管支がんで、4万2,221件に上る。男性のがん死亡患者は11万6,711人、女性
製薬・化学大手の独Merck(ダルムシュタット)が市販薬(OTC)事業の売却を検討している。競争力を維持するには事業規模が小さすぎるうえ、事業拡大に向けて他社を買収するにしても現時点では手ごろな価格の案件が見当たらないた
Bayerの医薬品部門Bayer HealthCare(レバークーゼン)は1月28日、インドの同業Zydus Cadilaと共同で現地に医薬品販売の合弁会社を設立すると発表した。バイエルは同国の医薬品市場で存在感が薄く、
独塗料・印刷インキ工業連盟(VdL)はこのほど、2011年の国内市場規模が前年比5%増の50億ユーロに拡大するとの見通しを発表した。伸び率は2010年の6%をやや下回るものの、自動車や電機・機械産業からの引き合いが引き続
透明電導膜の素材にカーボンナノチューブ(CNT)を用いたタッチスクリーンをフラウンホーファー生産工学自動化研究所(IPA)が開発した。現在主流の酸化インジウムスズ(ITO)製の透明電導膜と異なり資源枯渇の懸念のあるインジ
製薬・化学大手の独Bayer(レバークーゼン)がインドで製薬会社の買収を検討している。農業化学事業などに比べ現地での存在感が薄いためだ。アジア事業を統括するヴォルフガング・プリシュケ取締役が『フランクフルター・アルゲマイ
医薬品大手の独Boehringer Ingelheimは18日、米バイオ大手Amgenからカリフォルニア州フリモントにある開発・生産拠点を買収すると発表した。同拠点では大腸がん治療薬「Vectibix」を生産しており、B
独バイオ業界団体のBio Deutschlandと業界専門誌『transkript』は18日、バイオ企業の事業見通しに関するアンケート調査結果を公表した。それによると、経営の現状に関しては肯定的な回答が減少したものの、今
家畜飼料や鶏卵、食肉から発がん性物物質のダイオキシンが検出された問題で、化学・獣医学研究所は21日、食用廃油が汚染源であることを明らかにした。汚染された飼料や農産物と同じ種類のダイオキシンが調査対象の食用廃油から検出され
チュービンゲン大学のカーリン・クリンゲル教授を中心とする国際研究チームが、インフルエンザウイルスを宿主の細胞核に運び込むアダプター分子の特定に成功した。チームは今回の発見が新たな抗インフルエンザ薬の開発につながることに期
化学大手の独Lanxess(レバークーゼン)は12日、子会社のRhein Chemieが離型剤とバルダーを製造するアルゼンチンのDarmexを買収すると発表した。タイヤメーカー向け事業を強化する考え。取引価格は公表してい
製薬大手の独Boehringer Ingelheim(インゲルハイム・アム・ライン)は11日、糖尿病分野で同業の米Eli Lillyと提携したと発表した。両社が開発中の医薬品をそれぞれ2つ持ち寄り、共同開発・販売する計画
化学大手のEvonikは14日、製薬大手Boehringer Ingelheimの医療用生分解性ポリマー(Rosmer)事業を買収すると発表した。自社の当該事業を強化する狙い。買収価格は公表しないことで合意した。取引は3
化学大手の独Beiersdorf(ハンブルク)が11日発表した2010年12月期暫定決算の営業利益(EBITベース)は5億7,900万ユーロとなり、前期から1%減少した。主力のコスメティック部門の事業再編に特別費1億2,
製薬大手の独Bayer(レバークーゼン)は5日、これまで関節手術後の静脈性血栓塞栓予防薬として販売してきた医薬品「Rivaroxaban(商品名Xarelto)」を新たに心房性細動治療薬などとして投与することの認可を欧州
製薬・化学大手の独Merck(ダルムシュタット)は5日、中国の細胞用培地メーカーBeijing Skywing Technology Co., Ltd.を完全買収すると発表した。現地のワクチンメーカーやバイオ企業との関係
特許薬の価格取り決めに関する法令(AMNOG)が1日ドイツで施行された。同法令は新薬の価格をメーカーが一方的に決定できるこれまでの方式を、健保との交渉によって取り決める方式へと改めるもので、膨張の一途をたどる医療費の抑制
今月3日に表面化した飼料の汚染事件が新たな局面を迎えている。問題を引き起こした企業の飼料原料から許容値の73倍に上るダイオキシンが検出されたほか、欧州連合(EU)の他の加盟国にも汚染の疑いのある卵が出荷されていたことが発
人工透析世界最大手の独Fresenius Medical Care(FMC、バート・ホンブルク)は4日、蘭Euromedicグループの透析事業(IDC)を買収することで合意したと発表した。IDCは成長市場の東欧に強く、F
肥料大手の独K+Sが化学大手の米Dow Chemicalをニューヨークの裁判所に提訴した。Dow Chemicalから塩メーカーMorton Saltを買収した際の取引価格15億7,600万ドル(約12億ユーロ)が不当に
独特許薬業界団体VFAは12月21日、ドイツ市場で発売された特許薬が昨年24件だったと発表した。1997年以来の高水準となった前年(37件)に比べ大幅に減少。2006年以来の低水準へと落ち込んだ。 \ 新薬を疾患分野別で
農業科学大手のBayer CropScienceは16日、遺伝子組み換え(GM)ライスの開発で同業のBASF Plant Scienceと提携すると発表した。BASFの技術を用いてBayerのハイブリッド米「Arize」
コスメティック大手の独Beiersdorfは20日、ハイエンドブランドのJuvena(ボディーケア)とMarlies Moeller(ヘアケア)をオーストリアの同業Troll Cosmeticsに売却すると発表した。同社