ドイツ自動車部品工業界の動き

独グラマー、取締役3名が辞任

自動車向け内装品・シート製造大手の独グラマーは9月24日、ハルトムート・ミュラー最高経営責任者(CEO)、ジェラルド・コルドニエ財務担当取締役(CFO)、マンフレート・プレッチャー技術担当取締役(COO)の取締役3名が、 […]

ティッセンクルップ―会社2分割へ、株主の批判受け―

独複合企業ティッセンクルップ(エッセン)は9月30日の監査役会で、同社を工業会社と素材会社へと分割する計画を承認した。幅広い分野の事業を抱える現在の企業体制に対する株主の批判を受けた措置。今後は分割計画の詳細をまとめ上げ

独エルリングクリンガー、燃料電池事業で選択・集中

独自動車部品大手のエルリングクリンガーは21日、燃料電池事業の経営資源を移動用途(モビリティ)向けのプロトン交換膜型燃料電池(PEMFC)に集中すると発表した。定置用の固体酸化物形燃料電池(SOFC)事業およびSOFCを

ZF、電気自動車と自動運転に5年間で120億ユーロ投資

ドイツの自動車部品大手ZFフリードリヒスハーフェンは、Eモビリティと自動運転技術の開発に今後5年間で計120億ユーロを投資すると発表した。ZFのシャイダー社長によると、インテリジェントなネットワークに接続された商用車は近

デュル ランボルギーニの工場に設備導入

独設備機械大手のデュルは、伊高級自動車メーカーランボルギーニのサンタガタ本社工場(ボローニャ)の設備近代化・拡張工事において組み立てラインと自動搬送システムを納入したと発表した。ランボルギーニは今回のプロジェクトによって

エルリングクリンガー

自動車部品大手の独エルリングクリンガーは21日、固体酸化物形燃料電池(SOFC)事業をエネルギー機器製造の独サンファイヤーに売却すると発表した。SOFCは自動車への投入に適さないことから、燃料電池分野の経営資源を自動車に

ZF、IAA商用車でトラック用ターンアシストシステムを公開

ドイツの自動車部品大手ZFフリードリヒスハーフェンは9月20日からハノーバーで開かれる商用車国際見本市(IAA商用車)でトラック向けの先進運転支援ターンアシストシステムを公開する。 このシステムはトラックの右側面下部に装

国際自動車部品見本市Automechanika、盛況のうちに閉幕

ドイツのフランクフルトで開かれていた世界最大の国際自動車部品見本市「Automechanika」が15日、盛況のうちに閉幕した。今回で25回目となる同見本市には過去最高となる5,000社以上(2016年4,843社)が出

サイテック、独ケムニッツの工場を拡張

産業機械部品や自動車部品を生産する独サイテック・インダストリーテクノロジーは、ドイツのケムニッツにある工場の拡張工事を終え、稼働させた。生産能力を増強するのが狙い。 新工場は既存工場を拡張する形で建設、総額1,200万ユ

ノルマ・グループ、ドイツの自動車メーカーから大型受注

クランプや結束バンドなど締結・接続技術の世界大手企業である独ノルマ・グループはこのほど、ドイツの自動車メーカーから大型受注を獲得したと発表した。契約期間は6年で、ノルマは年最大100万台分のガソリン燃料多層耐食パイプを供

クノールブレムゼ―第4四半期にIPOへ―

ブレーキ大手の独クノールブレムゼ(ミュンヘン)は17日、新規株式公開(IPO)計画を発表した。オーナー一族のティーレ家が間接的に保有する「有意義な規模の非支配株主持分」を売り出す。新株を発行しないことから、公開益は同社に

独マーレ、伊合弁会社を完全子会社化

独自動車部品大手のマーレは、イタリアの合弁会社Behr Thermot-tronik Italia(BTTI)を完全子会社化したと発表した。これによりBTTIの社名はMahle Behr Grugliascoに変わる。

独車部品ZF、ハンガリー工場の拡張完了

独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは6日、ハンガリー北東部のエゲル工場に設置した新工場棟の開所式を行った。新施設では乗用車向けの8段自動変速装置(AT)を生産する。投資額は315億フォリント(9,670万ユー

ポルシェとシューラー、車体部品製造の合弁設立

独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級スポーツカーメーカーであるポルシェと独プレス機械大手のシューラーは9月4日、折半出資で合弁会社を設立する契約を締結した。新合弁会社では、最新技術を活用した「スマートプレスショップ」を

独ベルトラント、今期も増収増益に

ドイツの自動車開発大手ベルトラントが発表した2017/18期第3四半期決算(9カ月)の営業利益(EBIT)は、前年同期比24%増の4,930万ユーロ、売上高は同2.3%増の7億5,260ユーロだった。連結純利益は3,20

独エーベルスペッヒャー、中国に合弁設立

自動車の排気系部品や暖房システムを製造する独エーベルスペッヒャーは8月28日、中国のエンジンメーカー、中国玉柴国際公司(CYI)と合弁会社を設立する契約を締結した。新合弁会社は、中国の商用車向けに排ガス基準「国6」を満た

寧波継峰汽車零部件、独グラマーの株式保有率が約84.23%に

自動車向け内装品・シート製造大手の独グラマーは8月28日、中国の自動車部品メーカー、寧波継峰汽車零部件のグループ会社によるグラマーの株式の保有率が約84.23%になったと発表した。寧波継峰汽車零部件は6月末にグラマーの株

グラマー社長、米中事業を強化

自動車向け内装品・シート製造大手の独グラマーのハルトムート・ミュラー社長はこのほど、今後は、中国事業を強化するとともに、5月に買収を発表した米国の熱可塑性樹脂部品メーカー、トレド・モールディング・アンド・ダイ(TMD)の

CATL、来年にもドイツで営業開始

7月にドイツ中東部のテューリンゲン州に初の国外工場を建設する計画を発表した中国のリチウムイオン電池大手コンテンポラリー・アンペレックス・テクノロジー・リミテッド(寧徳時代新能源科技、CATL)は、来年にもドイツで営業を開

独ヴォルタボックス、18年通期の売上予想を上方修正

独バッテリーシステムメーカーのヴォルタボックスは8月21日、2018年上半期(1‐6月期)の決算発表で、通期の売上予想を従来の6,000万ユーロから、6,500万~7,000万ユーロに上方修正した。一方、Ebit(利払前

独イービーエム・パプスト、中国に新工場

冷却ファンやブラシレスDCモーター(BLDC)、空調用ファンなどを製造するドイツのイービーエム・パプスト(ebm-papst)はこのほど、中国・陝西省の省都西安市の近郊で新工場の鍬入れ式を行った。2019年夏からアジア市

AI研究開発の独新興企業、950万ユーロを調達

人工知能(AI)の新興企業である独ExB Labsはこのほど、資金調達ラウンドで950万ユーロを調達したと発表した。同社は、学習機能を持つソフトウエアプラットフォームを開発している。 同社のソフトウエアプラットフォームは

独コンチ、タンポポ原料タイヤの研究実験施設に装置搬入

独自動車部品大手のコンチネンタルは8月28日、ドイツ北東部にあるメクレンブルク=フォアポンメルン州のアンクラムに建設中の研究実験施設「タラクサガム・ラボ・アンクラム」に最初の装置を搬入したと発表した。同施設では、ロシアタ

コンチネンタル

自動車部品大手の独コンチネンタルは22日、2018年12月期の業績予測を引き下げた。売上見通しの低下やコスト拡大を受けたもので、売上予測を従来の約460億ユーロから約450ユーロへと下方修正。売上高営業利益率(EBIT、

独車部品大手ヘラー、リトアニア工場が稼働

自動車部品大手の独ヘラーはこのほど、リトアニアのカウナス工場が稼働し、欧州に初出荷したことを明らかにした。同工場では自動車のヘッドライト用電子回路基板を生産している。 ヘラーがカウナス自由経済地域(FEZ)に開設した同工

CATL―来年にも欧州事業開始―

中国の車載電池大手、寧徳時代新能源科技(CATL)は来年にも欧州市場での活動を本格的に始動する考えだ。独テューリンゲン州エアフルトに建設するリチウムイオン電池工場の完成は2022年を予定しているものの、生産開始前から新規

グラマー―中国企業がTOBに成功―

自動車シート大手の独グラマー(アムベルク)は28日、筆頭株主である中国の車両内装部品メーカー寧波継峰汽車零部件が同社を対象に実施した株式公開買い付け(TOB)で出資比率を従来の25.56%から84.23%へと引き上げるこ

パラゴン―上期売上42%増加―

自動車部品・センサー製造の独パラゴン(デルブリュック)が21日発表した2018年6月中間期決算の売上高は前年同期比42.1%増の7,860万ユーロと大幅に伸びた。内装・外装部品、エレクトロモビリティ部門で3倍以上の増収を

Wirecard

電動車両用の充電インフラを提供するワイヤーレーンと決済サービス会社ワイヤーカードの独2社が充電スタンドの支払いシステムで協力する。ワイヤーレーンが充電スタンド用のソフトウエアおよびハードウエアを、ワイヤーカードは非接触型

独ボッシュ、英セレス・パワーと戦略提携

独自動車部品大手のボッシュはこのほど、英燃料電池開発会社のセレス・パワー・ホールディングスと戦略提携で合意した。固体酸化物形燃料電池(SOFC)を使用した製品の量産化で協力する。両社は20日、技術開発における提携、ライセ

FEV、タイに子会社設立

独エンジニアリング会社のFEVはこのほど、タイ子会社(FEV Tailand)を設立した。タイでは自動車産業が急速に成長しており、大気質の改善や持続可能なエネルギー供給、高効率な駆動システムなど新しいモビリティ技術の需要

フォス・オートモーティブ、ブルガリアに新工場

エアブレーキホースやクーラントホースなどのチューブ部品などを製造する独自動車部品会社フォス・オートモーティブはこのほど、ブルガリアに新たな生産拠点を設けると発表した。欧州市場における乗用車向けホース部品の需要拡大に対応す

独ユーリッヒ研究所、全個体電池の充電時間を大幅に短縮

ドイツのユーリッヒ研究所はこのほど、全個体電池の充電時間を大幅に短縮することに成功したと発表した。従来は充放電の電流が弱く、フル充電に約10~12時間かかっていたが、充放電の電流を10倍強くすることに成功し、1時間以内に

堀場製作所―電動車電池評価の独社買収―

堀場製作所は10日、電動車用電池や燃料電池の評価技術で定評のある独フューアルコン(FuelCon)を買収することで合意したと発表した。電動車計測事業を強化する狙い。独子会社ホリバ・ヨーロッパを通して株式100%を取得する

ボッシュ―燃料電池開発の英社と戦略協業―

自動車部品大手の独ボッシュ(シュツットガルト)は21日、固体酸化物形燃料電池(SOFC)開発の有力企業である英セレス・パワーと戦略協業合意したと発表した。SOFCの量産化技術を確立する考え。 開発・生産分野で協働するほか

独グラマー、インドに共同出資のR&Dセンター設立

自動車向け内装品・シート製造大手の独グラマーは1日、インド西部のプネーに新しい研究開発(R&D)センターを設立すると発表した。同国の開発サービス会社アリー・グロウ・テクノロジーズ(Ally Grow Techn

コンチネンタル―4-6月営業減益に―

自動車部品大手の独コンチネンタル(ハノーバー)が2日発表した2018年4-6月期(第2四半期)決算の営業利益(EBIT、調整済み)は前年同期比4.7%減の22億2,020万ユーロへと落ち込んだ。車両の電動・デジタル化に向

シェフラー―合弁設立で自動運転分野の技術獲得へ―

ベアリング大手の独シェフラー(ヘアツォーゲンアウラハ)は6日、ドライブ・バイ・ワイヤー技術の有力企業である独パラバン(Paravan)と合弁会社を設立することで基本合意したと発表した。自動運転に関連する分野で技術を獲得す

独車部品フォス、ブルガリアに工場建設

ドイツの自動車部品メーカー、フォス(Voss)がブルガリア北部のロベチに工場を建設する。ロベチ市当局が7月31日明らかにした。工場の立地は同市内にあるバホビツァ工業団地で、敷地面積は1万2,225平方メートル。2019年

FEV、UniplotとSuarez&Bewarderを買収

独自動車エンジニアリング大手のFEVはこのほど、ソフトウエア開発のUniplotとエンジニアリングサービスのSuarez&Bewarderを買収した。自動車の開発能力を強化するのが狙い。 Uniplotは199

上部へスクロール