大手企業の動向(EUビジネスウオッチ関連)

ダウとデュポンの合併、欧州委が条件付で承認

欧州委員会は3月27日、米化学大手のダウ・ケミカルとデュポンが合併する計画を承認したと発表した。両社が提示した事業売却など競争上の是正策を実施することが条件となる。 ダウとデュポンは2015年12月に合併で合意。新会社「 […]

VWが排ガス不正で米10州と和解、総額1億5700万ドル支払い

欧州自動車最大手の独フォルクスワーゲン(VW)は3月30日、排ガス不正問題に関連して米10州と和解したと発表した。VWはニューヨーク、マサチューセッツ、ペンシルバニアなど10州に対し、大気汚染の制裁金として総額1億5,7

ポルトガル政府がノボ銀を米ファンドに売却

ポルトガル政府は3月31日、国内大手銀行バンコ・エスピリト・サント(BES)の経営破綻を受けて新設されたノボバンコを米投資ファンドのローンスターに売却することで合意したと発表した。ローンスターはノボバンコの株式75%を取

蘭アクゾノーベル、米PPGの新買収提案も拒否

塗料世界最大手のアクゾノーベル(オランダ)は3月22日、米同業PPGインダストリーズから新たな買収提案を受けたが、拒否したことを明らかにした。PPGは買収額を引き上げたものの、なお「当社の価値を反映していない」などとして

英ライドシェア大手Splyt、モスクワ進出

英国のライドシェア大手Splytがモスクワに進出した。ロシア経済誌『コンメルサント』が21日報じた。同社は地域の小規模なタクシー会社やライドシェア企業と連携し、決済などを行うことのできるプラットフォームを提供している。こ

露政府、ロステックのUAC買収を留保

ロシアのマントゥロフ産業商務相は先ごろ、ロシア政府が検討中の国営ハイテク企業体ロステック(Rostec)による航空機メーカー、統一航空機製造会社(UAC)の買収は時期尚早であるとの見方を示した。一方、同相はそうした決定を

ソラリスとシュタッドラー、合弁「ソラリス・トラム」設立

ポーランドのバス製造大手ソラリスとスイスの鉄道車両大手シュタッドラーは先ごろ、ポーランドに合弁会社「ソラリス・トラム」を設立した。同国における路面電車の生産能力を拡充し、中東欧における市場地位を強化する。 新会社にはソラ

米ATM大手NCR、セルビア政府と大学開校に向け提携

米ATM製造大手のNCRは21日、セルビア政府と大学開校のための官民提携(PPP)合意を交わした。世界レベルの教育施設を開設して有能な人材の育成に貢献するとともに、同国での人材確保につなげる戦略だ。ヌーティ最高経営責任者

欧州委、GEのLMウインド買収を承認

欧州委員会は20日、米ゼネラル・エレクトリック(GE)が風力発電用ブレード大手のLMウインド・パワー(デンマーク)を買収する計画を承認したと発表した。風力発電用ブレード市場では独シーメンスなど有力な企業が存在することから

パナソニック、スペイン車部品大手を子会社化

パナソニックは21日、スペインの自動車部品大手フィコサ・インターナショナルへの出資比率を69%に引き上げ、連結子会社化すると発表した。4月末までの手続き完了を予定している。 パナソニックは2015年、車載機器事業を強化す

蘭アクゾノーベル、米PPGの新買収提案も拒否

塗料世界最大手のアクゾノーベル(オランダ)は22日、米同業PPGインダストリーズから新たな買収提案を受けたが、拒否したことを明らかにした。PPGは買収額を引き上げたものの、なお「当社の価値を反映していない」などとして応じ

英ボーダフォン、インド事業を現地企業と統合

携帯電話サービス大手の英ボーダフォンは20日、インド事業を同国の同業アイデア・セルラーと統合することで合意したと発表した。誕生する新会社はバルティ・エアテルを抜き、インド携帯電話サービス市場で最大手に浮上する。 新会社の

RBS銀、英・アイルランドで180支店閉鎖

英大手銀行ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)は23日、英国とアイルランドの支店の1割強に相当する180支店を閉鎖すると発表した。ネットバンキングの利用拡大で窓口業務が減っていることを受けたもの。これに伴い、

GEがハンガリーの販売・サービス拠点を増強

米ゼネラル・エレクトリック(GE)がハンガリーのブダペストにあるグローバル・オペレーション・センターを増強する。政府系新聞『マジャールタイムズ』が16日、ビョルン・ベルガボ同センター長の話として報じた。数百人を新規雇用し

シーメンス、墺ハンガリー系の鉄道会社から機関車受注

電機大手の独シーメンスは14日、オーストリア・ハンガリー系の鉄道会社ラーバーバーン(ROeEE/GySEV)との間で機関車の受注契約に調印した。墺APA通信によると、シーメンスが受注したのは電気・ディーゼル機関車のどちら

シュコダ自、2月販売が過去最高に

チェコのシュコダ自動車が13日発表した2月の販売台数は前年同月比3.1%増の8万1,200台となり、2月としては過去最高を記録した。主力市場の西欧が堅調だったほか、中東欧で二桁の増加幅を記録し、全体を押し上げた。 販売台

自動車部品大手ゲスタンプ、下期に上場へ

スペインの自動車部品大手ゲスタンプは13日、今年下期の上場を計画していることを明らかにした。上場後の時価総額は約37億ユーロに達する見通しで、欧州で今年に入って実施される新規株式公開(IPO)としては最大規模となる。 ゲ

英IAGが長距離LCC事業に参入、バルセロナ拠点に4路線運航

英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)とスペインのイベリア航空の親会社である英インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)は17日、新たな格安航空会社(LCC)「LEVEL(レベル)」を立ち上げ、6月に北

露・トルコ間の経済連携強化、ロスネフチは石油製品追加供給

トルコのエルドアン大統領が10日、訪問先のロシアでプーチン大統領と会談したのに合わせ、両国の経済連携を強める動きがみられた。ロシア石油最大手の国営ロスネフチがトルコに石油製品を追加供給するほか、両国の共同投資基金の立ち上

ハンガリー、レゴランドの誘致を計画

ハンガリー北東部のニーレジハーザにテーマパーク「レゴランド・ディスカバリーセンター」を開設する計画があることが先ごろわかった。同国政府が新たに指定する優先観光地域における開発プロジェクトの1つとして計画されているもので、

独キオン、チェコの生産拠点を増強

独物流・運搬機械大手のキオンは9日、チェコ西部のストジーブロにある生産拠点を拡張すると発表した。約700万ユーロを投じて新工場を設置し、物流設備オートメーション機器子会社デマティックの自動倉庫システム「マルチシャトル」や

米アマゾン、スロバキアに初の物流拠点設置へ

ネット通販最大手の米アマゾンはこのほど、スロバキア西部のセレト近郊に同国初の物流拠点を開設することを明らかにした。首都ブラチスラバまでの距離が約50kmと近いことから設置を決めた。新拠点は床面積6万平方メートルで、今年7

米GE、クロアチア工場に追加投資

米ゼネラル・エレクトリック(GE)がクロアチアのカルロヴァツ工場に1億6,000万クーナ(約2,150万ユーロ)を追加投資する。機械・インフラ設備の近代化を実施し、生産能力の増強を図る。 エネルギー省によると、カルロヴァ

トルコの格安航空ペガサス、イズエアへの出資拡大

トルコの格安航空会社(LCC)ペガサス航空は8日、独エアベルリンが保有するトルコのLCC、イズエアの株式29.51%を取得し、出資比率を98.63%に引き上げると発表した。現地日刊紙『ヒュリエット』によると、買収価格は1

米エマソンが露拠点拡張、石油・ガスプラント向け事業を強化

米電機大手エマソン・エレクトリックがロシア南部のチェリャビンスクにある拠点を拡張する。同国の資源産業の拡大に対応し、石油・天然ガスプラント向け製品の生産やエンジニアリングサービスを増強する。ファー最高経営責任者(CEO)

アエロフロート、16年に黒字転換

ロシアのアエロフロート航空は2日発表した2016年12月通期決算で388億2,600万ルーブル(約6億6,300万米ドル)の純利益を計上し、前期の赤字(64億9,400万ルーブル)から黒字に転換した。経営環境の好転に加え

英スタンダード・ライフ、アバディーンと合併

英国の保険大手スタンダード・ライフと資産運用会社アバディーン・アセット・マネジメントは6日、合併で合意したと発表した。実質的にスタンダード・ライフがアバディーンを買収する形となる。これによって運用資産が約6,600億ポン

ネスレがリンツ工場閉鎖へ、需要低迷で140年の歴史に幕

スイスの食品大手ネスレのオーストリア法人は7日、同国北部リンツにある生産拠点を2018年3月までに閉鎖すると発表した。消費者の嗜好や食習慣の変化に伴う需要の低迷に対応するため、140年の歴史を持つリンツ工場を閉鎖して経営

米IBM、スロバキアでIoTサービスを開始

IT大手の米IBMは3日、スロバキア東部のコシツェでIoT(モノのインターネット)サービスの運用を開始した。中東欧市場を対象に、コグニティブ技術(コンピューターによる対象の認知技術)をベースとした革新的サービスの開発・実

米P&Gがトルコ工場の拡張完了、今後も現地生産を強化

米消費財大手のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は2月28日、イスタンブールに近いコジャエリ県にあるゲブゼ工場の拡張工事を完了し、新施設の開所式を行った。トルコ進出30周年に合わせたもので、投資額は2億5

ズベルバンク、16年は143%の増益

ロシア最大手銀行の国営ズベルバンクが2日発表した2016年12月通期決算の純利益は前年比143%増の5,419億ルーブル(約88億ユーロ)となり、過去最高を記録した。純金利収入の増加と貸倒引当金の減少、経費削減が大幅増益

スイスのRUAG、ハンガリーに航空機部品工場

スイスの軍需・航空宇宙大手RUAGは1日、ハンガリー北東部のエゲルに航空機部品の新工場を設置すると発表した。近・中距離旅客機のエアバス「320」とボンバルディア「CRJ」向けに側板、シートレール、非常口のドア枠などを生産

ハンガリー石油・ガス大手MOL、16年純損益が黒字化

ハンガリーの石油・ガス最大手MOLが2月28日発表した2016年連結決算の最終損益は9億4,100万米ドルの黒字となり、前年の赤字(9億300万ドル)から改善した。売上高は126億ドルで14.3%の減少。営業利益(EBI

チェコのアグロフェルト、ドイツにパン工場設置

チェコの化学・食品企業グループ、アグロフェルト(Agrofert)は先ごろ、ドイツに3億1,500万ユーロを投じてパン工場を設置する計画を明らかにした。パック済みのパン製品及び完全焼成前のパン製品を生産し、ドイツ市場に供

ABBの高圧電力ケーブル事業売却、欧州委が承認

欧州委員会は2月27日、スイスの重電大手ABBが高圧電力ケーブル事業をデンマークのNKTケーブルに売却する計画を承認したと発表した。NKTケーブルは事業を拡充するが、欧州の高圧電力ケーブル市場では強力なライバル会社が存在

LSEと独取引所の合併がとん挫へ、欧州委の要求拒否で

ロンドン証券取引所(LSE)は2月26日、ドイツ取引所と合併する計画について、欧州委員会が提示した承認条件を受け入れない意向を表明した。欧州委が両社に譲歩して条件を緩和することは考えにくいことから、合併のとん挫が濃厚とな

サノフィとロンザ、バイオ医薬品で提携

欧州製薬大手の仏サノフィとスイス同業のロンザは2月27日、バイオ医薬品で提携すると発表した。折半出資の合弁会社を設立し、モノクローナル抗体に活用する哺乳類細胞を培養する大型施設を建設、運営する。 同施設はスイスのフィスプ

エレクトロラックス、米コーヒーメーカー企業を買収

欧州家電最大手のエレクトロラックス(スウェーデン)は2日、コーヒーメーカーなどの製造販売を手がける米グラインドマスター・セシルウェアを買収すると発表した。買収額は1億800万ドルに上る。 グラインドマスター・セシルウェア

ロスネフチ、リビア国営石油に200億ドル投資

ロシア国営石油大手ロスネフチとリビア国営石油会社(NOC)は2月21日、ロスネフチがNOCに対し200億ドルを投資する基本合意を締結した。探査、生産、技術協力、エンジニアの研修などが対象分野となる見通し。今後数カ月かけて

米アマゾン、ポーランドとチェコを増強

ネット通販最大手の米アマゾンは2月20日、ポーランド5番目となる物流拠点を南部ソスノヴィエツに開設することを明らかにした。今年10~12月期の稼働開始を予定している。 アマゾンはポーランドで現在、西部ヴロツワフに2カ所、

米フォード、秋からルーマニア工場でSUVの新モデル生産

米自動車大手フォードは今年秋にルーマニア南部のクラヨバ工場で小型SUV「エコスポーツ」の生産を開始する。それに向けて2億ユーロを投資し、車体製造と組み立て設備を拡充する。フォード・ルーマニアのオルトハム社長がこのほど明ら

露アフトワズが追加リストラ、時短措置は停止

ロシア自動車最大手アフトワズが全従業員の2%に当たる740人を整理する。景気不振に伴う自動車需要の低迷を受けた措置。一方、操業日数は週4日から週5日に戻す。実施時期は明らかにしていない。 1月にはマウレ社長が「今年中の人

米アマゾン、チェコで1000人採用

ネット通販大手の米アマゾンは2月20日、チェコで今年中に1,000人を新規雇用する計画を発表した。プラハの現地本社のほか、同市郊外のドブロヴィースの物流拠点に振り向ける。同物流拠点は床面積9万5,000平方メートルで、2

米P&G、チェコ工場を増強

米消費財大手のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は、チェコ西部ラコヴニーク工場の生産能力を増強する計画だ。同社がこのほど環境当局に提出した計画書によると、総面積27万平方メートルの新生産棟を設置し、洗濯洗

EBRD、トルコの地下鉄車両メーカーに融資

欧州復興開発銀行(EBRD)は2月22日、トルコの鉄道車両メーカー、ボザンカヤ(Bozankaya)に1,000万ユーロを融資すると発表した。同社は昨年、独電機大手シーメンスと共同でタイのバンコク地下鉄用の車両を受注して

ロスネフチ、10-12月期は増益確保

ロシア石油最大手の国営ロスネフチが2月22日発表した2016年10-12月期決算の純利益は520億ルーブル(約8億5,000万ユーロ)の黒字となり、7-9月期の260億ルーブルから倍増した。バシネフチの買収などで増加した

伊ウニクレディトの増資成功、モンテパスキ救済は難航

不良債権問題などで経営が悪化している伊最大手銀行のウニクレディトは23日、財務改善のため実施した130億ユーロの株主割当増資が成功したと発表した。これによって経営健全化に向けて大きく前進したことになる。一方、状況がより深

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