ドイツマルチメディア業界の動き

グーグルがミュンヘン工科大を支援、人材確保の狙いも

IT大手の米グーグルは16日、独ミュンヘン工科大学を支援することで合意した。人工知能(AI)やロボット分野で最先端技術の開発を支援するとともに優秀な人材を確保することが狙い。総額1億2,500万ユーロを投じる。 若い研究 […]

企業・機関の7割がサイバー攻撃の標的に

ドイツの企業・機関の70%が2016~17年の2年間にサイバー攻撃を受けていたことが、連邦情報技術セキュリティ庁(BSI)のアンケート調査で分かった。攻撃を受けた企業・機関の半数ではITシステムへのアクセスやシステム改変

デジタル化進展で雇用は大幅減か

経済のデジタル化の進展が雇用にもたらす影響を巡って、ドイツの経済界でちょっとした波紋が広がっている。きっかけは同国が官民挙げて取り組む経済のIoT化戦略「インダストリー4.0(I4.0)」を推進する主要団体である情報通信

ワン―自社商品の販売開始―

ネット保険分野のスタートアップ企業である独ワン(One、ベルリン)は1日、同社初の保険商品の販売を開始した。事業免許を1月中旬に独金融監督庁(BaFin)から取得しており、オットノバ(Ottonova)、エレメント(El

リフト

アプリを用いた配車サービスを手がける米リフトが同社初の欧州拠点をドイツ南部のミュンヘンに開設する。新拠点では自動運転用のソフトウエア開発に取り組む。具体的な計画はないものの、欧州での配車サービスも視野に入れている。リフト

コンチネンタル

自動車部品大手の独コンチネンタルは5日、米IT大手のエヌビディアの車載人工知能プラットフォーム「エヌビディア・ドライブ」をベースに自動運転システムを開発することで両社が合意したと発表した。最終定にハンドルとブレーキのない

BMWの自動運転開発連合に現代自が参加か

独自動車大手のBMWグループなど3社が2016年に発足させた自動運転プラットフォームの開発連合に韓国の現代自動車が参加するとの観測が浮上している。独『アウトモビルボッヘ』紙が5日、報じたもので、数週間前から交渉を行ってお

BMW―カーシェア合弁ドライブナウを完全傘下に―

高級車大手の独BMW(ミュンヘン)は29日、レンタカー大手ジクストからカーシェア合弁ドライブナウの資本50%を譲り受け完全子会社化すると発表した。BMWは競合ダイムラーとカーシェア事業を統合する計画のようで、メディア報道

ボッシュ―売上記録更新―

自動車部品大手の独ボッシュ(シュツットガルト)が30日発表した2017年12月期暫定決算の売上高は前期比6.7%増の約780億ユーロとなり、過去最高を更新した。営業利益(EBIT)も23.3%増の約53億ユーロと好調で、

シーメンス―IoT用OSのユーザー団体を18社と共同設立―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は24日、同社が開発・運用するクラウドベースの産業用IoTオペレーティングシステム(OS)「マインドスフィア」のユーザー団体「マインドスフィア・ワールド」をパートナー企業18社と共同で

SAP―顧客管理ソフト会社を買収、クラウド事業強化へ―

企業向けソフト大手の独SAP(ヴァルドルフ)は30日、顧客関係管理(CRM)ソフトの米カリダス・ソフトウエアを買収することで合意したと発表した。SAPはクラウド事業の強化に取り組んでおり、昨年9月にも消費者ID管理・アク

SAP―仏に20億ユーロ投資、スタートアップ支援拠点開設も―

業務用ソフト大手の独SAP(ヴァルドルフ)は22日、フランス事業の強化方針を発表した。同国がデジタル分野の技術革新で重要性を増しているためで、今後5年間で最大20億ユーロを投資。スタートアップ企業の支援拠点も開設する。マ

地方部でネット通販が急拡大、人口と店舗の減少が追い風に

人口が少ない地方部でネット通販の需要が増えている。都市部への人口集中などを受けて地方の人口が減りスーパーや専門店も少なくなっているためだ。独電子商取引・通販全国連盟(BEVH)のクリストフ・ヴェンケフィッシャー専務理事は

V2Xで運転支援システムの機能向上、ボッシュなどが実証

自動車部品大手の独ボッシュは24日、車両とあらゆるものをつなぐ通信技術であるセルラーV2Xの共同実証試験で、先進運転支援システム(ADAS)の機能向上が確認できたと発表した。リアルタイムの通信により運転の安全性、効率が一

トゥロ―独市場参入―

個人間(P2P)カーシェアリングの米最大手トゥロは19日、ドイツでサービスを開始した。同社は独自動車大手ダイムラーの出資を受けており、ダイムラーが「クルーブ」ブランドで展開してきた独P2P事業を統合する形で事業を展開。同

商品分野で実店舗とネットを使い分け

ドイツの消費者の多くは商品分野によって実店舗とネットショップを使い分けていることが、情報通信業界連盟(Bitkom)のアンケート調査で分かった。Bitkomは14歳以上のネットユーザーを対象に「実店舗よりもネットショップ

BMW―米社買収でモバイル駐車ソリューション最大手に―

高級車大手の独BMW(ミュンヘン)は16日、モバイル駐車サービス北米最大手のパークモバイルを買収したと発表した。モビリティーサービス事業の強化戦略に基づく措置。今回の買収により世界最大のデジタル駐車ソリューション事業者と

アウト・アインツ―ソフトバンクが出資―

ソフトバンクが自動車販売ポータルを運営する独アウト・アインツ(ベルリン)に資本参加する。英『フィナンシャル・タイムズ』紙などが報じ、アウト・アインツが15日に追認したもので、中東の政府系ファンドやアップル、シャープなどと

ヒア―自動車部品大手2社が出資へ―

デジタル地図大手の蘭ヒア(エイントホーフェン)は4日、自動車部品大手の独ボッシュとコンチネンタルが同社にそれぞれ5%出資することを明らかにした。コンチネンタルとは自動車分野での協力関係を拡大する。ボッシュとはデータを活用

ダイムラー―仏配車サービス最大手を買収―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は12月21日、配車サービス仏最大手プレヴェの過半数資本を取得することで合意したと発表した。モビリティーサービス事業の国際化を一段と推し進める考えで、同分野の有力企業である米ウ

VW

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は8日、米ラスベガスの家電見本市CES会場で、米半導体大手エヌビディアのドライバーアシスト・プラットフォーム「ドライブⅨ」を採用すると発表した。同プラットフォームには顔認識による車

フェイスブックに独占的地位濫用の疑い、独当局が調査

ドイツ連邦カルテル庁は12月19日、SNS大手の米フェイスブックを独占的な地位濫用の疑いで調査していることを明らかにした。外部サイト・アプリの利用データをフェイスブックが収集・利用することの承認をサービス利用の条件として

企業のデジタル化評価は肯定的、売上増44%に 雇用は縮小

ドイツ商工会議所連合会(DIHK)は19日、デジタル化に関する企業アンケート調査の結果を発表した。デジタル化の進展で「売上が増加する」などの肯定評価が多かった一方で、支出増など負担の拡大やセキュリティリスク、標準の欠如と

IBM―ダイムラーと協業、量子コンピューター実用化に向け―

IT大手の米IBMは14日、量子コンピューターの分野で自動車大手の独ダイムラーと協業すると発表した。IBMは同コンピューターの実用化に向け大学や企業と協業しており、その一環として自動車分野での利用の可能性をダイムラーと共

デリバリー・ヒーロー―増資で買収資金確保へ―

出前注文仲介サイトを運営するドイツのスタートアップ企業、デリバリー・ヒーロー(ベルリン)は6日、増資計画を発表した。市場資金を今後の買収に充てる考え。同社は買収資金を確保する目的で6月に新規株式公開(IPO)を実施したば

グッドゲーム・スタジオ―同業に身売り―

ゲームソフト開発の独グッドゲーム・スタジオ(ハンブルク)は7日、スウェーデンの同業スティルフロントが同社を買収することで合意したと発表した。グッドゲームは売り上げの縮小が続いていることから、身売りにより事業の安定化を図る

DMG Mori―デジタルツイン開発で合弁―

DMG森精機の独子会社DMG Mori(ビーレフェルト)は11月27日、独エンジニアリング企業ハイテック(HEITEC)と合弁会社を設立すると発表した。オートメーション分野のソリューション開発することが狙い。工場や製品な

ドアツードア―国外進出へ―

ライドシェアなどモビリティソリューションを開発するドイツのスタートアップ企業ドアツードア(Door2Door、ベルリン)が国外市場に進出する見通しだ。共同設立者であるマクシム・ノホロウディ社長などへの取材をもとに『フラン

ハンブルクがライドシェアの実験都市に、ダイムラーとVWが参入

ドイツ北部の都市州ハンブルクがライドシェアの実験場と化しそうだ。自動車大手ダイムラーのタクシーアプリ子会社マイタクシーは4日、ライドシェアサービスを同市で開始。競合フォルクスワーゲン(VW)のモビリティサービス子会社モイ

I4.0でドイツは国外投資家の買収標的

ドイツはつながる工場「インダストリー4.0(I4.0)」関連のM&A市場で大きな買収標的となっていることが、コンサルティング大手アーンスト・アンド・ヤング(EY)の調査で分かった。EYのパートナーは「ドイツ企業

シーメンス―IoT分野で独IT大手と提携―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は23日、独IT大手ソフトウエアAGとモノのインターネット(IoT)の分野で提携すると発表した。顧客メーカーのデジタル化を支援することが狙いで、メーカーが独自のアプリケーションとサービ

ダイムラー―イスラエルにR&D拠点開設―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は17日、イスラエルのテルアビブに研究開発(R&D)拠点「メルセデスベンツ・リサーチ・アンド・デベロップメント・センター(MBRDテルアビブ)」を開設したと発表した。

ポルシェ―メディア大手と合弁、スタートアップ支援へ―

フォルクスワーゲン(VW)の高級車子会社ポルシェ(シュツットガルト)は20日、独メディア大手アクセル・シュプリンガーと共同でスタートアップ企業支援の合弁会社を設立することで合意したと発表した。デジタル分野で画期的なアイデ

脳波でロボットに指令、フライブルク大のチームが開発

話しかけや仕草を通さずにロボットに意思を伝える技術を独フライブルク大学病院翻訳ニューロテクノロジー研究室(TNT)のチームが開発した。身体を思うように動かせない重度の障害者の生活の質を大幅に改善する技術で、実用化に期待が

コンチネンタル―ITセキュリティのアーガス買収―

自動車部品大手の独コンチネンタル(ハノーバー)は3日、車両用ITセキュリティ分野で高い技術を持つイスラエルの新興企業アーガス・サイバー・セキュリティを買収すると発表した。今後の普及が見込まれるコネクテッドカーと自動運転車

ダイムラー―デジタルサービス事業者を買収―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は6日、デジタルサービス事業者の独CINTEOを買収したうえで社名をメルセデスベンツ.ioに改めたと発表した。単なる自動車メーカーからインターネットを活用したモビリティサービス

フォルクスワーゲン―量子コンピューターでグーグルと協業―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)は7日、量子コンピューターの分野で米IT大手グーグルと協業すると発表した。グーグルの量子コンピューターを利用して渋滞緩和・解消、新素材、自動運転実現の前提となる先

ハロー・フレッシュ―IPOに成功―

食料品のインターネット販売を手がける独ハロー・フレッシュ(ベルリン)は2日、新規株式公開(IPO)を実施した。初値は10.60ユーロで、公開価格(10.25ユーロ)を3.4%上回る水準。公開益3億1,800万ユーロを米国

GFTテクノロジーズ―スペイン同業を買収―

金融機関向けソフトウエアの開発を手がける独GFTテクノロジーズ(シュツットガルト)は16日、スペイン同業のメカニザシオン・デ・エンプレサス(Mecanización de Empresas)を買収すると発表した。不動産業

ツァランド

衣料品と靴のネット通販大手ツァランドは18日、化粧品やヘアケア・ボディケア用品、香水を取り扱う「ビューティ」部門を立ち上げると発表した。ライフスタイル製品を総合的に提供する事業者へと成長するための取り組みの一環で、まずは

アマゾンが独研究所と戦略協業、人工知能分野で

ネット通販大手の米アマゾンは23日、独マックスプランク知能システム研究所(MPI IS)と戦略協業合意したと発表した。人工知能(AI)分野で協力し、音声AIアシスタント「アレクサ」やクラウドサービス「AWS」など自社製品

スマート家電、利用者の4人に3人が満足

ネット接続機能を持つスマート家電を利用するドイツの消費者の74%が機能に満足していることが、情報通信業界連盟(Bitkom)のアンケート調査で分かった。満足度が最も高い製品はシャッターで90%を記録。これにスマートテレビ

ドイツ鉄道―自動運転EVの乗合サービスでプロジェクト―

ドイツ鉄道(DB、ベルリン)は11日、自動運転電気バスを利用した乗合サービスのコンセプトを発表した。基礎自治体や公共交通事業者向けに同サービスを開発する考えで、今後のパイロットプロジェクトと規制動向を踏まえて事業の本格展

フィンテックの資金調達、今年は50%以上増加見通し

ドイツのフィンテック業界が急速に成長しているもようだ。コンサルティング大手アーンスト・アンド・ヤング(EY)の調べによると、今年上半期のベンチャー資本調達額は計3億690万ユーロに上った。昨年通期の3億9,890万ユーロ