ドイツ電気電子産業界の動き

オスラム―米社買収、自動車向けLED事業強化へ―

照明大手の独オスラム(ミュンヘン)は21日、米同業ノヴィタ・テクノロジーズ(Novita Technologies)を買収することで合意したと発表した。自動車照明事業を強化することが狙いで、米国市場での競争力向上も目指す […]

電機業界の輸出高、5月は過去最高の139億ユーロに

独電気電子工業会(ZVEI)が21日発表した独業界の5月の輸出高は前年同月比4.7%増の139億ユーロとなり、5月としては過去最高を記録した。先進国(国際通貨基金の分類)向けは4.1%増の91億ユーロ、新興国向けは5.8

独フロイデンベルクIT、スロバキア拠点を開所

ドイツの情報技術(IT)サービス会社フロイデンベルクIT(FIT)は先ごろ、スロバキア南東部のコシツェに現地拠点を開設し開所式を行った。IT産業の盛んな同地に拠点を構え、24時間体制で世界中にサービスを提供することを目的

ハイアール―独でマーケティング攻勢―

白物家電世界最大手の中ハイアール(海爾集団)がドイツ市場でマーケティング活動を強化する。消費者の認知度が低く、販売が振るわないためで、今年はマーケティング投資額を昨年の2倍に拡大する考えだ。欧州事業統括会社ハイアール・ヨ

インフィニオン

半導体大手の独インフィニオンは14日、有機EL大手の米クリーから子会社ウルフスピードを買収すると発表した。電気自動車や再生可能エネルギー、次世代移動通信(5G)インフラなどの成長市場で大きな役割を果たすパワー半導体と高周

ウィンコール製ATMにハッカー攻撃、台湾で不正引き出し

台湾の大手銀・第一銀行は12日、同行の現金自動預け払い機(ATM)から現金7000万台湾元(約200万ユーロ)が不正に引き出されたことを明らかにした。犯人は独ウィンコール・ニックスドルフ製のATMをマウルウエアに感染させ

電機業界の新規受注、5月は3.4%増に

独電気電子工業会(ZVEI)が12日発表した独業界の5月の新規受注高は前年同月を3.4%上回った。ユーロ圏(国内を除く)が5.7%増加。ユーロ圏外と国内もそれぞれ3.7%、2.4%拡大した。 1-5月期は振るわなかった。

3Dプリンターを独メーカーの9割が評価

3Dプリンターがドイツの製造業界で高く評価されていることが、情報通信業界連盟(Bitkom)の企業アンケート調査で分かった。それによると、「3Dプリンターは自社にとってメリットがある」との回答は89%に達した。具体的には

ボディカムの試験利用、ドイツ鉄道が開始

警備員にボディカムを装着させる試験プロジェクトをドイツ鉄道(DB)がベルリンで開始した。職員に対する乗客などの暴行や威嚇が増えていることを受けた措置で、年末まで実施。効果が確認できれば、全国展開する考えだ。 DB職員に対

レジ不正操作を防止へ、法案を閣議承認

ドイツ政府は13日の閣議で、「デジタル記録不正操作防止法案」を承認した。違法なソフトウエアを用いてレジの売上記録を操作し脱税を行う小売店などの増加を受けた措置で、レジ用ソフトの認証取得を義務づけるほか、税務署によるレジの

美的集団―クーカ株75%超を確保―

中国家電大手の美的集団は15日昼(ドイツ時間)、独産業ロボット大手クーカへの株式公開買い付け(TOB)でこれまでに76.4%を確保したことを明らかにした。30%以上の確保を成立条件としていたことから、TOBに成功したこと

インフィニオン、クリー子会社を買収

半導体大手の独インフィニオンは14日、有機EL大手の米クリーから子会社ウルフスピードを買収すると発表した。電気自動車や再生可能エネルギー、次世代移動通信インフラなどの成長市場で大きな役割を果たすパワー半導体、高周波パワー

シーメンス―サウジでガスタービン受注―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)がサウジアラビアでガスタービンを受注した。同国のアワード・アル・アワード駐独大使が経済紙『ハンデルスブラット(HB)』に明らかにしたもので、競合の米ゼネラル・エレクトリック(GE)に競

シーメンス―米で大型受注、風力タービン141基―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は7日、米国の再生可能エネルギー事業者パターン・エナジーから風力発電タービン141基を受注したと発表した。パターン・エナジーの「ブロードビュー・ウインド」プロジェクトに投入するもので、

ディール―ベンチャーキャピタル子会社を設立―

防衛システムや航空宇宙、金属加工、制御機器など幅広い分野で事業を展開する独ディール(ニュルンベルク)は5日、ベンチャーキャピタル子会社ディール・ベンチャーズを設立したことを明らかにした。自社では得にくい斬新な技術を取り込

ティッセンクルップ

独複合企業ティッセンクルップは6日、サウジアラビアの首都リヤドの地下鉄プロジェクト向けにエレベーターとエスカレーターを計641台、受注したと発表した。計6路線のうち1号線と2号線にエレベーターを251台、エスカレーターを

「一般世帯でのEV充電は危険」、電機業界が対応促す

独電気電子工業会(ZVEI)は8日、ドイツの住宅の大半は電気自動車(EV)など電気駆動車の充電に対応しておらず、充電を行うと過大な負担がかかるとして注意を促した。EVやプラグインハイブリッド車の購入者に助成金を交付するル

高齢世帯は移動手段に投資、新車は42%が保有

高齢世帯の新車保有率は生産年齢人口世帯に比べて高いことが、連邦統計局が12日公開したパンフレット「ドイツとEUの高齢者」で分かった。それによると、主たる生計者が65歳以上の世帯では同保有率が昨年42%に達し、同18~64

製造業デジタル化で独仏電機業界団体が連携

独電気電子工業会(ZVEI)は7日、製造業のデジタル化に向けて仏電気電子通信企業連合会(FIEEC)と協力することで合意したと発表した。インダストリー4.0(つながる工場)を実現するためには欧州が一体となって動くことが必

ノルデックス

風力発電機大手の独ノルデックスは4日、同社製タービンの上半期の国内設置件数が前年同期比135%増の134基となり、過去最高を更新したと発表した。1基当たりの発電容量は2.2メガワット(MW)から2.6MWの拡大しており、

電気飛行機の公開初飛行、250kW級モーター搭載で世界初

電機大手のシーメンスは4日、同社製モーターを搭載した電気飛行機の初公開飛行をルール工業地帯のシュヴァルツェ・ハイデ空港で実施した。シーメンスは同モーターをベースに提携先の航空機大手エアバスと共同でハイブリッド航空機を開発

シーメンス―スタートアップ支援の子会社設立へ―

電機大手の独シーメンスは28日、スタートアップ企業の支援業務を統括する新会社ネクスト47を10月に立ち上げると発表した。革新的な技術やアイデアの実現支援を効率化。そうした成果を自社製品に速やかに反映させ競争力を強化する意

高速鉄道で無線LANが不要に、シーメンスが特殊ガラス開発

高速鉄道内で無線LANなしに移動通信端末を利用できる技術を、電機大手の独シーメンスが開発した。断熱・紫外線カットガラスに特殊加工を加えることで特定の周波数帯の電波がガラスを通過できるようにした。 高速鉄道車両の窓には断熱

電機業界輸出、4月は6.6%増に

独電気電子工業会(ZVEI)が22日発表した独電機業界の4月の輸出高は前年同月比6.6%増の144億ユーロに拡大した。ユーロ圏向けが8.0%増の45億ユーロと好調で、主力のフランスとイタリア向けはそれぞれ7.7%増の9億

美的集団―クーカへのTOB提案を正式発表―

中国家電大手の美的集団は16日、独産業用ロボット大手クーカに対する株式公開買い付け(TOB)計画を正式発表した。TOBの条件は5月に表明した計画概要と変わりがなく、出資比率を現在の13.5%から30%超に引き上げることを

シーメンス―風力発電機事業をガメサと合併へ―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は17日、同社の風力発電機事業を再生可能エネルギー発電設備製造の西ガメサと合併することで合意したと発表した。新会社はデンマークのヴェスタスを抜いて風力発電機の世界最大手メーカーとなる見

シーメンス―中国でガスタービン受注―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は21日、中国の天然ガス業者である山西天然气(Shanxi Natural Gas)からガスタービン「SGT-800」4基と付随する発電機4基を受注したと発表した。SGT-800を中国

スロベニアのイドリヤモータース、新工場開所

スロベニアの電気モーターメーカー、イドリヤ・モータース(Ydria Motors)が南部のツェルクニツァに新工場を開設した。投資額は約2,400万ユーロ。同時に親会社の独イービーエムパプスト(EBM Pabst)に合わせ

シーメンス

電機大手の独シーメンスは8日、イスラエルの電力事業者RDエナジーからコンバインドサイクル発電所2カ所の建設をターンキー契約(設計から機器・資材・役務の調達、建設、試運転までを一手に請け負う契約)で受注したと発表した。コン

スマートテレビ訴訟でサムスン敗訴

サムスン製のスマートテレビをインターネットに接続すると顧客の同意なしにデータが同社のサーバーに自動送信されること違法だとしてノルトライン・ヴェストファーレン消費者保護センターが同社の独法人を訴えている係争で1審のフランク

電機業界受注好転、4月2.7%増に

独電気電子工業会(ZVEI)が8日発表した独電機業界の4月の新規受注高は前年同月比2.7%増となり、2カ月ぶりに好転した。国内が3.0%拡大。ユーロ圏(ドイツを除く)とユーロ圏外もそれぞれ2.9%、2.2%伸びた。3月は

シーメンス―日本で風力発電プロジェクト受注―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は6日、電源開発と北拓が出資するジェイウインドせたなから初の受注を獲得したと発表した。北海道せたな町に建設予定の「せたな大里ウインドファーム」向けで、風力発電機を納入するほか、建設、試

東芝―欧州機関車リース市場に参入か―

東芝が欧州の機関車リース市場に参入するとの観測が浮上している。ロイター通信がドイツ鉄道(DB)の内部文書をもとに3日報じたもので、東芝はDBから中古機関車およそ200両を譲り受け、DBやその他の鉄道会社にリースする計画と

洋上風力発電タービンの設置期間を23%短縮

電力大手のバッテンフォールとミュンヘン市エネルギー公社(SWM)は5月30日、洋上風力発電タービンの設置期間を大幅に短縮する方式を電機大手のシーメンスと共同開発したと発表した。両社が北海に開設の洋上風力発電パーク「ザント

電機業界輸出高、1-3月期は2.8%増に

独電気電子工業会(ZVEI)が5月24日発表した独電機業界の第1四半期(1~3月)の輸出高は433億ユーロで、前年同期を2.8%上回った。最大の輸出先である米国向けが3.2%増加。中国向けも2.5%伸びた。 輸出先国トッ

独電化製品市場、第1四半期は1.8%縮小

市場調査大手GfKが5月25日発表した1-3月期(第1四半期)の独電化製品市場規模は前年同期比1.8%減の137億6,800万ユーロに縮小した。イースター休暇が昨年の4月から今年は3月に早まったことなどが響いた格好。計7

WMF

調理器具・家電大手の仏グループセブは23日、キッチン用品・業務用コーヒーメーカー製造の独WMFを投資会社KKRから買収することで合意したと発表した。買収金額は15億8,500万ユーロ。現金10億2,000万ユーロをKKR

シーメンス

電機大手の独シーメンスは24日、同社とトルコ企業ボザンカヤからなるコンソーシアムがタイの公共交通運営事業者であるバンコク大量輸送システム(BTSC)から地下鉄車両22編成を受注したと発表した。アンカラにあるボザンカヤの工

指の仕草で機器を操作、インフィニオンが試作品共同開発

半導体大手の独インフィニオンは20日、指の動作だけでタッチレスで操作できる機器の試作品をIT大手の米グーグルと共同開発したと発表した。両社は「Soli」という名の同技術の開発で昨年5月に提携。1年間で成果を出した。 So

サムスンのスマートテレビに裁判官が疑義

サムスン製のスマートテレビをインターネットに接続すると顧客の同意なしにデータが同社のサーバーに自動送信されることの是非をめぐる裁判の審理が19日、フランクフルト地方裁判所であった。フロヴィン・クルト裁判長は審理のなかで、

クーカ―美的集団がTOB―

中国家電大手の美的集団は18日、独ロボット・自動化機器大手クーカに対する株式公開買い付け(TOB)計画を発表した。クーカの技術を用いて生産効率を引き上げ、人件費を圧縮することなどが狙い。クーカの中国事業拡大戦略を支援でき

OHB―ベンチャー投資子会社設立―

航空宇宙分野の有力メーカーである独OHB(ブレーメン)は23日、ベンチャー投資子会社OHBベンチャー・キャピタルを設立したと発表した。将来性の高い技術を持つ企業を支援。衛星などを低コストで生産できるようにする。新会社は基

シーメンス―がん診断の新興企業を買収―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は17日、医療機器部門シーメンス・ヘルスケアががん診断の新興企業である独NEOニュー・オンコロジーを3月末に買収したと発表した。診断分野のポートフォリオを拡充する狙い。買収金額は明らか

マンツ―電池製造装置がけん引、中国依存鮮明に―

特殊機械製造の独マンツ(ロイトリンゲン)が12日発表した2016年1-3月期(第1四半期)決算の売上高は前年同期比19.5%増の6,450万ユーロと大幅に拡大した。電池製造装置部門が69.1%増の2,790万ユーロと特に

電機業界受注、3月は12%減に

独電気電子工業会(ZVEI)が11日発表した独電機業界の3月の新規受注高は前年同月比12.0%減と大幅に落ち込んだ。今年はイースターの連休が3月に当たったほか、比較対象の2015年3月は大型受注が多かったという事情が背景

シーメンス―1-3月期営業益28%増加―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)が4日発表した2016年1-3月期(第2四半期)決算の産業部門の営業利益は21億1,500万ユーロとなり、前年同期比で28%増加した。コスト削減が奏功。火力発電設備などを手がけるパワー

エレベーターの6割に不具合

ドイツで利用されているエレベーターの少なくとも60%に何らかの不具合があることが、技術監査協会連盟(VdTUEV)がこのほど発表した最新版『設備安全レポート』で分かった。同数値には法令に基づく定期検査を受けていないエレベ

シニアの28%がスマホ利用

65歳以上の高齢者の28%がスマートフォンを利用していることが、独情報通信業界連盟(Bitkom)の調査で分かった。大型画面のいわゆるファブレットや使い勝手の良さ、高齢者のニーズに見合ったアプリが需要を押し上げており、利

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