独電気電子工業会(ZVEI)が21日発表した独業界の5月の輸出高は前年同月比4.7%増の139億ユーロとなり、5月としては過去最高を記録した。先進国(国際通貨基金の分類)向けは4.1%増の91億ユーロ、新興国向けは5.8%増の48億ユーロだった。
先進国向けで伸び率が大きかったのはチェコ(27.1%増の6億5,000万ユーロ)、ポルトガル(22.7%増の1億1,400万ユーロ)、デンマーク(18.0%増の2億ユーロ)、スウェーデン(17.0%増の4億2,800万ユーロ)、日本(15.1%増の1億9,500万ユーロ)、スロバキア(10.3%増の2億ユーロ)。英国は3.1%減の6億8,000万ユーロと振るわず、米国も0.7%減の12億ユーロに落ち込んだ。
新興国向けではインド(29.5%増の1億6,900万ユーロ)、トルコ(26.0%増の3億ユーロ)、ルーマニア(20.8%増の2億5,900万ユーロ)、ブラジル(14.4%増の1億1,600万ユーロ)、メキシコ(14.1%増の1億4,300万ユーロ)が好調で、中国も5.7%増の12億ユーロに拡大した。ロシアは10.6%減の2億ユーロと大きく落ち込んだ。
1~5月の累計の輸出高は722億ユーロで、前年同期を3.9%上回った。先進国向けは4.3%増の477億ユーロ、新興国向けは3.1%増の245億ユーロだった。